おとぎのお家と青い鳥

本ブログでは、主に人間が本来持つべき愛や優しさ、温もり、友情、勇気などをエンターテイメントの世界を通じて訴えていきます。

ピンクリボン特別寄稿作品 「五体満足」6

2010-02-09 17:50:33 | 人・愛・夢・運命・教育・家族・社会・希望

虹現在、~ピンクリボン特別寄稿作品~として、「ひなたぼっこ」に続き、「五体満足」の連載を開始しています。本作品は私の家族の実体験の出来事をひとつのベースにし、人が生きるために必要な“人間愛”や“家族愛”を描いた、とても人間味に溢れる作品です。当ブログをご覧のみなさんにもこの機会に本作品を通じて、一人でも多くの方が、“乳がん撲滅キャンペーン”の本来の趣旨が伝わりますことを、心から念願しています。

1ピンクリボン特別寄稿作品
「五体満足」6

♪君の笑顔は世界一の宝物

君が ママのお腹の中を飛び出して

オギャーという 大きな産声を上げている

白い産着にくるまれた 君をこの手に抱いたとき
  
「僕は、初めてパパになったんだなあ・・・」という気がした

最初はおサルさんみたいに真っ赤な顔をして ちょっぴり悲しかったけど

やがて君が月日とともに 寝返りを打ち

ハイハイをして お座りをして

最初はヨチヨチだけど 歩けるようになるまでに

なんど見せてくれたのだろう 君の天使のような笑顔

今日のパパの悲しみやママの苦しみに 明日の希望に変えてくれる

君の笑顔は世界で一番の宝物


ただ、愛里の余命があと二ヶ月と迫ったクリスマス時期には、もうさすがにそんなことなんかで悩んでいる余裕などはなく、彼女に彼女が今一番やりたいことはなんなのか?ハッキリと聞くことにした。
おそらくそのせいだろう?最近になって体の急激な衰弱などもあったが、どうやら愛里自身も自分の命が、そう持たないことに気付いたようだ。
その結果、まだ子供二人が小さいこともあり、愛里自身も一週間ほども時間をかけて相当に悩んでいたが、彼女が出した答えは自分の生まれ故郷に帰って、父母と一緒に余生を過ごすことだった。
僕にとっても、舞と翼の二人の子供たちにとっても、決して一生かかってもその苦しみは消すことが出来ないほど、愛里のその人生の選択は辛いことだったが、天からあと二ヶ月の生きる時間しか与えられていない彼女が選んだその道を、どうしても僕は止めることが出来なかった。
おそらく、愛里自身にとっても、その苦しみは同じだったに違いない。
いや、きっと彼女にとっては、それ以上だったと思う。
「今の病気の状態ままで、奥さんを退院させることは、自ら彼女の死期を早めるようなものだ・・・」と、愛里の行動に対して彼女の主治医である滝沢医師は猛反発したが、僕はガンとして滝沢医師の言葉に耳を貸すことをせず、すべて愛里の意思に従い強引に彼女を大都医大病院から退院させることにした。
それが、僕にとっては、これまでの僕の人生をいつ何時も自らの骨身を削って支えてくれた妻に対して、今自分に出来る最後の一番の恩返しだと思ったからである。
僕が妻のことを思う熱意が通じ、最初は愛里の退院に対して猛反発していた、彼女の主治医である滝沢医師も、彼女の故郷(宮崎県えびの市)の宮崎市内にある大学病院に、最後には励ましの言葉を述べて紹介状を書いてくれた。
ただ、病院ついては、僕らの思惑通りに事が上手く進んだが、愛里が故郷の宮崎に帰って余生を過ごすことになったことで、どうやって舞と翼にそのことを話して説得すればいいのかという、僕らの人生の中で最も大きな課題が残っていた。
それは、舞と翼が小学生だということに加えて、ずっとこれからは舞ら二人の姉弟とって、母親なしでの生活を強いられるという現実があったからである。
それに、僕にとっては、自分自身に直に覆い被さって来る大きな不安が、もうひとつあった。
それは、これまでと生活状況そのものはさほど変わらないとしても、病院に入院しているとはいえ、サクラちゃんと翔太君にとって近くに母親のいない生活が、今後どんな影響を与えるようになるのか?まったく予測がつかなかったからである。
また、それと同時に、僕にとっても舞と翼にとっても、今回の愛里との別れはある意味では、彼女との永遠の生き別れになる可能性が非常に高い確立であったからである。
それだけに、愛里が実家(宮崎県えびの市)に帰ることを舞と翼に伝えるしても、いかに少しでも二人の気持ちを傷つけずに伝えるべきか、おのずと慎重になるしかなかった。
僕の妻のことを思う熱意が通じ、最初は愛里の退院に対して猛反発していた、彼女の主治医である滝沢医師も、彼女の故郷(宮崎県えびの市)の宮崎市内にある大学病院に、最後には励ましの言葉を述べて紹介状を書いてくれた。
ただ、病院を退院することついては、僕らの思惑通りに事が上手く進んだが、愛里が故郷の宮崎に帰って余生を過ごすことになったことで、どうやって舞と翼にそのことを話して説得すればいいのかという、僕らの人生の中で最も大きな課題が残っていた。
それは、舞と翼が小学生だということに加えて、ずっとこれからは舞たち二人の姉弟とって、母親なしでの生活を強いられるという現実があったからである。
しかも、パパ自身もママが自分の周囲からいなくなった中で、自分ひとりだけで上手く子供たちとやっていけるだろうか?という、まったくこれまでに感じたことがない大きな不安に襲われていた。
それだけ正直に言って、パパにとっても舞と翼の子供たちにとっても、ママの存在は大きかった。
ただ、どんなに不安や恐怖心に襲われたにせよ、ママの“やはり、自分の人生の最後は、私がこの世の中でいちばん甘えられる、実家の父母と一緒に過ごして自らの人生を終えたい”という、彼女にとって一番の望みを叶えてあげるためには、パパは一家の大黒柱として、ママの真実の病気のことを打ち明け、子供たちにそのすべてを理解してもらうしかなかった。
パパは、子供たちと一緒に二日後の日曜日に、江戸川区の葛西臨海水族館に遊びに行く約束をしていたが、急遽それを取り止めてママの本当の病気のことと、彼女が病院を退院したら自分の実家に帰って暮らすことになっていることを、じっくりと時間をかけて子供たちと膝を交えて言い聞かせ、本当に舞たちが納得するまで説得することにした。
舞と翼の子供たちは、葛西臨海水族館に行くことを楽しみにしていただけに、パパの大人の身勝手な行動にかなり反発をしていたが、彼はガンとして子供たちの言葉に耳を貸すことはしなかった。
それは、もう余命が二ヶ月ほどしか残されていないママにとっては、一秒や一分という時間がどんなに大切なものなのかを、これまでずっとパパはママの傍にいて、誰よりも知っていたからである。


次回に続く

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乳がん”(にゅうがん)は、乳房組織に発生する悪性腫瘍の一種です。現在、アメリカでは全女性の8人に1人の割合で、一生の間に乳がんになる人がいると言われています。私たち、日本では欧米に比べてその確率はかなり少なくものの、約20人に1人という割合で増えており、現在その乳がんで死亡する女性の数が、年間約1万人と年を増すごとに拡大しています。乳がんの検査には、問診、触診、細胞診(乳房に細い針を挿入し腫瘍細胞を採取する方法)、マンモグラフィー(乳房Ⅹ線撮影)などの検診がありますが、なによりも求められるのは、早期発見と効果的な治療を行うための、自ら進んでの病院での検診です。また、最近は乳がんには遺伝的な要素もかなり高い確率であることが立証されて来ていますが、そのほかの要因として、下記のような原因などが取りざたされています。

1:初経年齢(月経が始まった年齢)が低い。
2:閉経年齢が高い。
3:ホルモン療法(エストロゲン製剤、ピルなど)を受けている
4:妊娠・出産歴がない。
5:飲酒、喫煙など

また、“乳がん”の治療は原則的には外科手術が一般的ですが、現在はほとんどがこの外科手術化学療法放射線療法が併用されることが多くなっています。

※「ウィキペディア」の資料を一部参照。


コスモス今日の一口メモ

今日もまた、とても可愛い現役女子高校生、“渡辺やえちゃん”の「ハイよろこんで七福神」の歌詞5番と、彼女の素顔をブログで紹介しますね。それに、これから彼女は歌だけではなく役者やモデルとしても活動していくそうですから、今後のやえちゃんの活躍が楽しみですね。

1 
ハイよろこんで七福神
渡辺やえちゃん


ハイよろこんで七福神

ハァー
腹がでかいぞ 布袋様の腹は
敢えて度量も またでかい
めでたいな めでたいな
ハイ よろこんで 七福神
五番 布袋様
あなたも 友達に
ナッテネ ナッテネ

恋の矢ちなみに、この歌を歌っている“渡辺やえちゃん”は、現役の女子高校生とは思えないほど、とても優しくて温かい心の持ち主ですので、彼女のことがこれからどこかでみなさんの目に留まるようなことがありましたら、ぜひ応援してくださいね。


ニコニコお願の件

只今、私自身の手違いによりmixiにログインが出来なくなったために、現在当ブログの中で人気急上昇中の~NOA&柊ナギサ♪の、『ひとことボイス』スター夢の共演!!~の掲載が、出来なくなっています。つきましては、もしも当ブログにお越しのみなさんの中に、当mixi「ドリミクランド」のお越しのみなさんがいましたら、大変お手数をお掛けして申し訳ありませんが、ぜひその旨を当mixiドリミクランド」の会員(友達)のみなさまにお伝えしていただければとお願いします。



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ニコニコ石坂まさをのカラオケ10番勝負!!
あなたも“カラオケ昇段試験”に挑戦して、プロ歌手になろう

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音譜石坂まさをのカラオケ10番勝負!!あなたも“カラオケ昇段試験”に挑戦して、プロ歌手になろう~の詳細内容につきましては、当ホームページ(現在製作中)をご覧ください。




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