自分らしさってなんだろう。
知ってる?
誰が決めている?
たぶん、自分では制御できない、んだ。
無難に仕事している自分。
善人ぶっている自分。
機械的応答に終始する(してしまう)自分。
求めているのに拒絶する二律背反な自分。
さほど明朗でも快活でもない、自分。
そんなイメージを自ら呼び込み
そして増幅され 拡大再生産。
誰の期待値で自分は生きているのか。
ひとつだけ言えるのは
「自分らしく」など、自分で任意に選択できる生き方ではないということ。
「らしさ」は結局、
他の善意の第三者(もしくは悪意溢れた第三者)によって
無残にも規定されていくに過ぎない、という
残酷な事実だ。
---------- キリトリ -----------
ブルックナーの交響曲第5番を、
ショルティ指揮シカゴ交響楽団で聴く。
今朝、通勤の車中で聴いた。
ブルックナーらしく、ない。
この自分が「規定」しているブルックナーではない。
でも、これもブルックナーなのだ。
ブルックナー本人がどう意図していようと、
彼自身に「彼らしさ」を制定する権限など一切無い。
ショルティ&CSOの演奏に付き物のフレーズだが、
とても筋肉質というか、隙も無く。
たとえて言うなら、
一切の瑕疵なく構築された建造物。
ヨッフムのそれが、粗野ともいえる風景を時に見せてくれるのとは対照的に。
粗野は言い過ぎか。
だからショルティの5番は、
聴いていて息つくいとまが無い。
それが心地よいという気持ちも、最近わかる気がしてきた。
何しろ、第2楽章のアダージョは殊のほか美しかったりするのだから。
それでも、
憎らしくなるほどの完璧性というものに対し
一種近づきがたい感覚が生じるのも確かだ。
---------- キリトリ -----------
ブルックナーらしさ。
その凝り固まった自分のイメージを
完膚なきまでに絨毯爆撃してくれる演奏を
聴くのも時には良いことなんデスね。(のだめ風)
---------- キリトリ -----------
それにしても最後にヒトコト。
この演奏のティンパニー。
録音のせいなのかなんのか、
ロールの音粒があまりにはっきり聴こえすぎ。
ドルルルルルルル…のところが
コロコロコロコロ…と。
この興ざめが無ければ、
もっとこの5番を愛せたかも知れない。
自分らしくない自分をあなたが愛せた可能性があるのと同様に。
知ってる?
誰が決めている?
たぶん、自分では制御できない、んだ。
無難に仕事している自分。
善人ぶっている自分。
機械的応答に終始する(してしまう)自分。
求めているのに拒絶する二律背反な自分。
さほど明朗でも快活でもない、自分。
そんなイメージを自ら呼び込み
そして増幅され 拡大再生産。
誰の期待値で自分は生きているのか。
ひとつだけ言えるのは
「自分らしく」など、自分で任意に選択できる生き方ではないということ。
「らしさ」は結局、
他の善意の第三者(もしくは悪意溢れた第三者)によって
無残にも規定されていくに過ぎない、という
残酷な事実だ。
---------- キリトリ -----------
ブルックナーの交響曲第5番を、
ショルティ指揮シカゴ交響楽団で聴く。
今朝、通勤の車中で聴いた。
ブルックナーらしく、ない。
この自分が「規定」しているブルックナーではない。
でも、これもブルックナーなのだ。
ブルックナー本人がどう意図していようと、
彼自身に「彼らしさ」を制定する権限など一切無い。
ショルティ&CSOの演奏に付き物のフレーズだが、
とても筋肉質というか、隙も無く。
たとえて言うなら、
一切の瑕疵なく構築された建造物。
ヨッフムのそれが、粗野ともいえる風景を時に見せてくれるのとは対照的に。
粗野は言い過ぎか。
だからショルティの5番は、
聴いていて息つくいとまが無い。
それが心地よいという気持ちも、最近わかる気がしてきた。
何しろ、第2楽章のアダージョは殊のほか美しかったりするのだから。
それでも、
憎らしくなるほどの完璧性というものに対し
一種近づきがたい感覚が生じるのも確かだ。
---------- キリトリ -----------
ブルックナーらしさ。
その凝り固まった自分のイメージを
完膚なきまでに絨毯爆撃してくれる演奏を
聴くのも時には良いことなんデスね。(のだめ風)
---------- キリトリ -----------
それにしても最後にヒトコト。
この演奏のティンパニー。
録音のせいなのかなんのか、
ロールの音粒があまりにはっきり聴こえすぎ。
ドルルルルルルル…のところが
コロコロコロコロ…と。
この興ざめが無ければ、
もっとこの5番を愛せたかも知れない。
自分らしくない自分をあなたが愛せた可能性があるのと同様に。
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お酒で言えばワインのよう。
高くても安くても、あんまり違いがわからない。
でも、クラシックに興味を持つことも。
…たいてい女絡み。
以上、ヤニ&漢臭い監獄のような部屋より。ノシ
酒でいえば、ウィスキーも焼酎もビールも好きだけど、
銘柄とか製法などは知らない。こだわらない。
好きという感情の前では、一切の理屈は二の次なのかもしれません。
恋愛にも通ずる?(笑)
早く監獄から釈放されますように。