doironには身体を何とか見た目
正常に保つために、常備薬というのが
処方されているので、
ふた月に一度は近所の医者に行き
処方箋をもらいに行っている。
薬の種類はというと、
ほぼ決まっていて、
今は5種類をもらっている。
血液サラサラと血圧とかの
血に関する薬剤だ。
診察では、血圧測定、血流測定と
聴診器程度の見守りくらいなのだが、
二回に一回くらいは血液検査なんかも入れて
メンテをしてもらっているというのが、
doironの闘病生活の一端だ。
で、今回の通院では市の
特定健診の制度を使って、
心電図、血液検査も同時に
実施してもらうことにしました。
無料だしね。
その結果がどんな状況になるかは
まだ判明していませんが、
休肝日を週二回くらいの割合で
ちゃんと設けているので、
肝機能なんかは落ちついて
いるんじゃないかなあと
こっそり思っているのだがどうだろうか。
そんな感じで今回の通院も終えて、
とりあえずは、普段いただいている薬を
近所の薬局に行って
薬をもらいに行くことにしました。
この薬局はつきあいが長いよ。
なにせ、doironが小学生の頃から
営業している薬局で、
子どもの頃は母親に頼まれて
蚊取り線香なんかを買いに
行ったりもしていたところだし、
親父もずっとその薬局を
利用していたから、
親子二代にわたってお世話になっているわけだ。
その日も処方箋を握りしめて
「こんにちは」とその薬局に入っていくと、
店主が飛んできました。
「doironさん、実は悲しいお知らせで
申し訳ないんですが、
今年の三月いっぱいで店をやめる
ことになったんです」とのこと。
この店は夫婦で切り盛りしていて、
たまに娘が手伝ったりする程度なんですが、
なんと閉店なんですかあ。
まあ二人とも80代だろうという
高齢者だから、ある意味当然
ということかもしれないないけどね。
「そうですか。店をやめたら
ゆっくりのんびりしてくださいね」
と言葉を贈ると
「いや、そうじゃなく、
わしに病気が見つかったので
その闘病に入るんだ」とのこと。
聞けばリンパのガンらしい。
「そりゃあ、頑張ってくださいね。
そしたらきっちり直してから
ゆっくりしてくださいね」
と返すと、店主が
「もう子供のころから今まで
ずいぶんとdoiron家のお世話になりました。
長いこと有難うございました」。
まあ昔からお世話になってというのは、
逆に言えば親父を含めて
doiron家は病気がちだったことが
よくわかりますね。
「こちらこそお世話になりました」
と返すのも、なんか微妙に
変な感じです。
しかしそれにしてもずっとずっと
お世話になっていたところが
また一つ消えてゆくことになるわけです。
エイもそうだったしね。
周りにそういうことが増えるのも、
こちらが歳をとったからのかなあ。
長い月日の中で何かしらが
消えていくことが、
近ごろは本当に増えました。
こうしてわが人生も少しずつ
周りが終わってゆくんやなあ
ということを、なんかしみじみと
考えた薬局の閉店だったのでした。
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