冒頭に当たり、今回の7月豪雨災害で被災された多くの皆様に、心からお見舞い申し上げます。
今回のすさまじい豪雨がやっと上がった瞬間から、間髪入れず襲ってきた猛暑など、近年特に異常とも言える気候が、私たちの暮らしを脅かしているように感じています。
また、今年の4月には大田市を中心とした震度5強という強い地震も有りました。私たちの地元出雲市でも5弱という揺れと、たて続けに起きた余震に、恐怖を感じた方も多かったことと思います。
ただ、それらの自然災害が起きるのは防ぎようがないにしても、そこで被災しない為には私たちに何が出来、何が出来ないかを見極める力も必要になってくるように思います。
大田市の地震の際には応急危険度判定士として、被災地に出向いて家屋の危険度を判定する作業に当たらせて頂きました。
崩れかけた土蔵や庭先にできた地面の亀裂など、恐怖を感じる現場もありました。
しかし、総体的に昭和57年以降(新耐震基準)の建物である無しに関わらず、外壁に亀裂が入ったとしても、倒壊するほどの揺れではなかったという感じでした。
とはいえ、今以上の揺れが来ない保証はどこにもありません。
備えあれば憂いなしの言葉が頭をよぎった、そんなタイミングで、島根県が、「一室でも耐震補強リフォームの助成事業」を7月6日より開始しました。
一軒の家全体を耐震化するのは費用が掛かりすぎる事から、寝室など、命を守るための核となる一室だけの耐震化を勧めるものです。
耐震改修に要した費用の23%以内で一戸当たり30万円、子育て世代が同居であれば40万円を上限に助成をしてもらえます。
但し、昭和56年以前の建築であることと、工事前と工事後の耐震診断をすることが条件となりますので、関心のある方は一度ご相談ください。
また、年度代わりからスタートしているバリアフリーリフォーム工事の助成事業も併用することが出来ますので、これは検討の余地大いに有りだと思いますが、皆さんいかが思われますか?
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