どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『正倉院の世界 皇室がまもり伝えた美@東京国立博物館』なのだ

2019年11月02日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

<ゴッホ展>を見たぼくらわ トーハク(東京国立博物館)に移動して11月24日まで開催している<正倉院の世界 皇室がまもり伝えた美>を見たのだ



素晴らしい作品を展示していたけど 感想わ えこうに任せるのだ

でも 1番最後に展示している2点の模造わ 写真撮影がOKだったので えこうに撮ってもらったのだ

<模造 螺鈿紫檀阮咸>なのだ



<模造 螺鈿紫檀五絃琵琶>なのだ



ここからわ えこうの感想なのだ

東京国立博物館 <正倉院の世界 皇室がまもり伝えた美> 11月24日(日)まで

https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1968

展覧会サイト
https://artexhibition.jp/shosoin-tokyo2019/

作品リスト
https://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=6037




展示構成

第1章 聖武天皇と光明皇后ゆかりの宝物

第2章 華麗なる染織美術

第3章 名香の世界

第4章 正倉院の琵琶

第5章 工芸美の共演

第6章 宝物をまもる

正倉院所蔵の作品と、東京国立博物館所蔵の作品が前後期合わせて116点を展示するそうで、そのうち正倉院宝物は43件だそうです。私が見た前期では80点を展示しており、模造の作品もありました。


気になった作品(※前期展示は11月4日まで展示)

9.平螺鈿背円鏡 ※前期展示


聖武天皇遺愛の鏡、夜光貝、琥珀の薄板を貼って宝相華文様を表しているそうです。ルビーのような琥珀の赤と夜光貝の銀のような七色に光る光沢がキレイでしたし、花は可愛いデザイン。


15.紅牙撥鏤碁子 ※前後期で各5枚ずつ展示
16.紺牙撥鏤碁子 ※前後期で各5枚ずつ展示


象牙を染色して染めて文様を白く掘り出すのが、撥鏤(ばちる)の技法で、紅の方は八頭(やつがしら)、紺の方は花喰鳥が美しく、実際に使用もしてないようで摩耗が少ないそうです。


60.黄熟香


東大寺の伝わった沈香(じんこう)で150センチくらいあってかなり大きい。蘭奢待(らんじゃたい)という別称があり、その3文字の中に東大寺を組み込んだ雅名があり、室町時代に名付けられた。

3か所に紙が貼ってあるが、それは足利義政、織田信長、明治天皇が切り取った場所を示している。


66.銀薫炉 ※前期展示


銀製の球体の香炉で、宝相華、獅子、鳳凰など透かし彫りが施されて美しい。隣に模造も展示しており、真ん中から開いてあって中の構造が見れるようになっていて、お香を入れる部分がジャイロシステム?で常時平衡を保つようになっている。

転がっても大丈夫なので、寝る時に使用する香炉だったのだろう。


69.螺鈿紫檀五絃琵琶 ※前期展示


上の画像が裏面で、下の画像が表面、唯々装飾が美しい。螺鈿だけでなくタイマイの甲羅に色付けをして夜光貝の周りにはめ込んでいた。

あと、模造も展示しており、その制作過程の映像や、五絃琵琶の音色も展示室内に流れていた。


95.瑠璃壺 ※前期展示


宝石のような深い青で、載せた画像よりもキレイだった。


115.模造 螺鈿紫檀阮咸 ※写真撮影OK


各部分の写真も載せます。







116.模造 螺鈿紫檀五絃琵琶 ※写真撮影OK


各部分の写真も載せます。









私が正倉院の宝物を見たのは、おそらく3~5回くらいしかなくて、今回様々な正倉院の宝物を見ることが出来て良かったです。ツイッターなどで調べてみると、入場待ちなどがあり、かなり混雑しているようですが、東京で正倉院の宝物を見る機会はあまりないので、ご覧になってみてはいかがでしょうか?

後期展示で見れなかったが、白瑠璃椀も見たかった・・・。


この後わ 神田駅に移動して<ジーノ ソルビッロ アーティスタ ピッツァ ナポレターナ>でランチをしたんだけど そのことわ 今度書くのだ