人参の種取
11月25日。
先日、北見市に近い訓子府町で自然栽培の講習会があり参加しました。その時に知り合った岩見沢の農家さんから人参に種取について教えてもらいました。今年のうちに種用に人参を土に埋めておくのですが、しばれないように少し深く埋めればいいと教えてもらいました。昨日、今年取れた人参のうち病気が無く形の良いものを4本と先日、自然栽培をしているところから購入した人参3本を植えました。丁度雪の降る前日でラッキーでしたね。これで、来年の種取用に植えているのは、人参、キャベツ、大根、九条葱の4種類です。今年秋に種を取ったのが、きゅうり、茄子、ミニトマト、トウモロコシ、枝豆、インゲン(金時豆)の6種類です。来春に花が咲いてくることが楽しみですね・・・・・
キャベツ
11月14日。
いよいよ雪が降る時期なので、キャベツのトンネルを外しました。まるまると育ったキャベツが二つ・・・来年の種取用に残しておきました。来春に花が咲くことが楽しみです。畑に行っていておかしなことに気づきました。先回行った時に竹竿を土につかないように、パイプの支柱で土台を作りその上に載せておきました。そしてそれが雪の重さで落ちてこないように下側にトンネル用のパイプを置いておいたのですが、その内の一組(10本)が離れた場所に置かれていました?・・・・誰かが動かしたのは間違いないのですが、何のためかは分かりません・・・・以前に種取用に残しておいた枝豆が、きれいに無くなっていたことや、ミニトマトの竿を麻ひもやゴム手袋で結んであったりと変なことが起きています。どこでもおかしな人は必ずいるのですね。これだけしょっちゅう出入りしているのは、私が来ない時間帯を知っている人ですね。しかも、周りの畑にも人がいない時間帯です。尚且つ、雨の翌日に行った際に、他人の靴跡を見つけています。靴の形と大きさから、相手の性や背丈が想像できます。
ここまで来るとかなり絞り込まれます。
1:私の種は「全て固定種を使っていることを知っている」
2:「使い捨ての手袋使っている」
3:「私が畑に行く時間帯を知っている」
4:「靴の形状から相手が限定される」
5:「畑作業について、かなり詳しく経験がある」
これらの条件は当てはめると、その人物はかなり限定されてきます。本人は見られていないので分からないだろうと思っているのでしょうが、以外と人の動きは見えるものですね・・・・・
茄子の種取り
11月10日。
種取のために乾燥させておいた茄子から種をとろうとしましたが、これは大変・・・・・いくつかの本には熟成させた茄子を水の中で種を取ることを薦めています。しかし、ある本には水でやるより「乾燥させた方が種を取りやすい」と書かれていたので試してみましたが失敗ですね。種は周りの実と固まっており、種だけをとることが困難です。この方法で取り出しても、一粒一粒種にまとわりついた実を取るための作業がかなり大変です。その上、又水に入れて沈むものを選ぶため2重3重の手間がかかりました。幸い、もう1個の茄子が熟成されていたので、そちらを水の中で割り種を取り出しました・・・これは簡単!
もしかして、乾燥させすぎたのかもしれないですね。半渇きにすると種だけをピンセットで簡単に外せるかもしれないですね。来年再度挑戦!
ミント
11月7日。
今日は畑を貸してくれている農家さんと、来年の借り増しをする畑について相談しました。私の自然栽培では土の力を最大限に引き上げて作物を作ります。それは土の中に住む微生物を育てることにあります。植物は根粒菌と共生している場合は、空気中の窒素をその根粒菌を通して、アンモニア態窒素として直接送り込むことができます。しかし多くの植物は根粒菌とは共生していないのでそれができません。そこで危険なアンモニア態窒素を硝酸態窒素に変えてくれる硝酸化成菌の役割が大切になります。
硝酸態窒素は土壌中にある微量金属類と結合して結晶します。それが水に溶けた状態のものを「硝酸イオン」といいます。植物はこの形になって初めて、水と共に吸収して体内で利用できます。体内に入った硝酸態窒素は酵素によってアンモニア態窒素に変えられ葉に送り込まれます。そのあと光合成によってアミノ酸に合成され、さらにタンパク質に合成されて植物の成長に役立ちます。
この過程を踏むためには、土の中の微生物を育ている必要があります。土の表面はふわふわで下にいくほど固くなっていければ、その階層によっていろいろな土壌微生物が育ちますが、トラクターなどによってそれらをひっくり返されると、土壌微生物は壊滅的なダメージを受けてしまいます。土つくりに3~5年かかると云われています。
私が借りている畑は、農家さんが親切に畑をトラクターで耕起してくれています。化学肥料や農薬を使う場合は、それでもOKなのですが、私は無農薬・無肥料をするために畑を借りています。今度借り増しする畑も耕起しない方法が無いかを相談しました。素人考えであるためトラクターの動きが分からず、農家さんと話をしているうちに、だんだん理解してきました。農家さんも他の農家さんにお願いしている手前、あまり無理なお願いもできないようです。2時間ほど話し合った結果、私の借りる畑に影響の少ない方法で結論が出ました。これで来年の畑も楽しみです。
畑の周りに植えているミントが増えていました。土を触っていても爽やかなミントの香りしてきて、いい気分になります。来年はもっと増殖するのでしょうね・・・・・
自然栽培講習会
11月6日。
昨年から北海道で「無肥料・無農薬」で作った作物を販売しているところからネットを通して商品を買っています。今年もそろそろ人参が販売される頃だとホームページを覗いてみると「自然栽培全国普及会 北海道勉強会2015」という文字が見えます。内容を読んでみると、北海道常呂郡訓子府で講習会があり、本日が締切と書いてあります。珍しいですね。良く見かけるのは関東あたりで自然栽培の講習会があるのを見かけますが、北海道では初めてです。すぐに申込書を書き申請・・・・・当日は朝の9時から講習会のスタートとあり、夕方は親睦会もあるそうなので両方とも参加で申し込みました。
札幌から訓子府まではおよそ300キロほどあり、朝の9時に集合には前泊が必要です。当日も懇親会が9時ころまであるようなので、2泊の宿を探さねばなりません。一般的なじゃらん等の検索では出てきません。いろいろ探してやっと一軒を見つけました。これで基本的な所はOKです。当日の畑での講習会が楽しみですね。分からないことだらけなので、質問したいことがたくさんあります。いろいろな本を読んでも関東あたりでの気候を前提に書かれているので、北海道にあったやり方が分かりません。特に種取で越冬させ翌年花を咲かせてから種を取る方法が、この雪でしばれる北海道ではどのように対処するかが想像もつきません・・・・風媒花などの種取のための具体的な方法も知りたいものです。2週間後が楽しみ・・・・・
冬支度
11月3日。
先日から残っていた胡瓜のネットをやっと外すことができました。ネットが外れたのでそれを支えていた竹が抜けます。胡瓜の竹が抜けたので他で使っていた竹も揃えて、全ての竹を一本づつふきあげて土を落とし、10本一束にまとめてみると80本もあります。結構使ってたんですね。少しづつ何回も買いに行ったのを思い出します。竹は土についていると悪くなると教えられたので、両端とも土に付かないように土台を作りました。トンネル用に使っていたポールは金属で出来ているのでそれを組み合わせて土台です。これで、雪が降っても大丈夫・・・・・
トンネルに使っていた寒冷紗等は、先日自宅で洗濯し乾かしてしまいました。ネットやポールに枝を縛り付けるために麻ひもも全てまとめてあるので、手の空いた時に洗って乾かすだけですね。あとは来年のために、大根の畝を作り替えねばなりません。畝の土を全てよけ、下の畑を少し深く掘って柔らかくしておかねばなりません。そして避けた土を戻して畝の形にする・・・・今年の大根は固い大地にぶつかり、ほとんどが曲がってしまいました。根が伸びていく分だけ、畑の土を柔らかくしておけば来年は真っ直ぐな大根ができるでしょう。
胡瓜のネット
11月1日。
今日は久しぶりに畑に行きました。胡瓜のネットがまだ片づけられていないので、それを外しに行きましたが、一日かかって一畝分(半分)だけをネットから外せました。写真のように胡瓜はツルを伸ばしてネットに絡み付いているので、その1ポンづつを外しながら進むと、とてつもない時間がかかりました。ツルとネットを結んである麻の紐は簡単に外せるのですが、ツルがいろいろな所からネットに絡み付いているので一つ一つの絡みを外していきます。それとネットがナイロンなのでその結び目がほどけない・・・・
作業をしていると畑を貸してくれている地主さんが来られました。話を聞いていると勉強になる事が一杯です。私のブログを見て先日パブリカを買ってきて熟成していることを知っているので、きちんと畑で熟成したパブリカから種を取らないと難しいことを教えてもらいました。この辺が全くの素人ですね。先日のはまだ青いパブリカで、自宅で熟成させれば同じと考えていましたが、どうも間違いのようです。確かにそうですね。茄子でも胡瓜でも畑で十分熟成させてから、自宅に持ち帰りさらに熟成させて種を取りました。勉強することが一杯・・・・・話しているうちに来年の話になり、今借りている畑(80坪)のほかに60坪を追加することでお願いしました。来年は新しい作物もトライするつもりだし、今年の作物も量を増やす予定です。来年は頑張らねば・・・・
パブリカ
10月21日。
先日大丸デパートの催事で買ってきたパブリカの色が変わってきています。「早めに収穫したので小さい」とは売っている人が言っていました。普通のパブリカは緑・黄色・オレンジのイメージですが、売っていたのは緑のみです。しかし、自宅で熟成させているものを見ると、三色になってきているような気がしますが、間違いですかね? 熟成しているので単に色が変わってきているだけなのか・・・・初めての事なので分からないことだらけですが、楽しみもたくさんあります。今年取れた種で、来年はどんな食物ができてくるんでしょう。今年はきゅうりがたくさんできたので、友達や知人に配りました。みなさんおいしいと云ってくれてます。初めはお世辞だろうとおもっていました。しかし、自分で作った胡瓜を毎日食べてきて、最近は市販の胡瓜を食べて気づきました。市販のものの味のなさは驚きです。やっぱり自分の畑で作った胡瓜がおいしい・・・全く品質が違いますね。来年が楽しみです・・・・
九重栗かぼちゃの種
10月20日。
鵜川に行った人から九重くりかぼちゃをもらいました。食べてみてほこほこ感のあるおいしいかぼちゃです。固定種かF1種かは分かりませんが、来年自分の畑で植えようと種を取りました。水で洗って水分を拭き取って新聞紙に並べました。1日天日干しにした後、1週間ほど影干しにすれば良いようです。来年が楽しみですね。意外と種は買わなくても、食べる食物から採ることができるかもしれませんね。
胡瓜の種
10月19日。
60センチくらいの成長した胡瓜を、自宅でも熟成させ種をかき出しました。この状態で2~3日発酵させます。それで細菌が死滅するので、それを水で洗い沈んで重たい種だけを選びました。その種を水気を取り新聞紙の上に重ならないように広げて乾燥です。半日ほど日に当ててから、1週間ほど日陰で干します。これで胡瓜のたねが準備できます。来週初めころにはタッパーに入れて冷蔵庫保管ですね。
どろぼう
10月11日。
畑もほとんど終了なので片づけをしています。風よけのために立てた竹竿に結んでいる麻ひもを解こうとしたら。陰からてんとう虫が出てきました。陰で休んでいたのでしょうか・・・・しばらくてんとう虫の動きを見ていると、結構ちょこまかと動き回っていました。せっかく休んでいたてんとう虫を怖がらせたみたいですね・・・・・
私の畑は防風と獣除けのために、周りをぐるっとネットで囲ってあります。中に入るところもネットとネットを留め金で止めているので、外さなければ入ることができません。最近、不思議なことが続いています。ミニトマトの竹竿を誰かが麻ひもで結んでいます。私はV字に竿を使っていますが、誰かがした結びは隣通しの竹竿をバッテンになるように寄せて、その接点を結んでありました。しかもその紐は10本ほどまとめて縛ってあるのです。あきらかに誰かがしたことが分かるようにしています・・・・・
そして一昨日は、その竿に薄手のゴム手袋を使って2か所も枝を止めてあります。何が目的でこのようなことをしているのでしょう? 2週間ほど前には、種用に残しておいた枝豆が全てきれいに盗まれました。初めはネズミが食べたのかと思いましたが、ネズミなら食べかすが残るのですぐわかるのですが、根元はきれいなまま・・・・・私が固定種を使っていることを知っている人のようです・・・・
ミニトマトの種
10月2日。
先日ミニトマトの種をゼリーごと取り出し3日間発酵させました。水で洗いゼリー質を取り外し、日干しで半日陰干しで1週間ほど時間をかけると出来上がり・・・・・これで来年用にミニトマトの種は出来ます。種には小さな毛があり、ぬれたまま種をつけておくと取れなくなるようです。そのため、1個1個を独立させて配置しました。これが結構時間がかかる・・・・上の写真が洗った種をティッシュで水をとり、タッパーの蓋に重ならないように並べた所です。これで、あと1週間ですね。
昨日、保管用の小さなタッパーを買ってきました。冷蔵庫に保管するため小さめのものを用意しました。中に乾燥材を入れるのですが、それが見つからない・・・・カメラ屋さんに行ってみましたが、カメラ用の乾燥材は少し大きめなので、又どこかで探さねばなりません。