長谷の大仏の近くに、昔からあって気になっていたけど、どうしても入る気に
ならなかった店がある。“浮(ブイ)”という名前の店。
名前は海っぽいので、気にはなっていたが、なんとなく昔からそのいかにもと
いう店構えと、“浮(ブイ)”と言う名前と、古そうな雰囲気が入店を躊躇さ
せていた。おそらく私が大学を卒業したころからある店だったと思う。
今日は、なんとなく入る日だったのだろう、すっと入ってしまった。ハンバーグ
定食1300円を注文。鎌倉的な値段だよね。横浜でこんな値段はあり得ない。
しかし、一歩中に入るとこれは、別世界。いかにも船の隔壁のような壁といい
舵輪のシャンデリアに舵輪のテーブル、クリートやらシートなど、あちこちに
船の部品が散らばっておりそれを見てると、飽きません。
壁に「NORC 2130 DEVLA」という文字の入った浮き輪があった
ので、店員にこれはここのオーナーの船ですか?と聞いてみると、奥から女主人
が出て来て、これは無くなったご主人の兄妹が持ってた船で、ご主人も乗って
いたという。クルーが皆体格のいい方達ばかりで「デブ達」ということで
“DEVLA”という船名にしたという話を、楽しそうにしてくれた。
佐島がホームポートだったという。NORC(日本外洋帆走協会)は今はなく
日本ヨット協会と統合し、日本ヨット連盟(JSAF)となったのは少しヨット
をやるものなら知っているが、NORCと書かれた浮き輪(ブイ)が飾ってある
“浮(ブイ)”という店で食べるハンバーグはまた格別の味であった。
しかも、この店は鎌倉では貴重な明け方まで営業している店らしく、お酒を
飲みにまた、お酒の後の食事にと投錨しにくる男女の夜の母港なのだとか。
なんか下心といい濃い世界にまた一歩踏み出してしまったような…。
ならなかった店がある。“浮(ブイ)”という名前の店。
名前は海っぽいので、気にはなっていたが、なんとなく昔からそのいかにもと
いう店構えと、“浮(ブイ)”と言う名前と、古そうな雰囲気が入店を躊躇さ
せていた。おそらく私が大学を卒業したころからある店だったと思う。
今日は、なんとなく入る日だったのだろう、すっと入ってしまった。ハンバーグ
定食1300円を注文。鎌倉的な値段だよね。横浜でこんな値段はあり得ない。
しかし、一歩中に入るとこれは、別世界。いかにも船の隔壁のような壁といい
舵輪のシャンデリアに舵輪のテーブル、クリートやらシートなど、あちこちに
船の部品が散らばっておりそれを見てると、飽きません。
壁に「NORC 2130 DEVLA」という文字の入った浮き輪があった
ので、店員にこれはここのオーナーの船ですか?と聞いてみると、奥から女主人
が出て来て、これは無くなったご主人の兄妹が持ってた船で、ご主人も乗って
いたという。クルーが皆体格のいい方達ばかりで「デブ達」ということで
“DEVLA”という船名にしたという話を、楽しそうにしてくれた。
佐島がホームポートだったという。NORC(日本外洋帆走協会)は今はなく
日本ヨット協会と統合し、日本ヨット連盟(JSAF)となったのは少しヨット
をやるものなら知っているが、NORCと書かれた浮き輪(ブイ)が飾ってある
“浮(ブイ)”という店で食べるハンバーグはまた格別の味であった。
しかも、この店は鎌倉では貴重な明け方まで営業している店らしく、お酒を
飲みにまた、お酒の後の食事にと投錨しにくる男女の夜の母港なのだとか。
なんか下心といい濃い世界にまた一歩踏み出してしまったような…。