※このブログは、2008年に違うサイトに載せたものを再編集したものです。
<乃木坂 草庵>でランチをした後は、国立新美術館に移動して<ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密展>を見ました。
国立新美術館 <ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密展> 9月15日(月・祝)まで
http://www.nact.jp/exhibition_special/2008/wien/
ネットの書き込みで知ったのですが、音声ガイドを使うと面白い仕掛け(秘密の話?)があるそうです。私は、音声ガイドを聞かなかったので・・・。面白い仕掛けを逃してしまいました。←今回は、絵の意味がわかると面白いと思うので、音声ガイド借りた方がいいかもしれません。
今回の展示数は75点ですし、会場内も広いので、混雑したとしてもそんなに観にくくなることはないと思います。
<第1章 市場・台所・虚栄(ヴァニタス)の静物>や、<第2章 狩猟・果実・豪華な品々・花の静物>の作品に私の好みが多かったような気がします。
気に入った作品を紹介しますね。
8.巻貝と二枚貝のある静物
当時の貴族や、裕福な方は、貝をコレクションしていたそうです。貝だけじゃなく、鳥も描かれていましたよ。
15.豹と禿鷲
豹と禿鷲が、獲物の鳥(鶏?)を奪い合う構図です。今、上野でやっている対決展の<猛虎図屏風>と並べてみてみたいなんて思っちゃいました。(豹対決?)←たしか、海外のコレクターで、和洋関係なく作品を並べているコレクターがいたような・・・。(うろ覚えですが・・・。)
21.朝食図
似ている作品が西美(国立西洋美術館)にあったような・・・。葡萄(マスカット?)が描かれた静物画。
朝食図のとなりにこの絵と同じ空間が再現されていましたよ。
花の静物画良かったですよ。キレイですもの。
35.青い花瓶の花束
この作品は、ヤン・ブリューゲル(父)の作品です。花瓶も細かく描かれており、キレイでした。
41.花瓶の花とグラーフェリンゲンの包囲網戦
この作品が1番好きです目がハートたぶん、チューリップ?だと思うのですが、白に色が混じっていてキレイでした。
75.薔薇色の衣裳のマルガリータ王女
この作品は、日本初公開のようです。思っていたより、大きな作品でした。ふと思ったのですが、ラスメニーナスなどと並べてみたいなぁ。と思いました。
他にも、<泉の上で紋章を持つブット像のある庭園風景と花>、<戦士の胸像のある>、<農民の婚礼(欺かれた花婿)>、<リラ・ダ・ガンバを持つ女>などが良かったです。
<リラ・ダ・ガンバを持つ女>を描いた、フェルディナント・ボルは、レンブラントの優秀な弟子だったようですよ。
この後は、知人と待ち合わせをしていたので、東博(東京国立博物館)に移動して<対決―巨匠たちの日本美術>を見たのですが、そのことは、今度書きます。