茂原学習塾・予備校塾長日記(誠心学院予備校)

塾・予備校の出来事や内容紹介。
成績の上げ方、日ごろの心構えを
分かりやすく記事にしています。

日本の風景。(松島)

2008年08月27日 | 風景
松島は、仙台平野を南北に分ける松島丘陵の東端
が海にまで達し、それが沈水して出来た沈降地形
である。溺れ谷に海水が入り込み、山頂が島とし
て残っている。全体として松島湾(広義)を形成し、
湾内の水深は10m以浅である。

この地域の大部分の地層は第三紀層の凝灰岩、砂岩、
礫岩などで出来ており、波に洗われる部分はやや容易
に侵食され、白から灰白色の岩肌を見せている。特に
小島では、松が生えている島の頂部よりも、海水面近
くが波に洗われてえぐれており、ややキノコに似た形
になっているものもある。また、侵食による奇岩や
「嵯峨渓」のような海蝕崖も見られる。

このように侵食、風化作用を受け易い地層の上に松島
は成り立っているため、長い間に風景も少しずつ変化
してきたと考えられ、過去の松島と、現在のそれとは
微妙な違いがあると考えられている。五大堂が設置さ
れている島も海水面近くが侵食されており、将来が危
ぶまれている。

2007年、日本の地質百選に選定された。


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