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「エーランド島南部の農業景観」は、スウェーデンにある文化的景観の一種で、ユネスコの世界遺産に登録されている。エーランド島にはStora Alvaretと呼ばれる石灰岩に覆われた不毛の平原が広がっているが、そのやせた地質と高いpHレベルのせいで、多くの希少種を含む植生が見られる。世界遺産登録理由は、その傑出した生物多様性と先史時代からの人類の苦闘の痕跡とが評価されたものである(ただし複合遺産ではなく文化遺産としての登録)。この地形は島の4分の1以上にあた260km²以上にわたって広がっており、この種の地形としてはヨーロッパ最大級である。不毛の平原といってもしばしば誤解されるような草一本生えない場所というわけではなく、pygmy forestと同種の、まばらだけれども多様な小樹木は見られるのである。