祐さんの散歩路 Ⅱ

日々の目についたことを、気ままに書いています。散歩路に咲く木々や花などの写真もフォトチャンネルに載せました。

・ 2011年の世界一悪い企業

2015-08-16 11:43:17 | 健康


遺伝子組み換えの種子を販売し、それに伴う化学肥料・農薬をも販売し世界征服を狙うモンサント。しかし、いろいろな研究から健康被害が心配され、まともな国では遺伝子組み換え作物の栽培を禁止したり、販売や輸入を禁止したりするところが増えています。
以下、カレイドスコープより一部転載します。





モンサント

GM多国籍企業であるモンサントが、有力な健康専門ウェブサイトから「2011年の世界一悪い企業」と宣言された。
同社のベストセラー毒物除草剤のラウンドアップに耐性を持ったスーパー雑草が出てきて、イタチごっこが繰り返されようとしている。




モンサント社が2011年の最悪の会社であると烙印を押された
Monsanto Declared Worst Company of 2011
NaturalSociety  2011年12月6日 Anthony Gucciardi & Mike Barrett


バイオ技術大手モンサント社は、人間の健康および環境の両方に脅威を与えているという理由で、NaturalSocietyによって2011年のワースト1企業と烙印を押されました。

Natural Society について

人間の健康に関する情報で、広告主に足枷をはめられているメイン・メディアが取り上げることのできない最新の情報をばかりを扱っている市民メディア。

アスパルテーム、ビスフェノールA、GMOなどの有害物質から身の守るための情報や、環境有毒物質を避ける方法などが書かれています。全1000本以上のエントリーがある巨大サイト。

特にモンサント社の動向については、常に追跡しており、同社に関する情報が豊富。

情報ソースについては、最新の学術論文、信頼できる独立系メディア(広告スポンサーに左右されない)からのものが多く、専門的な記事も多い。他の有力ブロガーも引用することが多いサイト。閲覧はすべて無料。



遺伝子組み換え種子、遺伝子組み換え作物のリーディング・カンパニーであるモンサントは、アメリカの市場に出回っている遺伝子操作によって作られた種子の90%に責任を持つ立場にあります。

モンサントは、GM種子以外ではベストセラー除草剤「ラウンドアップ」の生みの親です。
しかし、ラウンドアップによって、土壌の多くがダメージを受けただけでなく、その除草剤に抵抗力を持ったスーパー雑草が1億2000万ヘクタールもの広さの土地に生えてしまったのです。

遺伝子組み換え作物、バイオ農薬、除草剤の使用が、どんどん拡大していることに対して、しっかりした証拠を示して警告してきたにも関わらず、モンサントは、そうした危険信号をすべて無視し続けているのです。

トウモロコシと大豆のようなGMO作物の危険性について分析した19の有力な研究において、研究者たちが、これらのポピュラーな主食の安全性に関するショッキングな情報を明らかにしました。

研究者たちは、遺伝子組み換えトウモロコシや遺伝子組み換え大豆を食べ続けていたラットとハツカネズミの器官に重大な組織破壊が起きたことを発見しました。特に肝臓と腎臓で。

このことは、特に、アメリカの大豆の93%が遺伝子組み換えによるものであるという事実と関係があります。この証拠を無視して、モンサントは、まだ遺伝子操作を拡張しているのです。



モンサントの自然に対する遺伝子操作

こうした遺伝子組み換え作物以外でも、モンサントは、Btを含んでいる遺伝子組み換え作物をさらに作りました。Btとは、異なる昆虫を殺すように、GMO作物の中に、あらかじめ組み込まれている毒素のことです。しかし、その後、Btの使用が、農薬に抵抗力を持った昆虫の数を大量に増やすという結果を招いてしまったのです。Btにさらされた昆虫は、その後で、その多くが農薬に抵抗力を持つように変化していったのです。

これまでのところ、Btスプレーに対する抵抗力を持つものが2種類、Bt作物に抵抗力を持つものが少なくとも6種類と、全体として8種類の昆虫がBtに対する抵抗力を持つに至ったのです。それゆえ、農家は抵抗力をつけた虫と格闘するため、さらに多くの農薬を使わざるを得なくなっているのです。

これに対するモンサントの回答は、いったい何でしょう?
それは抵抗力を付けた虫を殺すために、スーパー殺虫効果を持つようなBt作物を、遺伝子組み換え技術で作ることです。この研究に多大な時間と資金を投入したにもかかわらず、さらに改造を進めたBt毒物作物でも、昆虫に組み付き食い止めることにおいて、大して優位な結果が得られなかったのです。

モンサントの解決方法というのは、このケースのように、ほとんど効果が認められないと分かっても、そんなことはおかまいなしに、そさらに遺伝子をいじくって改造(激化させていく)していくだけのようです。この研究結果によると、害虫を殺す殺虫剤の量を過量に使用しても、Btのもっとも効果のあるタイプや、効果を高めるように改善された他の毒素に対しても、昆虫は抵抗力を持つようになることが明らかになったわけです。


スーパー雑草は、1億2000万ヘクタール以上の農地に広がっている

モンサントのベストセラー除草剤、ラウンドアップのお陰で、世界中の農場に除草薬に抵抗力を持った“スーパー雑草”が出現してしまいました。抵抗力のより強い雑草は、ラウンドアップに含まれているグリホサートに免疫もっています。

今のところ、モンサントの除草剤に抵抗力を持つようになった雑草がはえてしまった面積は、アメリカだけでも450万ヘクタール以上ということですが、全世界では2010年までに1億2000万ヘクタールに広がったと、専門家は推計しています。

これらのスーパー雑草は、オーストラリア、アルゼンチン、ブラジル、チリ、ヨーロッパおよび南アフリカで、ますます増えていると報告されています。もちろん、こうした抵抗力を持った雑草は、モンサントのラウンドアップにかなりの抵抗力を持つようになっているので、モンサントは、さらにラウンドアップの量を増やして使用するように言うでしょう。

この会社のことですから、ラウンドアップのせいで、余計に強い雑草が生えてしまって、そのためにさらに費用が跳ね上がっても、その責任を取ることを拒否するでしょう。モンサントなら、なんら驚くに値しないことです。

「グリホサート耐性を持った雑草を抑制できないとしても、ラウンドアップ農業の補償は、そこまでカバーしません」と、モンサントという会社、このように言うのです。



世界はモンサントに「NO」と言う

フランス、ハンガリー、ぺルーは、モンサントに反対する立場を取ることを決定した少数の国々です。

ハンガリーの農村開発庁のラホス・ボグナー(Lajos Bognar)副長官によれば、ハンガリーでは、実際に1000エーカーのトウモロコシ畑が壊滅してしまったが、それはモンサントの遺伝子組み換え種子を使って栽培されたものであったことが分かったと言っています。

ペルーはまた、遺伝子組み換え食品を禁止してから10年が経過して、health freedomの立場を取っています。驚いたことに、ペルーの本会議総会は、前の政府がGM食品を合法化しようと強烈に押したにもかかわらず、このような決定をしたのです。既知であれ、未知であれ、GMの危険性は、実行段階に差し掛かった政府の指令さえ中止にしてしまうのです。

ペルーの農村委員会の議長であるアニバル・ウェルタ(Anibal Huerta)氏は、「この(モンサント製品)禁止令は、バイオテクノロジーによって危険が生じることを未然に防ぐために必要なことだった」と話しています。

フランスは、もっとも最近、この突如、ひっくり返された禁止令にならって、モンサントのGMトウモロコシに「NO」と言った国です。フランスの国家評議会(モンサント推進派)が、モンサントのGMOトウモロコシの禁止令が、十分な正当性がないことを理由に、くつがえされたときに、すべてが始まったのです。

国家評議会は、政府が禁止令を正当化できるだけの十分な証拠を出していないとして、その決定(モンサント使用禁止令を解除すること)を正当化しようとしたのです。

EUの国々は、法律の上では、人間や動物、完全な環境にリスクがあることが科学的に証明されれば、一方的に遺伝子組み換えによって負荷を与えることを禁止することができます。

フランスの立法府は、禁止令が覆された後でさえ、フランスの土壌の上で、モンサントのs 810トウモロコシの種子を使用することに関する制限を設けようとしていたことが表面化しました。

ニコラ・サルコジ(フランスの大統領)でさえ、モンサントのGMOトウモロコシに反対の意を表わしているのです。


・ スタバにさよならを

2015-07-27 23:42:27 | 健康

世界の食を抑え世界征服を狙うモンサント・・・・・いままでも数々の訴訟を起こし、金の力で勝訴し続けているモンサント・・・・・

アメリカでも多くの人々が、モンサントの遺伝子組換え種子や農薬・肥料などがいかに危険でいるかを知り始めており拒絶を始めていますが、モンサントは金の力で国会議員を買収し、多くの弁護士を使って訴訟を起こし、好き放題をしています。モンサントの遺伝子組み換えに賛同し、なおかつ活用しているスターバックス社の商品を拒否しようと、歌手のニール・ヤングが立ち上がっています。

現在進行しいているTPPが決まれば、日本も同じようにモンサントだらけになるでしょう。しかも、全ては非表示を強要されます。日本の場合はアメリカのようにこの条約をひっくり返す術が全くありません。これがTPPの問題点・・・・
以下、WEB DICE より転載します。



スタバ


N.ヤング、GM表示法反対の「スタバにさよならを」
ニール・ヤングが11月9日、アメリカ・モンサント社と手を組み反GMO法を阻止しようとするスターバックス・コーヒーの商品をボイコットすべきだという声明を自身のホームページで発表した。

バーモント州は今年5月、州レベルでは初めてとなる遺伝子組み換え作物(GMO)を含んだ食品の表示を義務づける法律が成立、2016年7月から施行されることになった。これに対し米モンサント社や米スターバックス社など約300企業が加盟する全米食品製造者協会が、表示義務の差止め訴訟を起こすことを明らかにしている。

公開状のなかでニール・ヤングは、大企業が民主主義によって決定した法律について訴訟を起こすべきではないと述べ、スターバックスへ訴訟の協力を取り下げるよう声を上げること、そしてバーモント州を支援する市民団体「SumOfUs」への署名を呼びかけている。

なおこの問題に対しスターバックスは11月15日、GM表示法に関する訴訟に一切関与していないと発表している。



▼ニール・ヤングの公開状

「スターバックにさよならを!」

私は以前は毎日ラテを頼んでいたけれど、昨日の一杯が最後になった。
スターバックスは、正確な食品ラベル表示の義務化を阻止しようとバーモント州を訴えているモンサント社と手を組んでいる。

私たちは口にする食べものに何が入っているのかを知る権利がある。訴訟を取り下げるようスターバックスに伝えるんだ。スターバックスは、私たちがコーヒーに何が入っているのか知る権利があることを考えすらしていない。だから、モンサントと協力し、詮索させないようアメリカの小さなバーモント州を訴えた。

全米食品製造者協会をたてに、スターバックスは遺伝子組み換え作物が使われたという品質表示を義務付ける画期的な法律をブロックする訴訟を支持している。驚くことに、彼らはこの法律が企業の言論の自由に対する攻撃である、と主張している。

モンサントにとって、そしてスターバックスにとって、企業の立場として、私たちがなにを考えているかなんてどうでもいい問題なんだろう。もし私たちがこの問題について人々の関心を促すことができれば、スターバックスに訴訟への支持を取り下げることができ、同じようなことをする企業へのプレッシャーをかけることができる。

バーモントは人口60万人の小さな州だ。バーモントとモンサントの闘いは、このままだと旧約聖書のダビデとゴリアテの戦いのように勝ち目がない。スターバックスが過去にLGBTに関わる問題や労働問題についてのうえで進歩的であったことを考えれば、モンサントという最も巨大な悪と活動していることに大きな失望を覚える。

バーモントは遺伝子組み換え食物の表示を義務付ける最初の州だ。他の多くの州がこの後に続くためにも、バーモントに断固とした姿勢を取ってほしい。モンサントと彼らの仲間たちが、バーモントへの圧力にやっきになっているのもそれが理由だ。しかし、遺伝子組み換え作物についてどんな意見があっても、強い市民の支援による民主主義の決定を覆すために企業は大きな訴訟をするべきではない。

市民団体「SumOfUs」は既に反撃している。彼らはモンサントの脅威に遭っているバーモントへの援助のために25万ドルを集めた。ぜひ、「SumOfUs」のサイトで署名そして寄付をしてほしい。そして次のステップは、訴訟を影で操る全米食品製造者協会に圧力をかけることだ。あなたの協力が力になる。ぜひ協力してほしい。スターバックスにバーモントへの訴訟を止めるよう伝えるんだ。

2014年11月9日
カナダ ブリティッシュ・コロンビア州 バンクーバー
ニール・ヤング



▼スターバックスからの見解

当社スターバックスは遺伝子組み換え表示に関する訴訟には関与しておらず、そのために出資したこともありません。また、食品表示やバーモント州法を阻止するためにモンサント社と連携することもしていません。

件の請願に書かれている、当社が訴訟側の一員であるという文は完全なる誤りであり、われわれは是正を申し入れました。

当社は遺伝子組み換え表示の問題についてどの立場も取っていません。全州に店舗を持ち商品を流通させている当社としては、国家レベルの解決を望みます。

2014年11月15日



■ニール・ヤング公式HP
http://neilyoung.com/?frontpage

■「SumOfUs」公式HP
http://neilyoung.com/?frontpage

■米スターバックス公式HP
Starbucks Response to Questions and Litigation Regarding GMO Labeling
http://news.starbucks.com/views/starbucks-response-to-questions-and-litigation-regarding-gmo-labeling

[写真:ニール・ヤング公式HPより]

・ 病院がなくなっても幸せに暮らせる!

2015-07-05 01:39:49 | 健康


財政破綻している夕張市で驚くことが起きています。高齢者が一番多い地域でありながら、死亡率や医療費などが下がっている・・・・・。いろいろな医療関係の方が現在の医療に問題を投げかけていますが、その問題の結果が事実として数字に出てきています。夕張市立診療所で働いていた森田氏の講演です。以下 Logmi さんより転載します。




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病院がなくなっても幸せに暮らせる! 夕張市のドクターが説く、”医療崩壊”のススメ


市の財政破綻により市立病院が無くなり、街から救急病院が消えた夕張市。高齢化率45%のなか悲惨な現実が待ち受けるかと思われたが、結果はその真逆だった–。 死亡率、医療費、救急車の搬送回数、全てが下がったマジックの背景を、夕張市立診療所で院長を勤めた森田洋之氏が明かしました。(TEDxKagoshima2014 より)
【スピーカー】
南日本ヘルスリサーチラボ 夕張市立診療所 前院長  森田洋之 氏

【動画もぜひご覧ください!】
Hiroyuki Morita/TEDxKagoshima



胃ろうの患者を見て悩んだこと

森田洋之氏(以下、森田):みなさん、こんにちは。白衣の男が出て来ました。僕は誰でしょう?

(会場笑)

医者です。医者が出てきたってことは、新しい治療法だったり、新しい健康法だったり、そんな良い話が聞けるんじゃないかな、とお思いかもしれません。でも今日は、僕はそういう話は残念ながらしません。じゃ、何を話すか。実はこれです。
公苑


おかしいですよね? 医者が医療崩壊をすすめてどうするんだと。僕も思います。僕も本当は医療崩壊をすすめたいわけではありません。

じゃ、何で僕はこんなことを言ってるか。実はですね、僕は医者になる前、経済学部を卒業してます。で、一から医学部に入り直して卒業して、医者になりました。もちろん経済も良かったんですけど、何か直接人の役に立てる仕事って何かないかなと思って、医者になりました。

医師免許取って、僕は内科医なので大きな病院でですね、胃カメラしたり、そういうことをしました。そうすると、ほかの病院の先生、病院の中のほかの先生から、うちの患者さん、ご飯食べられなくなったから、先生胃カメラ出来るから胃瘻(いろう)入れてくれないか、そんな話がよく来るようになりました。

胃瘻っていうのはですね、みなさんご存知かもしれないですけども、お腹に穴を開けて直接胃に栄養を送る、そういう栄養法です。僕も最初は全然うまく出来なかったんですけど、何例も何例もやってるうちに、だんだん上手になってきて、ほかの先生からも「上手くなったね」とか言われて、得意になってた時期がありました。

そんな時に、近くの高齢者施設に行ったら、すごくショックだったことがありました。それはほとんどの病棟にいる患者さんがほとんど寝たきりで、胃瘻されていた。そしてその患者さん、ほとんど意識がない。寝たきりで意識がなくて、会話もできない。痛いも痒いも言えない。その状態で何年も、長い人は10年以上です。

その状態を見た時に、僕は本当にショックを受けました。医者を辞めようかなとも思いました。人の役に立とうと思って医者になった。それなのに、全く人の役に立ってるという実感がわかなかった。僕は医者を辞めようと思いながら、悩んでいました。

その時ちょうど、北海道の夕張市というところが財政破綻して、医療崩壊して、そこで頑張っている先生、村上先生という人が、予防医療とかそういうので頑張ってるということで、救いを求めて夕張に行きました。今日はそんな話をしようかなと思っています。


夕張市で実際に起きた医療崩壊

夕張


さあ、夕張市。みなさんご存知ですか。北海道のだいたい真ん中辺りにあります。札幌が左の赤い丸なので、北海道の中ではかなり近いほうなんですけど、でもこれでも60kmあります。60kmっていうと、鹿児島で言えばだいたい錦江湾ひとつ、丸々入るくらい。それくらいの距離ですね。意外と遠いですね、そういう意味では。

夕張といえばみなさん、ね、メロンですね。その通り。メロン、そしてさっき言った財政破綻。この2つが有名ですね。でも実は、一番大事なものがあります。これ、日本一なんですけど、有名じゃない。でも一番大事だと思います。何でしょう? ……実は、高齢化率。高齢化率が45%で日本一です。今、日本全体が25%。だからほぼ倍ですね。これだけ高齢者が多い。

日本一高齢者が多い所で、普通に考えたらですよ、医療は充実してくれなきゃいけないって考えますよね。でも、さっき言ったように医療崩壊してしまった。医療崩壊。一言でいいますけど、具体的にはこういう事です。



それまではですね、夕張市内に総合病院がひとつあって、171床。それが医療崩壊、財政破綻によって市がお金をもう出せないよ、市立病院は継続出来ませんってことで小さな診療所、19床になりました。病床はほぼ1/10ですね。もちろん医者も去りました。医療機器も、何と今は夕張市内にCT、MRI、一台も無い。ゼロ台です。市内にですよ、病院にではなくて。しかも救急病院も無くなった。

救急病院が無くなるということは、こういうことです。救急車が病院まで到着する時間。これまで30分台だったんだけど、なんとほぼ2倍、60分台になりました。もちろん、ちょっとした風邪とか発熱くらいだったら市内の診療所で僕らが診ます。ただ例えば心筋梗塞、交通事故で大ケガしたとか、そうなったとき、札幌の病院までドクターヘリで行ってもらいます。となると、必然的に時間は延びますよね。


なぜ夕張市民は元気なのか

じゃ、この状況で夕張市民、生活できると思いますか? 不安でしょうがないですよね。でも僕が行ってみたら、夕張市民はすごく元気でした。どういうことか。

ストレッチ


例えばこの人。お若く見えますけど、実は60代です。60代の女性。もうすぐお孫さん、中学生です。

(会場ざわめく)

すごいですよね。この人は診療所の近くで床屋さんをやってて、町の中心人物です。夜な夜なこの人の家で飲み会が開催されるというね。もちろん僕も参加する。

そこでどんな話がされるかというとですね、今日は何万歩も歩いた、今日は雪かきを何時間した、血圧はこんだけ今下がってるぞ、とかですね、私はガンを早期発見して治療したとか、そういう良い話ばっかり聞くんですね。

で、この人が(スライドで)何をやってるかと先ほどからちょっと不思議に思ってるかもしれないですけど、この人、私は病院は絶対行かない、医者は嫌いだって言うんです。もちろん、大きな病気とか大きなケガとかした時はお医者さんのところへ行くけども、それまでは私は出来るだけ自分の免疫力を頼りにする、だから免疫力を上げる、そのためにストレッチをやるんだって言って、座布団を押しのけてストレッチをしてくれてる姿が、これです。そこを僕が激写したと。

でもですよ、CTもMRIも医療機器も、全ての医療機器は道具です。健康で長生きをするための道具ですよね。もし、それがなくても健康が保たれるのであれば、それは非常に素晴らしいことです。近くに総合病院があるということよりも、市民が意識を変えるってことが、病院があること以上に価値があることだと僕は思います。


最期の迎え方

50代、60代で元気な人は、まあいいでしょう。じゃ、80代、90代の爺ちゃん婆ちゃん。さすがに病院がなかったら不安でしょうがないんじゃないかと思いませんか? 思いますよね。

お年寄り


この方、90代の女性、お婆ちゃんです。まだお元気な頃の写真。この人ですね、診療所で肺に影が見つかって札幌の病院で検査しました。そしたら肺がんが見つかったんですね。肺がんが見つかったら、普通は抗がん剤をやるとか、入院して治療しましょう、って話になります。もちろんそういう話をされたそうですが、このお婆ちゃんは、札幌に行って1回検査をしたきり、2度と行かなかった。夕張に帰って、最後まで生活しました。

その亡くなる直前の写真がこれ。すごく良い笑顔ですよね。亡くなる前の日の晩まで、まんじゅうを食べてたそうです。好きなものを食べて、ご家族に、地域の人々に囲まれながら、最後まで生活することをこの人は選んだということですね。

こういうことをしている高齢者がいっぱいいるわけです。よくよく考えたら、僕が総合病院時代に感じていた事、胃瘻の方がいっぱいいるような世界。夕張では、そういう生き生きとしていない高齢者はひとりもいませんでした。


死亡率、医療費、救急車の出動回数、全て下がった

ただ、これは僕の印象です。何か(夕張には)すごい世界が広がってるなって思ってましたけど、実は印象だけじゃなくて、数字にも出ていました。

例えば、救急車の出動回数。下がっちゃったんですね。ちなみに全国的にはこの10年でほぼ1.5倍。高齢化率が高まれば高まるほど、救急車の出動回数はドンドン増える。普通に考えたらそうだと思います。でも、高齢化率1番の夕張市。高齢化率下がってはいないんですよ、まだまだ上がってるんです。2、3年前は43%でした。今45%。まだまだ上がってる。でも何とこうなっちゃいました。

医療費


ほぼ半分ですね。救急車が呼ばれなくなった。どういうことか。さっきのお婆ちゃん、救急車呼ばないんです。なぜか。だって、もう、命の終わりを受け入れてるんですね。救急車っていうのは、この命を助けてくれ、っていう叫びのもとに呼ばれるものです。あのお婆ちゃんは、助けてくれって思ってないんです。最後まで自分の家で生活したいって思ってるんです。

だから呼ぶのは訪問看護師、在宅医。もちろん、発熱とか一時的なことで、これは良くなるよってことであれば家で点滴したりして治療します。でもそうでない時は、残念ながらお看取りすると。そういう世界です。だから救急車が減る。しかも医療費も減っちゃったんですね。高齢者一人当たりの医療費。全国的にはものすごい勢いで増えてます。夕張市は一時よりだいぶ下がった。

医療費


すごいですよね。たぶん、救急車が減るとか、高齢者の医療費が減るとか、そういう地域って全国でもほとんどないと思います。でも夕張市は出来た。

しかもですね、何と死亡率まで下がっちゃったんです。これがすごい。

死亡率


日本人の死因の1位がガン。2位が心臓系。3位が肺炎。1、2、3、全部下がっちゃった。すごいですよね。何がポイントか。多分、僕が思うに予防の意識ですね。市民が予防のほうに意識を変える。病院があるから安心、ではなくて、しっかり自分で出来る事はやるんだぞ、と。この予防の意識。

日本人の病気の大部分は、生活習慣病からおきているといいます。だったら、生活習慣を変えればいいじゃないですか。みんなわかってるけど、できない。

あともうひとつ。終末期医療。残念ながら日本人の死亡率は100%。日本人だけじゃないですけどね。いずれ医療が解決できない問題がやってきます。その時に、しっかりと終末期のイメージを持っているか、持っていないか。家族と話し合っているか、話し合っていないか。地域の人たちとそういう話をしているか、していないか。

もちろん、文章にまとめてればいいですよ。そこまででなくても、地域で話をしている、家族で話をしている、その事実があるだけでも結果は全然違うと思います。

さらに、地域社会。若い時は予防の意識を高める。地域のみんなで予防の意識を高める。そして年をとってきたら、地域みんなでその命を受け止める。そういうあたたかい地域社会を作る。これがポイントだと思います。


日本が置かれている苦境

これ、夕張市民だから出来たんでしょう、ってよく言われるんです。市が財政破綻したから、そんな夕張市民だから出来たんでしょって、鼻で笑われることがあります。一緒にするなと。確かに夕張市民は危機感があったからできた、かも知れない。

でもじゃあ僕ら日本人は、危機感を持たなくていいのか。僕は危機感を持ったほうがいいと思います。なぜならば、今、国全体の借金は1200兆円って言われてますね。中央政府と地方自治体の借金を合わせたら1200兆円。これを一人当たりにすると、1人1000万。皆さん1000万負債を抱えてます。

ただ、今生まれたばかりの赤ん坊と、90代の爺ちゃん婆ちゃんを比べたら、赤ん坊はこれから長く返していかなきゃいけない。差がありますよね。となると、今生まれてきた赤ん坊は、生まれた瞬間に8300万円の借金を背負った状態で生まれてくるという計算をする先生もいます。

しかも、これは現時点での数字です。これから高齢化率はドンドン増える。

高齢化率


今日本がここです、25%。数十年後には40%になります。じゃあ、高齢化率が2倍になったら、借金も2倍になるんですか……? 医療費はどんどん上がってますもんね。ちなみに夕張は今ここです。かなり先取りしてますね。でも日本中が夕張みたいに高齢化率が高くなる。爺ちゃん婆ちゃんばっかりになる。そんな世界になります。

人口増加


しかもこれから人口はドンドン減るらしいです。今までの100年は異常な100年でした。それまでずっと、1000万、2000万、3000万でほぼ横ばいだったのに、この100年でなんと1億2000万になった。

人口減少


これからこうなるらしいです。良くて半分、悪いと1/3、1/4。今までの意識で今後の100年を乗り切れるという保証は無いですね。意識を変えなきゃいけない。

病院が欲しい、何々が欲しい、あれも欲しいこれも欲しいという時代から、病院がなくてもやっていけるよっていうような時代になっていくべきじゃないかなと思います。


「夕張モデル」が日本中に広まれば、世界の模範となれる

じゃ、もう日本に未来はないのか。そんなことはないと思います。これ見てください。

人口増加率


日本は高齢化率ずっと世界一なんです。これからもね。日本だけじゃないですよ、世界中が高齢化率が上がっていく。

エコノミスト


さらにこれ、『エコノミスト』っていう雑誌の表紙なんですけど、日の丸に押しつぶされてます。こんなショッキングな特集されるのも、日本が注目されているからです。世界中が解決できない高齢化問題。日本はその世界一なんです。世界中が注目してます。だからこんなこと言われるんですね。

じゃ、どうするか。世界中の医療費はドンドン上がってます。アメリカ・フランス・カナダ・イギリス、これからも高齢化率ドンドン高くなる。多分、医療費も上がっていくでしょう。どうするか。夕張はこうなったんです。

夕張


下げられた。じゃ、日本も夕張の真似すればいいんじゃないか。そしたらこうなる。もしこうなったら世界中がビックリしますよね。世界中から尊敬される高齢化対策を出来る、日本になれると思います。これを僕は「夕張モデル」って言ってますけど、これからは「日本モデル」にしなければいけないなと思ってます。そんな思いで僕は九州に帰ってきました。

2007年、夕張市が財政破綻したとき、夕張市民はどうなっちゃうんだろう、可哀想だな、と思いませんでしたか? 僕は九州で思ってました。でも、もしかしたら、今可哀想なのは僕らかもしれない。夕張市民はわかった。でも僕らは、もしかしたら、気づいてない、もしかしたら気づいてないフリをしているのかも知れない。

日本が世界のリーダーになれる。鹿児島は明治時代に日本を変えた実績を持っています。鹿児島が変われば日本が変わる。日本が変われば世界が変わると、僕は勝手に思ってます。何かこう考えるとワクワクしますよね。軍事力でもなく、政治力でもなく、経済力でもなく、高齢化対策で日本は世界のリーダーになれる。そんなことを僕は考えています。一緒にワクワクしながら世界を変えてみませんか? ご清聴ありがとうございました。

・ いまさら農薬

2015-06-14 00:13:14 | 健康


日本政府が発表している日本人の平均寿命も本当かどうかも怪しいものですが、その平均寿命だけでなく健康寿命という数字も出ています。それによると人の世話にならないで生活できる健康寿命は男性で約70歳、女性で73歳だそうです。寿命までの10年ほどは誰かの世話にならんければならないようです。ガンで死亡する人は2人に一人と言われており、100年前の日本では考えられない数字です。国民の健康など全く意識のない官僚・政府が決めた仕組みのおかげで、長期間かけて農薬や添加物・放射能で体を不健康にしている結果が表れているのでしょう。
医者の内海聡さんがフェイスブックで農薬について書いています。以下転載します。




世界各国の農薬使用量

いまさら農薬

農薬がなぜダメなのかどれくらい危険なのかということは、ほとんどの人が理解できないようです。科学的にいえば農薬は精神薬と同じ強力無比な神経細胞毒で、脳細胞その他をどんどん死に至らしめることがわかっています。しかしここもほかの社会毒と同様すぐに影響が出ない、蓄積されていくというのがポイントで、しかも脳だけでなく脂肪が存在するあらゆる場所に蓄積されて、あとになって弊害をもたらすというのが共通しています。

中国の野菜が怖いといっている人が多いようですが、日本の野菜の方が怖いのです。日本は農薬消費量がハンパではなく、何十回もふるのは当たり前でこれは基準値が世界一高いから。日本人はゴミの野菜を食べているのですが、ほとんどの日本人は売られているからしょうがないと言います。あらゆる国で農薬の基準値がここまで高いのは日本だけであり、世界一バカが集まるナメラレタ奴隷国家が日本であるという言い方もできるでしょう。

農薬には大きく三種あり殺虫剤も農薬に含まれます。一つは有機リン系で神経系・呼吸器系に対する毒性化合物で、第二次世界大戦前後から殺虫剤として農薬に使われている。 農業用、家庭園芸用、殺虫剤または殺菌剤、除草剤として使用されて、その後、河川に流れ出し浄水場から水道水に入ってきます。「ホス(phos)」と付く農薬はたいてい有機リン剤で神経ガスとしてサリンはその親戚です。などが開発された。有機リンやサリンとアルツハイマーの薬は同じ作用機序である。木材防腐剤電車、バス、タクシー、航空機、などの、車内、機内、消毒に使用される。塩化ビニール、ウレタンフォーム、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、の可塑剤、難燃剤、ガソリンの添加剤、潤滑油添加剤、としても使われています。

ネオニコチノイド系は神経を興奮させ続けることで昆虫を死に至らしめる毒物で。最近、世界各地でミツバチが姿を消していることが話題になっています。フランス、イタリアなどでは使用が禁止されており、自然の山の水、何々山のわき水などにはすでに、大量のネオニコチノイドが混入しています。グリホサート系はいわゆるラウンドアップ (Roundup) といわれるもので除草剤です。遺伝子操作によりラウンドアップに耐性を有する作物とセット販売されていますが、有名なベトちゃんドクちゃんを生み出したのはベトナムでの245−T枯葉剤で、ラウンドアップはそれの類似品、その双方の毒物を作ったのがモンサント社です。

日本の使用量は常に世界一を争っており、韓国がその対抗馬で最近中国で農薬使用量が増えています。最近になって日本はさらに一部で農薬基準値が引き上げられ、とっても嬉しいことになっています。

・ 世界で始まるモンサントの農薬残留検査

2015-04-28 02:04:48 | 健康


遺伝子組換え作物で悪名高きモンサント社は、もともとは農薬を作っています。その農薬と遺伝子組換え種子を売るためにあくどい手を使ってきました。しかし、今は多くの国で、遺伝子組換え作物の輸入禁止や使用禁止をし始めています。今回はモンサントの農薬残留検査が世界中で行われると言う記事です。以下「Alter Trade Japan」さんより転載します。



世界で始まるモンサントの農薬残留検査
2015年04月23日
モンサント2


WHOの外部研究機関である国際がん研究機関(IARC)は2015年3月20日に、除草剤グリホサートを「おそらく発ガン性物質」という2Aのカテゴリーに指定しました。この発ガン性物質のカテゴリーは下記のようになっています。
  1 :ヒトに対して発がん性がある
  2A:ヒトに対しておそらく発がん性がある
  2B:ヒトに対して発がん性があるかもしれない。
  3 :ヒトに対する発がん性については分類できない
  4 :ヒトに対しておそらく発がん性がない。

 2Aの「おそらく発ガン性がある」と2Bの「発ガン性があるかもしれない」の違いについてですが、前者は実験動物での十分な証拠があるものであるのに対して、2Bは実験動物での証拠がまだ十分でないものという違いがあります。つまりグリホサートは動物においては発ガン性が確認された、という判定と理解できます(どちらもヒトの発ガン性に関しては証拠が限られたものであり、その証拠が得られた場合には1のグループとなります)。

 このグリホサートはモンサント社が除草剤として1974年に特許を取得します。この除草剤をかけても枯れないように遺伝子組み換えされた大豆が1996年から大規模耕作されるようになり、その使用は年々、激増しています。2000年にはその特許は切れて、現在はジェネリックとなっており、世界各地で生産されています。

 このグリホサートを原料に使った除草剤、特にモンサントのラウンドアップは遺伝子組み換え耕作地域で大量に使われ、その地域でガン患者が増加しているというニュースがここ数年、目立って報道されるようになりました。アルゼンチンやブラジルなどで、農業労働者や住民の子どもたちに遺伝子損傷が見られるという研究なども発表されています。

 遺伝子組み換え作物だけでなく、このグリホサートは多くの作物に使われています。たとえば米国では小麦の収穫前に、収穫を容易にして、さらに収穫を増やすためにグリホサートが散布されることが多くなっています。中米やスリランカでは農業労働者が通常はまれな慢性腎炎で多数の死者を出しており、エルサルバドル議会はグリホサートを含む農薬禁止を決議し、スリランカも大統領令でグリホサートの禁止を決定、オランダでも部分的に規制が始まっています。

 グリホサートが撒かれる地域の農業労働者、農民、住民だけでなく、グリホサートの残留した農作物を食べることによる健康被害に対しても、懸念が大きくなっています。その影響は消化器系の疾患、内分泌の異常、自己免疫疾患、不妊(男性、女性)、糖尿病、ガン、精神疾患、自閉症・認知症などの神経系の疾患など多岐にわたる可能性が指摘されています。


モンサント2

 すでに米国の母親の母乳からこのグリホサートが検出されたり、ドイツで行われた尿検査でグリホサートが検出されるなど、人体からの検出も報告されていますが、これまで統一した大規模な調査は行われたことはありません。

 今回、世界の遺伝子組み換え問題に関わる市民のグローバルなネットワークであるGlobal GMO Free Coalitionを通じて、フィード・ザ・ワールド(Feed The World)というプロジェクトが立ち上がりました。このプロジェクトは世界の市民に対して、グリホサートの母乳、尿、水道水の検査を有料で提供することで、市民自身が自分の体内、いつも使っている水道水の中にグリホサートが含まれているかどうかを知ることができるようにするものです(母乳の検査は今年後半開始予定)。

 今年の10月に米国ではグリホサートを禁止する法案が提出される予定であり、カナダやブラジルなどでも同様の動きが現在あります。

 日本ではこのグリホサートは100円ショップの園芸コーナーでも売っており、ホームセンターではモンサントのラウンドアップの販売コーナーがあるほど、その販売に規制は現在ありません。日本は世界で単位面積あたり農薬使用量が飛び抜けて多い国です。また、日本は世界でも最大級の遺伝子組み換え作物輸入国であり、グリホサートの残留量の高い作物が家畜の飼料や加工食品の原料として使われています。日本こそ、このグリホサートの被害について注意が必要な国といえるでしょう。

 この検査は日本からも依頼することが可能です。懸念を持つ方はぜひご参加ください。




グリホサートのテスト申し込みフォーム



Feed The World logo



Feed The World: 開始プレスリリース
世界で最初の市民を対象とした認証検査がグリホサート禁止圧力を高める
世界でナンバー1の除草剤があなたの体内に?


 フィード・ザ・ワールド・プロジェクトが一般市民を対象とする世界で初めてで唯一のグリホサートの検査によって木曜日に立ち上がります。このプロジェクトは米国の女性と子どもに特別の焦点がありますが、史上初の認証された尿、水、そして近日中に母乳のLC/MS/MS グリホサート測定を世界の市民に提供します。これはグリホサートの販売と使用の禁止を導くでしょう。

 世界保健機関(WHO)は3月にグローバルなバイオテク産業に衝撃を与えました。バイオテク産業の最大の稼ぎ頭である化学物質-グリホサート-を「恐らくヒト発がん性物質」(1)として分類したからです。

 Feed The World (2)の理事、ヘンリー・ローランズは木曜日に以下のように述べています。


「グリホサートは私たちに有毒な食、水と空気をもたらす現在の農業システムの根幹です。自分たち自身や家族の体の中にどれほどの濃度のグリホサートが存在しているのかを市民が知ることをできるようにすることで、私たちはグリホサートを禁止することをめざします。フィード・ザ・ワールドは農民やビジネス関係者や政府が子どもたちの有害物質のない未来に向けて変えていくために、利益のある農業のオルタナティブのプラットフォームも同時に提供します」



 フィード・ザ・ワールドによって提供される認証されたグリホサート検査方法 (3)は一般市民が自分たちの体内、あるいは水道水にどんなレベルのグリホサートがあるかを確かさを持って発見することを可能にします。

 2014年に完了した小規模な予備的研究では米国の女性の母乳、尿、水からグリホサートが発見されましたが、この検査の際に使ったELISA試験法ゆえに米国環境庁(EPA)や他の政府規制機関がその結果を無視できてしまいました。EPAやその他の政府規制機関がグリホサートを元にしている除草剤に対して、グリホサートの禁止を含む厳しい行動を取るように圧力を強めるため、フィード・ザ・ワールドは認証されたLC/MS/MS 検査法を採用します。 英国貴族院のメンバーである31代マー伯爵婦人(4)マーガレット・オブ・マーはこう述べます。


「将来の世代が健康で充足した生活を送るためには私たちは世界の女性たちに振り向かなければならない。グリホサートはおそらくガンを生じさせるとして知られている。そしてまだ知られないさまざまな医学的状況に生命を脅かす。私たちあるいは、私たちの子どもたちが影響を受けるかどうか、個人としては知ることができない。この重要なプロジェクトは世界の女性たちが自分たちの体内に、あるいは供給される水の中にグリホサートが入っているかどうか見つけることができる。さらなる汚染を避けて、そして最終的に私たちがグリホサートが私たちの食や水、空気の中にあることをもう我慢しないことを共に示すことに参加できる」



 受賞の栄誉ある米国ドキュメンタリー映画の監督エド・ブラウンは、このフィード・ザ・ワールド・プロジェクトの最初から最後までの撮影を続けているが、彼はこう述べる。


「もし一度、この情報を知ったら、振り返ったり、無視したりすることはもうできない。この化学物質がこの惑星のほとんどどの人の体内にも発見されるということを理解することは、そしてその化学物質がたぶん発ガン性物質であるということは我々の時代でもっとも重大なストーリーである。だから私はそれを世界に伝えることを支援することを決めた。なぜならそれは我々人類全体の運命だからだ。」



 Organic Consumers Association (5)とMamavation (6)を含む全米にわたるNGOと母親ブロガーはこの検査を広めることに同意署名している。

 Feed the Worldプロジェクトはグリホサートを原料とする除草剤の販売をフェーズ・アウトさせ、2018年末前までに全面禁止させることを求めるために米国上院に提出される女性と子どもたちの権利法案 (7)を含んでいる。

 尿と水の一般検査と同様にグリホサート検査法の確立と認証プロセスは米国の高く評された研究所で行われ、その研究所の詳細は2015年後半まで部外秘に保たれ、すべての方法が記述された論文の中にピア・レビューされた科学雑誌に掲載される予定である。母乳検査も2015年後半に始まる。

 インディアナ医学大学とセント・フランシス病院の新生児集中治療ユニット(NICU)長である新生児学局の臨床学教授(8)のポール・ウィンチェスター博士はこう述べる。


「勇気と懸念を持つ市民は除草剤が実際にどこまで汚染しているのかを知るために行動しなければならない。人類史上でもっとも大量に使われた除草剤について私たちは私たち自身が検査を受ける機会を提供されている。ラウンドアップ(モンサントのグリホサートを原料とする除草剤)は雑草を殺すためだけでなく、収穫前の穀物の乾燥にも使われる。それは地下水、川の水、雨、雪、土壌、そして、食の中に存在していて、その量は増加している。ラウンドアップはあなたの体内に? あなたの赤ちゃんに? この除草剤は私たちの子孫にDNAに刻印していくの? これらの質問に答えるために力を貸してほしい。EPAはやろうとしない。政府はやろうとしない。化学企業はやろうとしない。GM進める農民たちはやろうとしない。食料品店はやろうとしない。もし、私たちがカップの中におしっこをして、その分析に支払わない限り、誰もやらない。あなたたちが真実を突き止めるために支援してくれることを願う」



 このプロジェクトに対するグリホサートを原料とする除草剤を作る企業からの予想される反応は、発見されたレベルは人体には安全だというものだ。しかし、企業や政府規制機関が安全だとみなしているグリホサートの濃度が実は「有害である」ことを示す証拠を含む、グリホサートに関する健康や環境上の危険を指摘するとても明快な情報データベース(9)をフィード・ザ・ワールドは提供している。

 ロンドンの分子遺伝学者、マイケル・アントニオウ博士はこう結論づける。


「グリホサートはひじょうに低い濃度であっても、内分泌(ホルモン)システムの撹乱などのメカニズムを通じてすべての年齢層で深刻な病に導き、有毒でありうるという証拠はますます増えており、この物質が人間集団全体の中でどれほど存在しているのかについて広い範囲の情報を得ることはさらに不可欠なことになってきている」



参照(外部サイト):
1.http://www.reuters.com/article/2015/03/20/us-monsanto-roundup-cancer-idUSKBN0MG2NY20150320
2.http://feedtheworld.info
3.http://feedtheworld.info/glyphosate-testing-test-yourself/
4.http://en.wikipedia.org/wiki/Margaret_of_Mar,_31st_Countess_of_Mar
5.https://www.organicconsumers.org/
6.http://www.mamavation.com/
7.http://feedtheworld.info/glyphosate-bill-of-rights/
8.http://www.neonatology.iupui.edu/faculty/paul-d-winchester/
9.http://feedtheworld.info/glyphosate/

よくされる質問: このグリホサート検査ではどんな認証方法が使われますか?

グリホセート(N-(ホスホメチル)グリシン)を直接液体クロマトグラフィー – タンデム質量分析(LC-MS/ MS)を用いて分析されます。水および尿のサンプルはイオン交換カラムを用いる固相抽出によって分析されます。抽出されたサンプルは、LC-MS/ MSに注入され、検体は定組成溶離を介しオベリスクNカラム(SIELCテクノロジーズ、米国イリノイ州プロスペクトハイツ)を用いて分離されます。グリホサートのイオン化は負極性で作動するエレクトロスプレーイオン化源を用いて達成されます。分析物は、内部標準としての13C標識グリホサートを用いて多重反応モニタリングによって検出される。検体の定量は、8点較正曲線を用いた同位体希釈法によって行われます。分析は0.1 ng / mLでの検出限界を有する。観察内および間日間の精度は0.1〜80 ng / mLでの範囲の濃度の6%から15%までです。グリホサートの回収率はその分析の線形ダイナミックレンジ内の濃度で70から80%の範囲。

プレス問い合わせ(英語):
Henry Rowlands
Director
Feed The World – http://www.feedtheworld.info
Henry @ feedtheworld.info
+359886699802

・ 「コアラのマーチ」のトランス脂肪酸

2015-04-25 23:15:47 | 健康


添加物だらけの日本のお菓子・・・その上、国内では表示内容も隠していることがあるようです。日本政府や官僚は国民の健康などほとんど無視していますね。企業にとって都合の良いように仕組みが作られている。知らずに食べている子供たちの将来の健康が心配ですね・・・・・そして、マスゴミを使って日本の食品は世界で一番安全とまで言わせている・・・・それを頭から信じている国民のなんと多いことか・・・・・
Warotterさんのブログを転載します



ロッテ「コアラのマーチ」は一箱でWHO摂取基準に達する○○まみれ…発がん物質も

コアラのマーチ

香港・シンガポールで売られている日本の商品の原材料表示ラベルを調べると、日本国内の表示では分からない有用な情報が分かる。たとえば心疾患のリスクが上がることからWHОが1日2g以下の摂取を推奨するトランス脂肪酸。その表示義務がある香港では、ロッテ「コアラのマーチ(いちご)」に含まれるトランス脂肪酸の量は、たった1箱でWHOの1日あたり推奨上限値相当の量になることがわかった。また、日本の表示では商品に使用される添加物「カラメル色素」に発がん物質「4-МI」が含まれるかどうかは見分けられないが、香港の表示ではそれが可能。「コアラのマーチ」で着色料として使用されているカラメル色素は発がん物質入りで、同じカラメル色素でもハウス「とんがりコーン」は発がん物質なしのものを使っていた。さらに、S&B「おでんの素」の中身は「味の素」だらけで、鰹節や昆布エキスよりも、味の素の量のほうが多いことも判明した。海外の消費者には情報提供するのに、自国の消費者には隠すのが、消費者の健康より企業利益を優先する“食品表示後進国”日本の寒い実態である。

子どもたちや若い女性の間でも人気のロッテ「コアラのマーチ」だが、たった一箱食べただけで、トランス脂肪酸の1日の摂取上限値に達してしまうことが、香港で売られている同じ商品の表示から分かった。

日本ではトランス脂肪酸量の表示は義務化されていないため、どの商品にどれくらい含まれるのかは不明だ。その一方で外国では表示義務化されている国も多い。8月18日に開催された全国農業協同組合連合会(JA全農)主催の「食品表示に関する記者説明会」の中で、日本製の加工食品の、国内での表示と、香港とシンガポールでの表示の違いが、展示された。

香港で販売されているコアラのマーチの食品表示が、上記写真だ。香港ではトランス脂肪酸の表示が義務化されている。コアラのマーチ(イチゴ)の場合、トランス脂肪酸含有量は、商品100g当たり4.8g。一箱の商品量は41gなので、一箱食べると1.968g、ほぼ2gのトランス脂肪酸を摂取することになる。

この量は、世界保健機関(WHO)が推奨するトランス脂肪酸の1日当たりの摂取上限値である2gに、ほぼ相当する。日本では、日本人全体のトランス脂肪酸の平均摂取量は0.6gなので健康への影響は小さいと考えられるとして、表示は義務化されていない。一部パンメーカーだけが、ホームページで情報提供しているだけだ。

その時、日本の菓子パンで一番多かったのが、PASCOの「サンドロールチョコレート」で、商品重量94g中2.6gのトランス脂肪酸が含まれていた。100g当たりでは2.8gとなる。コアラのマーチは、実に、その2倍以上のトランス脂肪酸を含んでいることになる。

コアラのマーチはビスケットの中にチョコレートを注入した商品だが、ビスケットもチョコレートもトランス脂肪酸含有量は多くなりがちなので、菓子パンよりも高濃度になってしまうのだと推測される。

菓子パンの記事に対しては、「菓子パンを、健康にいいと考えて食ってないと思うよ。毎日食ってたらヤバいかもしれないけど、普通はある程度配慮するだろうし、そこはもう個人の裁量だろ」なんていうコメントも寄せられた。

しかし「コアラのマーチ」はどうだろうか?一箱41gなので、一度にぺろりと食べてしまえる。チョコ好きの女性や子どもで同製品のファンなら、毎日一箱以上食べ続ける人もいるのではないか?

・ 朝パンを食べると脳と体を狂わせる

2015-03-27 21:17:17 | 健康


FaceBookにアメリカの小麦について書かれたものがあります。アメリカの小麦は遺伝子組換えではないと思っていましたが、その形質は変えられていたようです。日清製粉でさえ、問い合わせをすると「小麦は遺伝子組換えされたものはありません」と答えが返ってきています。我々国民は、知らない間に添加物を含め、健康に良くないものを食べていることになりますね。味噌・醤油・砂糖・水・・・・あらゆるものを見直さないと、子供たちや孫たちの時代には大変なことになっているかもしれないですね。
Leading&c.さんのFaceBookより転載します。




日本は小麦の全消費量の85%を輸入に頼り、しかもその6割はアメリカ産が占めていますが、現在アメリカで収穫されている小麦は、20世紀後半に行われた遺伝子研究によって形質転換されたもので、本当に天然の小麦とは明らかに異なります。


米国の医師ウィリアム・デイビス氏は、「現在の小麦が本物の小麦なら、チンパンジーは人間だと言うようなもの」だと指摘し、この形質転換された小麦が肥満、高血圧、糖尿病、そして心臓疾患の原因になっており、患者2000人に独自の「小麦抜き」の食生活を実践してもらったところ、病気や疾患が見事なまでに回復する結果になったと同医師は述べています。


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↑現在収穫されている小麦は、20世紀後半に遺伝子研究によって形質転換されたもの。
(paule92)


実際、どこのスーパーに行っても、パン、ベーグル、シリアル、そしてパスタなど小麦食品だらけで、高度成長期以降、「日本食は欧米食よりも劣っている」という考え方から、欧米食生活が一気に日本に流入し、日本人の食生活が一気に変わってしまいました。


しかし、日本がアメリカから輸入している小麦は収穫量を増やすために、病気や日照り、そして高温に耐えるように品種改良したもので、大幅に形質転換された品種の小麦は、人工的な硝酸塩肥料や有害生物防除なしでは育だちません


さらに、日本が輸入している小麦はカビが生えないよう、防腐剤が大量にふりかけられている場合が多く、このような輸入小麦がパン、ラーメン、パスタ、そしてお好み焼きなどに使われていると考えるだけでも、何となく食欲がなくなってきます。


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↑普段、私たちが食べるものにも大量の小麦が使われている。
(Yuu)


「小麦は食べるな!」の著者、ウィリアム・デイビス博士によれば、現在北米の小麦農家の平均収穫量は100年前と比べて、10倍を超えており、食生活に小麦が取り入れられたことで、食品業界や製薬業界が信じられないほど大儲けしたことを考えると、ある権力グループが収穫量の多い低コストの小麦を大量生産し、何千億ドルもの小麦加工食品の販売をたくらむ大手食品メーカーの先頭に立っていた可能性が高いと述べています。


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↑大量の人工小麦は、一部の権力者がビジネス目的で生み出した。
(David Levitz)


乳ガンはもともと欧米に多い病気ですが、ここ最近では日本でも乳ガン患者が急激に増えており、料理評論家の幕内秀夫さんによれば、乳ガンの患者さんで、朝にパンを食べている方の割合は、40歳以上で7割、20代、30代では8割に上ると言われています。


そもそも、食事というのは、「その前の食事で何を食べたか」の影響が非常に大きく、例えば朝食にしっかりご飯を食べたら、昼食までそれほど強烈な空腹に襲われることなく、自然とうどんやそばなど軽めの食事でも満足できますが、パンは高脂肪のわりに腹持ちが悪いため、昼食はラーメンやパスタなど高脂肪の食事をガッツリ食べたくなってしまいます。


肉体労働の人が「パンは食った気がしない。」とよく言いますが、それもよくわかる気がします。


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↑乳ガンになる患者さんの7,8割は朝食にパンを食べている。
(Rik Lomas)


小麦は脳にも大きな影響を与え、小麦を取り続けることで脳が、「もっとカロリーを摂取しろ。」と指令を出したり、活力や気分、そして睡眠の作用にも障害をもたらします。「小麦は食べるな!」の著者、ウィリアム博士は小麦について疑問を感じた時のことを次のように述べています。


「私は奨学金をもらって大学に行きました。大学からは大量の食券をもらったので、朝食を食べるためにカフェテリアに飛んでいきました。貧しかった私にとって、ホットケーキ、ベーグル、パンなどが好きなだけ食べらる環境は夢のようでした。しかし、どれだけしっかり睡眠をとっても、何杯コーヒーを飲んでも、私の体は常に疲れており、授業ではいつも眠くなってしまいました。最終的には大学をドロップアウトしなければならなくなったのですが、大学から出たあとは、気分がかなりよくなりました。」


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↑疲れていると感じる原因の多くは「小麦」にある。
(Robyn Lee)


コロンビア大学の研究によれば、小麦を断つことによって一年以内に肥満の患者が半分に減り、太り過ぎだった被験者の50%以上が平均で12キロ減量しました。


小麦が人体に与える影響として、血糖値の大幅な上昇、病気や老化の原因となる糖化反応、神経障害、そして糖尿病など、体への悪影響を与えればきりがありませんが、ウィリアム博士は小麦を食べない分、野菜やナッツ、肉、卵、オリーブ、アボカド、チーズといった「本物の食品」でお腹を満たすことで、栄養不足になるどころかもっと健康になり、よく眠れるようになると述べています。


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↑「本物の食品」は含まれる栄養の要素が明らかに違う。
(Laura Taylor)


基本、飲食店は家庭と違って「儲け」を出す必要があり、できるだけ食材にかかる費用を切り詰め、儲けを大きくしなければなりませんが、やはりどうしても家庭料理と比べて味の質が落ちしてしまいます。


なので、飲食店は「砂糖」や「油」そして「うまみ調味料」などの精製食品で食材の悪さをカバーし、健康面はさておき、とにかく消費者の舌を喜ばせようと「快楽を与えるための食事」を提供し続けます。


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↑外食が多くなると、人間の舌は普段の食事では満足できない「外食舌」になってしまう。
(Luis Rodriguez)


そもそも食というのは、「全人類に共通して良いもの」があるわけではなく、その国、その地域など、それぞれの「風土に合った食事」というものがあり、それを摂取することが一番だと言われています。


欧米人の食生活が一方的に悪いと言うわけではなく、日本人には日本に合った食文化があり、欧米人の食文化をそのまま日本に持ち込めば、何らかの問題が起こるのは間違いないのではないでしょうか。


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↑その風土に合った食事をするのが、健康には一番良い。
(puamelia)


言い方は少し悪いかもしれませんが、日本は戦後70年にわたってアメリカからカツアゲされ、安全保障をちらつかされながら、散々吸い上げられてきました。しかし、そんなアメリカに憧れる時代は完全に過ぎ去り、国家なんて関係なく、個人の意思でアメリカの食文化と決別することが、日本にとっては大きな前進になるのではないかと思います。


世界的に有名なハーバード大学の国際政治学者サミュエル・P・ハンティントンは、21世紀の国際社会は自国の伝統や文化を基本としたアイデンティティの戦いになるだろうと述べていますが、アメリカの食文化から離れられないようでは、日本の価値観や考え方は、まだまだ20世紀型に取り残されたままなのかもしれません


・ 幸福感

2015-02-18 17:29:11 | 健康


いろいろな生き方があるのだろうけれど、後悔のしない人生を歩むために数歩先を見ながら歩いている。しかし、直前のところしか見えない人は非常に多い。事態が急変するまで分からないようである。私もサラリーマンをしている時は、政治には全く興味が無く気にもかけず、誰かがきちんとしてくれているだろうと思っていました。しかし、引退した後に世の中を見渡すと、なんとデタラメをしている人たちが如何に多いかに気づき始めています。少しでも、役に立てるよう情報は流し続ければ・・・・後は情報を元に自分の生き方を決めるのは本人次第・・・・・岡本よりたかさんのフェイスブックより転載します。




岡本 よりたか

「幸福感」



自然


先日、こう言われた。

「食の安全とか、放射能汚染とか、医療の嘘とか、企業の搾取とか、政府の嘘とか、何ひとつ気にせずに暮らしてる友達は、会社帰りにカロリー高めのレストランや居酒屋で楽しそうに仕事終わりを楽しみ、素敵な家に住み、良い車に乗り、楽しそうに平和に暮らしてる。


しかし、気づいてしまった自分は、食べたいものが食べられず、仕事も辞めてお金もなく、放射能汚染に怯えて引っ越しをし、今にも止まりそうな車と賃貸の家、とても幸せとは言えない生活をしてる。だんだん、気づかない人が羨ましくなってきた。」

まぁ、分からないでもない。

人は自分が正しいと思うことしかしない。これは極論のようで真理である。どのような行動であれ、正しいと本気で思っているか、正しいと勘違いしているからその道を行く。もちろん後から正しくないことに気づき後悔することはあるだろうが、少なくとも今は正しいと信じている。

逆の言い方をすれば、人は正しいと信じている事しか出来ないのだ。だから、今、自分が選んだ暮らし方を正しいと思っており、どんなに頑張っても前の生活に戻ることは出来ない。

映画「マトリックス」で目覚めたネオように、気づいてしまえば戦いの日々になるし、実はその生き方こそが本質的な幸福への道ということもありえる。

だが、人にとって取り返しがつかないのが「後悔」というものである。気づかない人達は、ある時気づいてしまえば激しく後悔するかもしれない。それは、病に侵された時であり、生活が困窮した時であり、死の床についたときかもしれない

気付いた人は、おそらく、その後悔の怖さを知っているのだろう。それが気づきのきっかけになる。そしてそこから生まれるのが正義感である。この正義感こそ、本当の意味での癒しであり幸福感だと僕は思う。

多少は気づかない人の生活を羨むのはいい。でも、自分の中に生まれた正義感だけは大事にして欲しい。その正義感は消える事はなく、やがては本当の意味での幸福感を味わえるはずである

僕はマヤカシの豊かな生活よりも、貧しく苦しくても真実を追求する方がいい

・ 枯葉剤耐性大豆

2015-02-18 15:58:38 | 健康


世界中の一般市民の健康を無視し、企業の利益だけを追及しているGMO販売。日本もTPPへの参加が決まれば、即刻表示規制が解除され、「遺伝子組み換え大豆を使用していません。」の表示は無くなるでしょう。日本政府も、いい加減デタラメですね。国民の生命や生活の安全を考えるつもりは毛頭ないようです・・・・自己で対応するしかないですね。岡本よりたかさんの投稿を転載します。




「枯葉剤耐性大豆」(長文)

除草剤散布


モンサント社の遺伝子組み換え大豆は、除草剤への耐性を持っている。

その理由だが、バイオテクノロジー企業であるモンサント社及びそのバックにいる財団や政府は、穀物支配を行うためには、特許を取得した遺伝子組み換え大豆を蔓延させることが必要だと感じた。


その特許を取得した大豆を、多くの農家に購入させるために行ったのが、除草剤を撒いても枯れないという機能を大豆に持たせることである。それにより、数百~数千haの大規模農家は、大豆の生育期間中に、空から除草剤を撒くことだけで、除草が可能になった。

従来は、種まき前に除草剤を使用したり、広大な畑を耕耘して雑草を抑える、あるいは、場所によっては農業機械を使って除草を行っていたが、そのような膨大な人員が必要な作業を行わなくて済み、人件費節約と効率化という二つのメリットを享受した。

しかし、問題は大きかった。今までは大豆に除草剤がかかることは無かったのだが、除草剤がかかっても枯れないとなれば、上からどんどん振りかけてしまう。おかげで高い濃度で、大豆の中に除草剤成分が残留するようになってしまった。

世界中で善意ある科学者が警戒の声を上げたが、残念ながら残留基準値は高く設定され、除草剤が残留する穀物が世界中に輸出されることになり、バイオテクノロジー企業は、特許料と除草剤の売上という二つの莫大な収益を手にすることになった。

さて、その除草剤というのが「グリホサート」という成分と界面活性剤を主原料にしたモンサント社の「ラウンドアップ」という除草剤であったが、大量に除草剤を撒き始めたがために、農地に生える雑草の生態系が変わり始めた。グリホサートの成分に耐性を獲得した雑草が、勢力を増し始めたのである。

このモンサント社が抱えた問題に対し、ビジネスチャンスとばかりに新しい遺伝子組み換え大豆を考え出したのが、ダウ・ケミカルである。ダウ社は、グリホサートに耐性を持つ雑草処理のために、グリホサート以外の新たな除草剤に対して耐性を持つ大豆を実験室で生み出したのである。

その新たな除草剤とは、アリルオキシアルカノエート系であり、この主成分は、あの悍しきベトナム戦争で散布され、四世代目の子供にも奇形という影響を与え続けている「枯葉剤」の主成分でもあった「2,4-D」なのである。

米国は、あおのおぞましい記憶が蘇り、国民は50万もの反対の声をパブリックコメントにあげ、この大豆の承認に待ったをかけた。だが、なんと2012年、日本はその枯葉剤耐性の大豆の輸入と栽培の許可を与えてしまったというから、空いた口が塞がらない。

それから、2年ほど経ったとき、米国も企業ロビーに屈する形でこの枯葉剤耐性大豆を承認することになったが、現在は栽培などは大きく行われているという話は聞かない。世界的に遺伝子組み換え大豆への抵抗感は高まり、世界最大の消費国の中国やロシアが慎重な動きを見せているからだ。

しかし、ここにきてモンサント社の動きが活発になってきた。モンサント社は、さらに別の除草剤耐性の大豆を開発し、市場に送り出そうとしている。それが「ジカンバ」という除草剤である。モンサント社の企業ロビー力は世界屈指である。モンサント社が動けば、グリホサートと共に、このシカンバが世界中にばら蒔かれることになる可能性は非常に高い。

なんと、このジカンバも、あのベトナム戦争時に枯葉剤として散布されたことがあるという。結局のところ、アメリカもそのおぞましい記憶を忘れ去ってしまっているということである。

ジカンバであろうが、なんであろうが、除草剤というものは環境の生物の健康に多大な影響を与える。環境中の微生物や小動物を殺戮し、土壌を砂漠化してしまうだけでなく、動物のDNAに損傷を与え、突然変異を起こさせてしまう

世界は飢えてしまうと脅かされ、遺伝子組み換え作物の必要性を訴えているが、世界を飢えさせているのは、バイオテクノロジー企業による食支配が原因ではないだろうか。安い食肉を生み出すために、我々人間が食する食べ物をつくる農地を、次々と家畜のための穀物栽培畑にし、廃棄食料を増やし、あるいはバイオ燃料のために畑を専有し、貧富の差を生み出してきたのは、世界的な穀物過剰の農業生産である。

この先の未来の農業は、生物多様性取り戻すことが最重要課題であると、僕は思う。

※日本アグロエコロジー会議は2月11日。まもなく。
<第1回 勉強会> ~食と農・地域と暮らしが分母となる社会を目指して~
https://www.facebook.com/events/735165609913006/

・ 日本から「赤とんぼ」がいなくなる。

2014-12-26 02:14:58 | 健康
日刊SPAに「日本から 赤とんぼ がいなくなる」という記事があります。トンボと云えば、小さい頃は電線に連なって止まっていたり、夏の青空に無数に飛んでいる光景を思い浮かべます。その中に「赤とんぼ」や「車トンボ」を見つけては、トンボ網で捕まえていました。だんだんと姿を見ることが無くなってきたと思っていたら、農薬が影響しているようです。TPPによって遺伝子組換えが平気で入ってくると、もっといろいろな影響があるんのでしょうね・・・・・以下転載します。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


20年ほど前までは、日本中の至るところで見られた赤とんぼ(アキアカネ)。これが’00年前後を境にして、半数以上の府県で1000分の1以下に激減しているのだという。アキアカネの個体数調査を行った、石川県立大学の上田哲行教授はこう語る。

「アキアカネの個体数については、過去のデータがほとんど残っていません。そこで、残されている数少ないデータをもとに減少パターンを推計したところ、’00年前後に全国的な激減が起きていたことが判明したのです」

赤とんぼ

 それにしても1000分の1以下の激減とはただ事ではない。その原因は何なのだろうか?

「減反政策で田んぼが減ったこと、温暖化による環境の変化、湿田の乾田化などの影響も考えられます。しかし’00年前後の激減は、それでは説明がつかない。徐々に減るならわかりますが、なぜこれほどまでに激減したのか」(上田教授)

旧農薬と新農薬で明らかな差が
赤とんぼ そこで上田教授らが注目したのが、新農薬の使用だった。

「’90年代に認可されたイミダクロプリド、フィプロニルといった成分を使った、新しいタイプの農薬が急増していることに着目しました」

 これらの農薬は「浸透性殺虫剤」と呼ばれ、イネの育苗箱用殺虫剤として広く使われている。イネが地中から農薬を吸収、イネの葉などを食べた害虫を殺すというものだ。田植え後の農薬散布の手間が省け、成分が環境中に撒かれないことから“エコ”な農薬ともいわれている。

 上田教授と共同研究を行った宮城大学の神宮字寛准教授は、これらの農薬がアキアカネの幼虫に与える影響を検証した。

「『ライシメータ』という水田に模した装置を使い、育苗箱用殺虫剤の影響でどれだけアキアカネの数が減少するかを調べました。すると、フィプロニルを用いた場合はまったく羽化せず、ジノテフラン、イミダクロプリドといった殺虫剤でも、30%ほどしか羽化しませんでした。一方、従来の農薬を使った場合は、農薬を使用しなかった場合と同程度の羽化が見られました」

 旧農薬と新農薬の、アキアカネ羽化率の明らかな違い。上田教授はこの結果をもとに、新農薬の増加とアキアカネ減少の因果関係を突き止めた

「各殺虫剤の都道府県別流通量をもとに計算したところ、各地で’00年前後から急激に減少が始まり、’09年時点では半数以上の府県で’90年の1000分の1以下に減少しているという結果になりました。そして、新農薬出荷量増加の地域差と、アキアカネ減少の地域差もよく一致しました。このことから、アキアカネ激減の要因は、フィプロニルなど新農薬の増加だということがほぼ明らかになったのです」

 例えば、福井県のA市は今もアキアカネの大群が見られ、全国でも希少な生息地の一つである。

「A市で多く使われているのは『カルタップ』という成分の旧農薬。一方、隣接する地域でも『フィプロニル』を成分とする新農薬を使っていたところでは、アキアカネの数が激減しています」(上田教授)

取材・文/北村土龍 写真/上田哲行 日本自然保護協会 むさしの里山研究会