茂原学習塾・予備校塾長日記(誠心学院予備校)

塾・予備校の出来事や内容紹介。
成績の上げ方、日ごろの心構えを
分かりやすく記事にしています。

ロウソクの炎は無重力では丸く青い

2023年09月06日 | 科学

こんにちは。

今日は「無重力でのロウソクの炎」の話です。

無重力では気体の温度による対流が生じないため、

ロウソクの炎は酸素不足ですぐに消えてしまうこと

が多いそうです。

ですが、条件がそろえば長時間燃え続けることもあり、

宇宙で撮影された無重力下でのロウソクの写真が話題

になっていました。

炎がオレンジ色に光るのは、不完全燃焼によって遊離

したスス(炭素)が赤熱するためとのことです。

無重力下では対流が起こらず炎の周りの酸素がなく

なるため、すぐ消えることが多いのですが、条件に

よっては「拡散」という現象が起こり燃え続ける

そうです。

「スペースシャトルやロシアの宇宙ステーション

「ミール」で行われたろうそくの燃焼実験では、

45分間燃え続けた例も報告されている。これは、

「拡散」により酸素が供給されたからです。

物質の濃度が場所によって異なるとき、時間と

ともに物質の濃度は一様になっていく。この

現象を「拡散」という。この「拡散」によって、

じわりじわりと酸素が供給されていくため、

ろうそくは燃え続けるのだ。ただし、地上で

重力がある場合の対流による供給速度に比べ

れば、無重力での拡散による酸素の供給速度

は小さいため、地上に比べて炎の温度は低く

なり、また火炎の色も薄暗い青色になります。

また酸素分子は常磁性のため、無重力下でも

磁場の強い場所に置くと対流が発生し、燃やし

続けることは可能のようです。



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