一青窈のイ音。

2006年01月25日 20時05分12秒 | 巻二 起居注
もらい泣き
心変わり
今日わずらい
いろはもみじ
金魚すくい
ハナミズキ
影踏み
指切り
翡翠
なんもない
年年歳歳
空蝉

これら、一青窈さんの曲に共通すること。

…タイトルの語尾がイ音であるということ。
アルバム、シングル収録曲から拾ってみた。
全部で12曲。全体の28%ほどを占める。
(Instrumental曲及びヴァージョン違い除く)

もともと、なんとなくぼんやりと、
一青さんの曲名はイ音で終わる言葉が多いな、と感じてはいたんだが。
3割弱が多いのか少ないのかは、
他の歌い手について比較対照する必要があるので、なんとも言えない。

でも、
語尾イ音の曲は、心なしか印象深い名曲が多いと直感した。
なにしろ、「翡翠」「ハナミズキ」そして「指切り」、という、
自分の大好きな三大名曲が含まれている。

さらに、「もらい泣き」「心変わり」「影踏み」という珠玉の顔ぶれ。

一青さんの、「イ行」は、よい。発見。
誰かが先に言い出してたらごめんなさい。

---------- キリトリ -----------

ちなみに、シングル曲で言うと、
8曲中5曲までがイ音で終わる。実に半分以上。

偶然ではあるのだろうが、
語尾イ音の響きというのは、特別な印象を与える効果があるのだろうか。

自分が思う、イ音語尾のコトバの印象は、
凛としていて、しつこくなくあっさり過ぎない余韻を持つ。
そして、ちょっとした意志の強ささえ感じてしまう響き。
動詞を名詞化したときに、このイ音に頼ってしまう日本語。

---------- キリトリ -----------

なお、アルバムに限定すると、少し違う傾向が現れる。
すなわちアルバムのみ収録されている曲でみると、
以外にイ音は少ない。

それが顕著なのは、新作アルバム「&」で、
既発表曲をのぞく「新曲」についてみると、
実に6曲のうちイ音語尾はただの1曲もないのだ。
そして、
「アンモナイト」「ピンクフラミンゴ」「さよならありがと」と、
オ音が目立つようになる。
(アルバムタイトルでもある収録曲「&」も、イギリス語ではあるが一応「オ音」群である)

繰り返すが、これは単なる偶然だろう。
だけれども、こんなところに、
「&」における一青窈さんの新境地(心境地)が表われている、
なんてことも考えたって罰は当たるまい。

---------- イイイイ -----------

こんなデータを取るほどに今夜時間があるのは、
システム障害により残業することもできず帰宅したため。
こんな暇つぶしも時にはよいね。

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2 コメント

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Unknown ()
2006-01-26 14:15:33
久しぶりの登場デス。覚えてるかな・・・?(焦



未発表曲の「てんてこ舞い」もですね。

よくお気づきに♪なりましたーね えらーいですねぇ~

大変失礼しましたm(_ _)m



P.S チケットとれました!期末テストの日なのに行きます!(汗
返信する
覚えてますよ。 ()
2006-01-26 21:32:43
「てんてこ舞い」って、来週発売の「夢街バンスキング~はいらんせ~」に収録されてる曲ですね。早く聴いてみたいです。

試験終わってから仙台ですか?ご苦労様です。
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