ヒゲ社長の徒然日記

(有)西工務店ヒゲ社長の、華麗で無謀なチャレンジ物語

建具デザイン最終編   No181

2014年05月28日 | 住まい

なかなか快晴とまではいかず、それでも気温も徐々に上がり、初夏の臭いがますます強くなってきましたね。

同時にカエルの声もにぎやかさを増して、陽が沈めば、夜な夜な大合唱が続くここ斐川町。

田圃の苗も日に日に伸びて行き、水面が緑に覆われるのも近いんだろうと思っています。

せっかくの水都も幻と化してしまいそうで、なぜか少しさみしさを感じているヒゲ専務ですが、皆さんさみしくないですか?

そういえば、先日月曜日の早朝に降った雨が、草木の新芽を一気に元気付けましたね。

我が家の庭に植えられた野菜や、それ以上に繁殖した雑草の苗たちが、昨日一昨日の気温の上昇で、一気に成長してしまいました。

植物の成長にとって大切な要素が、水と温度であることがとっても良くわかり、またまた賢くなってしまった、ヒゲ専務なのでした!

ナドナド・・・

さてさて、昨年から続いている木製建具編も今回で5回目となりますので、建具のデザインをお話しし、取りあえずこのシリーズを閉めたいと思います。

色以外に建具デザインが決まる要素と言えば、建具の一部をカットして取り付ける窓ということになりますよね。

一枚の建具パネルにどんな形・大きさの窓を設けるかによって、基本的なデザインが決まってきます。

それと同時に、彩光の必要性によって窓の大きさと、そこに入れるパネルやガラスの種類が決められて行きます。

次にデザインのポイントとなるのが、その窓開口の中に組み込まれる格子です。

太さや本数・配置によって、和風にも洋風にも見せることが出来るのです。

細い格子を少し多めに入れると、繊細な和風の感じが出せます。

逆に少し太めの格子を、間隔をあけて荒く入れれば、洋風になると思ってください。

そして、その格子のカドを長手方向に沿って落とす、いわゆる「面取り」によっても、随分雰囲気が変わってきます。

大きな面や、サジ面・ギンナン面などのデザインされた面を取れば洋風であり、糸面と呼ばれる小さな面は、和風デザインの格子にぴったりだと思っています。

もう一つ、建具のデザインを決める要素になるのが、引手(ひきて)や取手(とって)、それにドアハンドルなどの建具金物たちです。

小さいながらも、結構雰囲気づくりには役立つ、ワンポイント小物と言えますので、慎重に選んでくださいね。

特にこれらの金物は、建具の開閉時には必ず触れることになりますので、触った感触も含めて吟味することをお勧めします。

以上、部屋のイメージ作りに大いに役立つ建具は、建築屋のデザイナーさんとじっくり相談しながら決めてくださいね。

最終的には、あなた自身の好みが最も反映される室内部品となるのは、間違いないでしょう。

あっ、そういえば建具の窓に入れるガラスのことを言うの、すっかり忘れていました。

次回には、建具シリーズ番外編として「古ガラスの魅力」お伝えしますね。

お楽しみに!!


 建具のカラーイメージ  No180

2014年05月14日 | 住まい

冬の間眠っていた田圃の土が起こされ、斐伊川から引き込んだ栄養豊富の水が引き込まれ、水田となったここ斐川町。

先週あたりから田植えの準備が徐々に進み、ここ数日はそこかしこで田植え機が水面を駆けています。

しかし昼の喧騒と相まって、風がやみ、田の水も鏡面のごとくに静まり返る夜には、明かりをともす家々のシルエットを、幻想的に映し出すのです。

昨夜は偶然にも、満月までもが共演者となり、得も言われぬ趣を醸し出していましたが、皆さんはご覧になりましたか?

遅くまで働いているヒゲ専務を、まるで慰めるがごとく、感動の一時を演出してくれたのでした。

ナドナド・・・

またまた久しぶりの投稿となってしまいました。

反省しているのやらいないのやら、進歩がないって言葉こそが、ヒゲ専務の代名詞となっているようないないような・・・?!

コウなりゃ、開き直っていくしかないってことで、建具シリーズの続きを行ってみたいと思いますので、お付き合いくださいね。

今回は、カラーの選択とザイン性について、検討してみましょう。

どの位置に、どんなデザインの建具を配置するのかは、室内全体のイメージを決める大きな要素となりますので、細心の注意を払わなければいけません。

とくに最近では、壁面や天井面には白色系統のビニールクロスで仕上げることが多いですよね。

そんな場合には、必然的に建具が部屋のアクセントとなると思ったほうが良いでしょう。

ただ、いくらアクセントになるからと言って、一室に何色ものカラーを持ってきては、部屋全体が騒々しくなってしまいます。

プライベート空間であれば良いのですが、皆が集う場所であれば、落ち着いた雰囲気を演出するよう心がけましょう。

イメージとしては、白い壁・天井に対して、メインカラーとなる床の色以外、アクセントになる色は2色までで抑えたほうが、すっきりと仕上がることが多いのです。

一般的には、床に張るフローリング材のカラーイメージと、建具のカラーを同色か同系色にし、統一感を持たせることが、一番無難に仕上がると思ってください。

さて、建具面材のカラーが決まったら、次に形にこだわってみましょう。

っと、長くなりそうなので、次回に続けます。

今度は「お久しぶり~~!」にならないよう、早めの投稿を、お約束しますね。

ではまたっ!!