ヒゲ社長の徒然日記

(有)西工務店ヒゲ社長の、華麗で無謀なチャレンジ物語

キッチン空間の「光」  No.150

2012年08月31日 | 住まい

暑い暑いと言いながら、8月も今日が最後の日となってしまいましたね。

庭に作っていた家庭菜園も、ほぼ収穫を終え、緑だった葉が枯れ始め、茎も茶色くなってきました。

今度の日曜日には、そんな庭の掃除が待ち受けているかと思うと、ちょっぴり憂鬱気分のヒゲ専務ですが、皆さんの気分はいかがですか?

それにしても、本格的な家庭菜園も初めてだったのに、たくさんの収穫をさせて頂き、お天道様に感謝感謝の毎日でした。

特にもぎたての、真っ赤なトマトはうまかったよ~!!

さてこれから秋に向けて、何を植えようかと思案しているヒゲ専務に、誰か適切なアドバイスをお願いします。

収穫の1/10位は、提供してあげても良いかな~なんて・・・

さてさて、前回からの続きです。

キッチンへの風の取り込みが出来たなら、今度はその窓から入ってくる光を、いかに上手に奥まで取り入れてやるかが、重要な鍵となって来ます。

最近の傾向として、開口を大きくして壁面を最小限にとどめる事が、ちょっとした流行となっているようです。

しかし耐震性のみならず、壁面の有効性も考えていかなければいけないのが、キッチン空間では無いでしょうか?

キッチン空間という場所は、他にはない特別な場所だと思って良いと思います。

何が特別かというと、物の多さもさることながら、種類も豊富なんですよね。

以前も書いたように、キッチン空間をただ食事作り、消化するだけではなく、くつろげる空間にも使って頂きたいのです。

その為に、テレビの設置スペースが必要になってくるように、数種類の使い方をすると言うことは、それだけ物が多くなると言うことに繋がって来ますよね。

それらを使い勝手良く、収納することも考えなくてはいけません。

外部からの光を取り込みながら、尚かつ収納量を確保すると言うことは、一部矛盾をしているようにも見えますが、両方とも必要なのがこのキッチン空間なのです。

特に、北面の限られた窓から入ってくる、とても貴重な光で有ればなおさら、上手に生かしてやることが、大切になります。

床面や、天井面の反射を利用して、奥まで取り込む事はもちろんですが、大切なのは、その仕組みを生かすための工夫では無いでしょうか。

対面式キッチンにしたときに天井面に取り付く吊り戸棚は、極力設置しない方が良いでしょう。

ついでに、コンロの前の壁面も無くしてしまい、その上に吊られているレンジフードも、壁付けタイプではなく、換気扇と排気ダクトだけのセンターフードにしてください。

そうすることで、少なくとも天井面の光は奥まで届いてくれるでしょう。

しかし、その光を取り込むために吊り戸棚などを犠牲にしたことで、収納量が減ってしまいましたね。

さて今度は、行き場を無くしあふれ出した物達を、上手に収納するには、どんな工夫が必要となってくるのでしょうか?

それについては、次回に続けます。

お楽しみにっ!!


キッチン空間の「風」  No149

2012年08月17日 | 住まい

お盆休みに入ったとたん天気が崩れ、お休みが明ける頃になってやっと、回復してきましたね。

この休みの間には、地域によっては夏祭りが有った様ですが、めまぐるしく変わるお天気に、悩まされたのでは無いですか?

西工務店の在する斐川町中洲にある保寿寺でも、毎年14日に夏祭りが開催されます。

直前まで雨が降ったりやんだりで、開催を危ぶんでいたヒゲ専務ですが、皆さんのお祭りはいかがでしたか?

この保寿寺は、町内の方なら誰でも知っている、あの藤岡大拙・出雲弁保存会の会長さんがいらっしゃるお寺です。

ここの夏祭りは毎年とてもにぎわっていて、日が傾く頃になると、私の兄弟家族そろってワイワイと出かけるのです。

ただ問題は、ちょっといっぱい引っかけて出かけるために、様々なトラブルを起こす、危ないヒゲオヤジがいること。

今年はナント、赤ちゃんをだっこした知り合いが二人もいたため、双方を執拗に追い回していたらしい・・・?

かすかな記憶しか無いんですけどね!って、それって、かなりやばいんじゃ無いですか???

さてさてこのブログも、忙しさにかまけて、少し間が開きすぎてしまいました。

そこで、前回までのお話を忘れかけた皆さんの為に、ちょっとおさらいです。

前回は、弱電設備の話から、キッチン空間の話に飛んじゃったので、使いやすいキッチン空間のプランニングについてお話ししましょうね・・・とお話ししましたよね。

思い出して頂けたでしょうか?

それではさっそく、キッチン空間のプランニングで、私達がいつも心がけていることを、少しお話ししましょう。

まず最初に、決してキッチンだけではなく、どんな空間であろうと可能な限り取り込まないといけないのは、光と風だと思っています。

キッチン空間に限って言えば、ほかの部屋より断然、この「光と風」の重要性が増してきますよね。

特に「光」に関しては、何かを犠牲にしてでも、取り込む方法を考えて行かなければいけないと思っています。

とはいえ、熱線をともなう直射日光であれば逆に、必要最小限に抑えたい所です。

もし夏の西日が、長時間差し込む様な位置に窓が有れば、カーテンや簾あるいは、外部の植栽などを利用して、日差しを遮ることが必要になってくるでしょう。

もちろん、窓からだけでなく、壁面からでも熱は入ってきますので、基本的には西または北西の方角には、キッチン空間を配置しない平面プランニングとしたいものですね。

そんなわけで、私達が手がけるキッチンは、特別な条件が無い限り、北東方向に配置するようにしています。

そして、北面と東面それぞれに窓や勝手口などの開口部を設け、光を取り込むのと同時に、「風」が部屋の中を通り抜ける様にしています。

キッチン空間の「風」 が、気持ちよく通り抜けてくれると、心まで元気になりますよ。

でももし、様々な条件でそれが不可能であれば、最低でも北面に窓が取れる位置にキッチン空間を配し、めいっぱい大きな窓を取って下さい。

通り抜けなくても、風は部屋を一周して出ていってくれますからね。

それだけでも、湿気やにおいを含んだ空気の入れ換えは、かなり出来るでしょう。

さて、風の取り込みが出来たなら、今度はその窓から入ってくる光を、いかに上手に奥まで取り入れてやるかが、重要な鍵となって来ます。

その鍵については、次回に続けます。

次回はきっと、間髪入れず、更新しちゃいますので、お楽しみに!!

って、とっても怪しい・・・では又っ!!