ヒゲ社長の徒然日記

(有)西工務店ヒゲ社長の、華麗で無謀なチャレンジ物語

「年頭所感・辰」     vol.127

2012年01月30日 | 住まい

新年あけましておめでとう御座います。

旧年中は多大なるご支援を頂き誠にありがとう御座いました。

本年も変わりませず、よろしくお願い致します。

さて、昨年は大変苦労の多い一年だった様に思いますが、同時に普通の生活とは何なのかを、一人一人が考えさせられた年であったようにも思います。

日々通り過ぎる日常は、決して永遠不滅ではなく、とても危うい存在であると気づかされました。

そして、私達は自然の中で生かされているのであって、決してその自然を凌駕できる力など持ち合わせていないことを、多くの犠牲を払い、思い知らされた様に思います。

そんな私達に出来ることは、今この一瞬一瞬を大切に生きることであり、手を抜かず、前向きに生きることなのでしょう。

さて、このどん底からの昇竜であるべき今年も、決して良い風が吹いているとは言い難いのですが、そんな泣き言を言っている暇は有りません。

たとえ円高不況の風に押し戻されても、たとえ消費税アップの嵐が来ても、何が何でも一歩ずつ踏み出さなければならないのです。

しかし、どんなちいさな一歩でも、その一つ一つの積み重ねこそが、明日を作り、明るい未来を呼ぶのだと信じています。

また、家を造る事を生業としている私達は、信頼し任せて頂いたお客様の未来のために、何を提案して行くべきかを、真剣に考える時だと感じています。

家を造ると言うことは、そこに住まう人々の生活を創ると言うことに繋がるのです。

よりよい住まい、よりよい生活とはいったい何なのか、もう一度考え直す必要があります。

そして、地球にかける負荷を最小限に出来る居住形態や生活様式を、私達自身が模索し、検証し、実践して、最良の提案をお届けすることが工務店の責務だと感じています。

未来の子供達の事を考えながら、今後も皆様と共に、様々なことに挑戦して行きたいと思いますので、今年一年よろしくお願い致します。

末筆ながら皆様のご健康とご多幸を、心よりお祈り致します。  


トイレの詰まりに「5分の奇跡?」  vol.126

2012年01月25日 | 住まい

さっ寒いですね~、今日の最高気温2度だとか!

ここ斐川町は、一日中粉雪が降ったりやんだり、吹雪いたり・・・。

夕方からは、とうとう路面も白く凍ってしまいましたよ。

出来ればこのまま、春まで冬眠してしまいたいヒゲ専務ですが、皆さんいかがお過ごしですか?

そんな粉雪の中をついさっき、斐伊川にかかる北神立橋を渡り、出雲市内へ行って、又すぐに帰ってきました。

実は、3年ほど前にリフォームをしたお家の方から「トイレの便器が詰まってしまって水が流れないんですが、何処に連絡したら良いんでしょう?」と、電話が掛かったのです。

すぐさま「もちろんそれは、私で良いんですよ!」と答えました。

そのお家は2世代の夫婦4人と2~8歳の子供3人の、今時珍しい7人大所帯の仲良し家族。

その為に、リフォームの際に1階と2階それぞれにトイレを設置したのでした。

今回詰まったのは若夫婦と子供達が、夜間に必ず使う2階のトイレだったのです。

小さい子を3人も連れて寝ていると、誰かが何かで起き出したりぐずったりで、朝まで熟睡なんて事は、はっきり言って無理。

やんちゃな三男一女を育て上げた経験上、それは想像に難くないのですが、せめて同じ階でしかも寝室近くにあるトイレは、めっちゃ必需品!

それが詰まって一晩使えないなんて事は、それだけでもつらい上に、眠い目をこすりながらの階段の上がり降りは、危険この上なし!

かわいい子供達を、そんな危険な目にさらすわけにはいかないぞっ!てことで、寒風を突いて、早速出かけたのでした。

便器の詰まりと言った相談の電話は、年に2~3度は必ずあります。

でもほとんどの場合、トイレットペーパーの使い過ぎが原因の、便器内部での詰まりなのです。

この場合は出かけるときに、会社に置いてある吸引カップを一個だけ持っていきます。

皆さん、吸引カップって解りますよね。

ゴム製の半円状のカップに、持ち手である棒が一本突いている、ホームセンターでもスーパーでも何処でも売っている、それです。

弊社のは、十数年前にダイソーで買った、時価100円の高級タイプ(笑)。

しかしこれが又、「たかが」の「されど」で、大活躍するのです。

ただし使い方にはちょっとしたコツが必要で、ヒゲ専務からの貴重なアドバイスをしますので、メモして下さいね。

あっいや、これ自体メモみたいなモンだったりして・・・(汗っ!)

まず最初に、便器内に水がたまっていることを確認します。

ある程度たまっていたら、その水の中にゆっくり吸引カップを沈ませます。

このとき、カップ内の空気がボコボコと出てきますが、それで良いのです。

要するに、空気で固まりを押し出すのではなく、水自体を前後に数回揺すってやり、詰まりの部分を押し出す感覚だと思って下さい。

カップを凹むまで押した後、奥の水を吸い出すように引きますが、それを素早く繰り返し、だいたい10回前後の揺すりで、抵抗が変わるのが解るはずです。

そうなった時に、ゆっくり水の中からカップを取り出すと、ゴポゴポと気持ちよく水が流れていく筈です。

そこで、タンクの水をもう一度流してみて、なんの抵抗もなく流れれば、問題解決!となるのです。

これを「所要時間わずか5分の奇跡」と呼んでいます。(実はウソです!)

もしそれでも流れなかったら、指導方法に問題有りって事で、遠慮無くヒゲ専務を呼びつけましょう。

それでも流れなければ、蹴りの一発くらい入れてあげましょう。

あっいや、かわいそうなので、最後の一行は無しでお願いします。

でも、これからもずっと「困ったときの西工務店」で、有り続けたいものですね。

では又っ!!


「たかが写真一枚と思うなかれ!!」  vol.125

2012年01月17日 | 日記・エッセイ・コラム

何だか久しぶりに晴れ間を見たようで、とてもさわやか天気のここ斐川町。

何となく得した気分の今日のヒゲ専務ですが、皆さんの頭上のお空は何色でしたか?

とはいっても、せっかくのこんな日に、午後はパナソニックさんのライティング講習会に参加で、松江市内のリビングプラザに夕方までお世話になっていました。

照明器具のコーディネート方法を教えてもらえると言うことなので、喜び勇んで、弊社コーディネーターの岩田君と出かけてきました。

講師を務められたのは、全国を渡り歩いている方の様で、お話のテンポも良くあっという間の2時間でした。

講習会終了後はせっかくなので、二人でプラザ内部をしらみつぶしに歩き回り、めいっぱいお勉強をしてきたところです。

さすが天下のパナソニックだけ有って、お金のかけ方が半端じゃないと、感心しきり!

それよりも、カラーコーディネートであったり、ショールームの見せ方であったり、それぞれのコーナーの作り方、照明器具と外光のバランス等々、学ぶものはいっぱいありましたよ。

お金掛けなくても、やれる方法はいっぱいあるよね~などと、負け惜しみを言いながら帰ってきたのです。

皆さんのお家のリフォームにも、今日のお勉強を生かしますので、お楽しみに。

さてさて、前回の続き「たかが写真一枚と思うなかれ!!」を、かーるく行ってみましょう。

皆様のお家をリフォームさせて頂き、完成・引き渡しの直前に、記念写真とも言える撮影会をすることがたまにあります。

過去にはプロの方にお願いし、撮影して頂いたことも複数回有るのですが、最近は全て私が撮影しています。

もちろん、専門的な知識が有るはずもなく、カメラも誰もが持っている安価のコンパクトデジカメ君のみ。

でもそれは、経費削減でもなんでもなく、自分自身のお気に入り写真が欲しいと言う、単純な欲求によるもの。

未だ良くわからない、絞りだのISOだの露出だのもほぼ無視して撮影。

ただ、今時便利なのが、液晶画面を見ながら取りまくることが出来る、デジカメの威力。

とりあえずめいっぱい写しておいて、会社に戻りパソコンに取り込み、これぞの一枚を選び出すのです。

だけどなぜか、撮影中も選定中も、浮かぶのはお客様のお顔や、職人達の働く姿。

そして、プランニング中にひらめいたアイデアや、苦しんだ末に決定したデザインなどなど・・・。

光とかアングルとか、緻密な計算の上で撮影された写真は、確かにきれいで美しいかも知れません。

しかし、私にとって写したいのは、完成するまでに費やした汗と時間と苦悩が生み出した、今目の前にある「この形」なのかも知れません。

「仏造って魂入れず」なんて言う言葉があるように、「きれいな写真撮って心入らず」では、誰にも振り向いてもらえないのでしょうからね。

今回は更にレベルアップを目指し、一眼レフ(が、何なのか今だ良くわかって無い・・・汗)カメラに広角レンズ装着で鬼に金棒なのだ!

なぬっ、「猫に小判」だの「豚に真珠」って言ったの誰だ~~

ってことで、では又!!


今年の誓い「其の二」    vol.124

2012年01月11日 | 日記・エッセイ・コラム

夕方から再び冷え込み、いつの間にか外が雪で白くなってしまった、ここ斐川町ですが、皆さんの地域はいかがですか?

やっと残雪も消え、風もなく穏やかな天気だった昨日と打って変わって、今日は朝から強い風が吹き荒れ、身も心も吹き飛ばされそうでしたよ。

そして、なんか冷えてきたな~と思ってはいたのですが、ふと気づけば外は真っ白!

でも、最近の雪は湿っぽくって、すぐに溶けてベトベトになってしまうのです。

どうせ降るなら、さらさらの粉雪が好きなのにな~と、寒さも忘れて思ってしまうヒゲ専務ですが、皆さんどんな雪が好きですか?

さてさて、前回の続きを少し行ってみましょう。

今年は誓いがいっぱいあると書きましたよね。

それでは、今年の誓い「其の二」をお伝えします。

年末に、出雲市内のカメラ屋さんに出向き注文しておいた、カメラのレンズがやっと手に入りました。

カメラは、3年前に亡くなった私の父の形見「CANON・EOS30D」という一眼レフのデジカメ。

少し古い型のようですが、まだまだ十分現役のカメラみたいで、レンズも中古のくせに5万円と高価!

そしてそのレンズとは、、屋内を撮影するのに適した広角レンズなのです。

もちろん賢い読者の皆様は、もうお気づきですよね。

そう、それは弊社で工事をしたお家の、内部完成写真撮影用なのです。

今までは2万円未満の、いわゆるコンパクトデジカメでのみ撮影していました。

幸い?このヒゲ専務の鋭い技術と感性・・・(汗っ)で、安物デジカメの欠点をカバーしてきたのですが、それも限界に。

と言うよりも、もう少しレベルアップしたいと、欲が出始めたと言っても良いかも知れません。

前回も少し触れましたが、前に進めない状態とは、後退していると同じ事かそれ以下。

私達の施工技術やデザイン力が、数年前に比べると確実にアップしてると思えるのに、撮影力だけが留まり続けている現実。

やはりこれは、見逃すわけにはいかないでしょう。

もちろん、専門家に頼むと言った選択肢も有るし、過去にそれも試してみました。

しかし、リフォームをするに至った経過や、思い入れが全く見えない写真を見せられたとき、少なからずショックが有りました。

長くなりそうなので、「たかが写真一枚と思うなかれ!!」

ナンテ言う部分を、次回に書いて見ようと思いますので、お楽しみに。

では又っ!!


「当たり前の日常」   vol.123

2012年01月06日 | 日記・エッセイ・コラム

みな皆様、新年あけましておめでとう御座います。

今年は、元日から昨日までの5日間、ずっと氷雨にたたられ、まるで日本の運勢を表しているかのようでしたね。

そんな寒く冷たい雨の中、三日には地元で一番人気の出雲大社へ、家族で初詣に出かけました。

相変わらず、神頼みに力を入れる根性は、改めないといけないとは思いながらも出かけてしまうヒゲ専務ですが、皆さん、何処で神頼みしましたか?

さてさて昨日は、今日からの本格スタートの準備に出社し、ついでに弊社の季刊誌「住まいるニュース」原稿を少し書きかけていました。

毎年恒例となっている「年頭所感」の原稿が、締め切りギリギリでしか完成できないことも恒例となっていたので、あえてスタートを早めてみたのです。

しかし、書きかけて感じたのが、いつもの新年とは、感覚がちょっと違うと言うこと。

決まって書いていた、ポジティブに・前向きに・前進有るのみ・一歩一歩確実な歩みを・・・・

などの表現に違和感を感じてしまったのです。

もちろん前進せず立ち止まることは、後退するのと同義語だとの思いは決して変わることはないのです。

しかし、それだけで良いのか?そんな思いが頭の隅をよぎり、キーボードを叩く指が止まってしまったのです。

そして、今朝の毎日新聞の記事を読んで、ハッとしてしまいました。

そこに書いてあった「当たり前の日常」との7文字に心が揺れたのです。

昨年は、震災や洪水被害、さらには原発事故の影響で、日常を奪われた人がいかに多かったことか。

当たり前が、当たり前でなくなることの不条理と、普通の暮らしがいかに大切で有るかを思い知らされた一年間。

ガンガン進むことのみが生き残る唯一の手段だと考えていた時には、決して考えてもみなかった思い。

少し、方向転換も必要なのかも知れないと、時間をおいて、もう一度考え直して見たいと思っています。

ってことで、再び原稿提出がギリギリになりそうな予感が・・・

今年はもう少し、こまめにブログアップします。

短編の継続更新を目指します。

新年の誓い「其の一」としておきます。

今年は誓いがいっぱいあります。

小出しに発表します。

お楽しみに・・・今年もよろしくっ!!