さて、ブログの話を
四国の話に戻します。
安楽寺の駐車場のところに立っていた
「修行大師」は立派な仏像でした。
絵にも描いていますが、
これを今回の展示会の案内に
しようと考えていましたので、
それがまだ立っていることも
確認にこのお寺第六番の
安楽寺にやってきました。
ああ、やっぱり立っていますねえ。
徳島の町や山の景色をバックにして、
すっくと立ってはります。
この大師の写真映像を使って、
ようやくできたのが、
展示会の案内ハガキです。
それがこれ。
この際ですから、説明しておきましょう。
まずタイトルは何にしようか考えました。
同行三人なんかも考えていたのですが、
わけを話せば重くなります。
副題として、doironの巡礼が
こういう意味を持っていたんだよ
と説明するのはいいかもしれませんが、
メインとするには少し重すぎます。
じゃ、もっと軽く、
わくわく八十八ヵ所とか
八十八ヵ所の魅力満載と書くと、
これがまた本当にそれでいいのか
と思われる方がおられるかもしれません。
案内を出した人の中には
15回以上四国巡礼をしたかたもおられます
「そんなんじゃ、巡礼したことにならん、カツ!」
と金剛杖でつつかれるかもしれません。
まあむつかしいですね。
ここに対しては皆さんいろんな思いで
向き合っておられる方がいるので、
あまり安っぽくてもいけません。
でも以前、香川、高知や愛媛を、
回っている頃に、自分の描いた絵を
見ながら回るのも結構楽しいな
と思ったので、ここはやはり
八十八ヵ所の一部を描いたよという、
単純なタイトルでいいかと思い、
「はがきサイズで四国八十八ヵ所」
にしたのです。
非常に素直なタイトルですね。
絵手紙がつぶやく展とは
趣向がちょっと異なりますが、
まあこういうのもdoironの一部
みたいにとってくれたら
それでいいかなと思ったわけです。
そう考えたら、
すぐにデザイン的なものは決まりました。
修行大師の写真は左端に
写真で載せています。
人生は修行だらけ。
doiron自身もまだまだ修行中ですし、
皆さんもまたいろんなことへの
修行中ではあるのでしょう。
だからまあ、ここに載せておくのは
この人の生き方や人への教え方
などを含んで、いいモチーフに
なっていると考えました。
案内のその横の第八十八番
大窪寺の絵は、実は展示会には
展示されません。
今回の旅の中で、
一番最初に描き変えた絵の一つです。
doironは逆回りをしたので、
実はこの絵が八十八ヵ所
最初の絵になるわけです。
でもまだお四国をよくわからないまま、
この絵を描いたのですが、
八十八という最初あるいは
最後を飾るという意味が抜けています。
なので展示会では、
巡礼を終えた人が金剛杖を収めていく
場所であることが分かればいいなと思い、
その納める場所を描いて
展示することにしました。
でもねえ、巡礼最初の絵であることも
知ってほしかったので、
ここに掲載することにしました。
ちょっとそんな思惑の入った絵です。
そして右端が第二番極楽寺の絵です。
賽銭箱の上の座布団にちょこんと
座っている「重かるさん、軽かるさん」と
呼ばれる抱き地蔵が、
けっこう存在感を放っているように
描けたかなと思ったのと、
実はもう一つ「同行三人」を自分なりに
描いた絵だったのです。
というのも、抱き地蔵の後ろ側に
描いてある巡礼者のうち、
スキンヘッドの一人が、
わが友の首藤さんなんです。
1年間病と闘い、四国に行ってました。
それでも元気だったんですよ。
お酒も飲むし、ご飯もしっかり
食べていました。
でも病は少しずつ進み、
最初はふさふさだった頭も
ここでは抗ガン治療で
スキンヘッドになっていたのです。
再掲
そんな姿を描き込んだ絵を、
案内に入れることにしました。
案内ハガキの面には、
こんな思いがこもっています。
続く
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