どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『七宝 -色と細密の世界-@INAXギャラリー』なのだ

2009年10月24日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログわ 2009年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ

この日わ 京橋や銀座などをいろいろ巡って 最初わ <INAXギャラリー>へ行ったのだ



ぼくらわ 11月21日まで開催している<七宝 -色と細密の世界->を見て来たのだ


えこうわ 去年いっぱい七宝を見たらしいけど ぼくわ まとめて見るのわ はじめてなので 楽しかったのだ

<皇室の名宝>で 覚えた七宝の制作者の 並河靖之 涛川惣助の作品も展示していたのだ

他にも 七宝を制作する際に使用する道具や 紹介する映像などもあって 勉強になったのだ


このINAXギャラリーわ 無料で見れるので 銀座などに行かれた際わ ぜひ寄ってほしいのだ

でも INAXギャラリーわ 日曜日と 祝日がお休みなのでご注意なのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ


INAXギャラリー <七宝 -色と細密の世界-> 11月21日(土)まで ※日曜日・祝日は休み

http://www.inax.co.jp/gallery/exhibition/detail/d_001432.html




七宝をまとめてみたのは、去年の夏に<泉屋博古館 分館>で開催した<近代工芸の華 明治の七宝 -世界を魅了した技と美->以来です。

今回は、約60点ほどが展示しており、紹介映像や、使用する道具、釉薬なども展示していて狭い会場ながら見応えありました。 


七宝とは?(解説から)

定義としては、「金属の素地にガラス質の釉薬を焼き付けて装飾したもの。」日本の七宝は、大きく2つに分けて象嵌七宝と有線七宝の2種類がある。


象嵌七宝

金属素地に文様形の窪みを作り、釉薬を充填して焼き付けたもの。この技法は、江戸時代に広く行われていたそうです。


有線七宝

素地に細かいリボン状の金属板で文様形の壁を立てて、その内外に釉薬を置いて焼き付けたもの。明治以降、近代においてもっぱら行われた技法。


気になった作品

菊文花瓶

黒みがあった赤が美しい花瓶。この色は、赤透(あかすけ)という赤い透明釉で出したそうです。


透胎菖蒲文花瓶

透胎とは、『胎の一部を糸鋸で切り取りそこに特殊な銀線を焼き付けて文様をつくり、その空いている部分に釉薬を流す技法』と解説に書かれていました。


藤文流釉六角花瓶

藤の花の部分が盛り上がっている。


月雲文硯箱

これは、無線七宝で作られた作品。

無線七宝とは、『釉薬を流した後に線を外して焼成する技法。線を外すので色がぼけ、絵画のようになる。濤川惣助が考案。』


金魚文花形皿

去年、泉屋博古館分館でも展示していた。濤川惣助が無線七宝で作った作品。金魚が綺麗でした。


月に花文皿

この作品も濤川惣助が無線七宝で作った作品。


蜻蛉文手箱

紫と白のコントラストが美しい手箱。白い部分には無数のトンボたち空を飛び、紫の部分には、釉薬の下?に稲の文様が隠れている。


花菱文引手

襖の引き手の七宝。この作品は腐食象嵌という技法を使用している。

腐食象嵌とは、『地を彫って釉薬を流し焼成する象嵌七宝の表面を腐食させる技法。』


あと、1ヶ月ほどで終わってしまいますが、INAXギャラリーで60点ほどの七宝が展示しています。<皇室の名宝>で展示していた並河靖之や濤川惣助などの作品も展示してあって、見ごたえありでした。



この後わ INAXギャラリーの近くにある<クロアチアレストラン・ドブロ>に行ったんだけど そのことわ また 今度書くのだ