10月22日は衆議院選挙の日。数日前に大々的に各党の議席獲得数予測が報道され、自民党圧勝と流れた。いつもの情報操作の一環で、圧勝の雰囲気を出して浮動票を伸ばさせない事に力を入れているのでしょう。雰囲気づくりで投票数が少なきなれば、不正操作によって接戦で勝ったようにすることができる・・・一方、日刊ゲンダイでは自民党「大幅71議席減」を表紙に出して解説している。(不正選挙を防ぐため、投票所の鉛筆は使わず、黒のフェルトペンかボールペンを持参して記入することですね。)
希望の党ができたことにより、野党が1本化することを崩されたのは確かである。しかし、日が経つにつれ希望の党は、ほとんど「第二自民党」であることがばれてきた。ということは、野党の分断ということもあるが、自民党に投票していた人たちも、希望の党に投票する可能性が高まってきたわけで、自民党票も減少するでしょう。更に自民「魔の2回生100人」は、自力で戦わねばならないので、必ずしも勝てるとは言えない。
野党共闘で「立憲民主党」が立っている選挙区は、その個人に投票し、比例は共闘を実現するために縁の下の力持ちに徹している「共産党に投票」するのが無難な所ですね。間違っても「希望の党には票を入れない」事でしょう。
以下、日刊ゲンダイさんより転載します。
総選挙予測 自民「大幅71議席減」の可能性…希望は失速93
10日公示された10.22総選挙。焦点は、自民党が単独過半数を確保するかどうかだ。安倍首相は「勝敗ラインは自公あわせて過半数」と予防線を張っているが、自民党が単独過半数の233議席を割り込んだら、安倍首相は即刻、退陣となる可能性が高い。「自民」「希望」「立憲」の3党はどのくらいの議席を取りそうなのか。波乱は起きるのか。
■立憲民主党が躍進30議席も
「自民無風」「希望失速」「立憲追い風」――これが現時点の選挙情勢だ。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏がこう言う。
「内閣支持率と不支持率が逆転しているように、国民は安倍首相に対して根強い不信感を持っています。もし、“モリカケ疑惑”や“大義なき解散”が選挙の争点になっていたら、自民党には強い逆風が吹いていたはずです。
ところが小池劇場が勃発したために、モリカケ疑惑も大義なき解散も話題から消えてしまった。小池都知事が自民党のために“安倍隠し”に協力した形です。安倍首相本人も露出を控えている。結果的に自民党には追い風も向かい風も吹いていない。だから多くの自民党候補者は、『個人の力で勝つしかない』と選挙を戦っています。その分、過去2回、風だけで当選してきたいわゆる“魔の2回生”約100人は、ことごとく落選する可能性があります」
鈴木哲夫氏は、現時点では、<自民235 希望93 立憲30>と予測している。自民は<プラス11~マイナス22>、希望は<プラス8~マイナス10>、立憲は<プラス2~マイナス5>の幅で増減する可能性があるという。自民党は213まで減らす可能性があるということだ。公示前の284から71も減らす計算である。
自民党が週末に調査したとして政界で流布されている選挙情勢は、<自民239 希望100 公明34 立憲29 維新25 共産22 社民2 大地1 無13>だ。
希望の党は、小池代表が「排除の論理」を持ち出したために失速。民進党から移った45人は、もともと選挙に強く当選が濃厚だが、新人は苦戦必至だ。鈴木哲夫氏も、<選挙区52 比例41>と予測している。
「もし、選挙の争点がもう一度、モリカケ疑惑や解散の大義に戻り、無党派層が決起し、投票率が60%を大きく超えたら、自民党は大敗する可能性があります。
その時は、立憲民主党が議席を伸ばすでしょう。安倍首相は、自公で過半数を取れば首相を続けると宣言していますが、50人以上、落選させたら党内政局が勃発するはずです」(鈴木哲夫氏)
投票率は2012年は59.32%、14年は52.66%と、戦後最低を更新している。政権交代があった09年は69.28%だった。安倍首相に鉄槌を下すためにも、有権者は絶対に投票に行かなくてはダメだ。
■鈴木哲夫氏の予測
予想 公示前
・自民 235 284
(+11~-22)
・希望 93 57
(+8~-10)
・立憲 30 15
(+2~-5)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/215313/2