初夏の陽気になった先日からは、想像もできないほどの今朝の寒さ。
しっかりと霜が降りて、路傍に咲くイヌフグリの花も、寒そうに震えていましたよ。
三寒四温を地で行きそうなこの天気に、身も心も翻弄されているヒゲ専務ですが、みなさんは翻弄されていませんか?
春の陽気にやっと芽を出したツクシも、寒さにやられて先端部分が黒ずんでしまいましたね。
でもでも、一週間前には野草大好きな母が、老いた身体に鞭打って、土筆を大量に収穫し、煮込んでくれたので、おいしくいただきましたよ。
しかし、この土筆がウマイことウマイこと!!
娘に一口食べさせたら「これ本当にツクシ??」と、余りのおいしさに感動していました。
「お婆ちゃんが生きてるうちに、レシピ聞いといてねお父さん!」と叫んでいたくらいですよ。
しかし、母に聞けば「時間をい~っぱい使わないとできないわよ!」とのこと。
忙しすぎる私たち現代人には、ちょっと苦手なレシピなのでした。
さてさて、それでは手摺りシリーズの続きを行ってみましょう。
前回までは階段に設置するお話でしたが、みなさん覚えていますか?
それでは階段以外で良く見る手摺はどこでしょうか?
最近ほぼ漏れなく付けるのが、トイレの手すりです。
こちらは単なる棒状のものを水平に取り付けるのではなく、縦と横とに付けることが多いですね。
さらに言えば、水平部分に付けるのは、丸い棒状の手すりではなく、板状の手すりとなります。
その板の下にはトイレットペーパーが設置でき、棚付手すりと一般的に呼ばれています。
手摺だからと言って、しっかり握らなければいけない決まりなんかないですよね。
トイレの中の便器までたどり着けば、そこで必要なのはつかまり歩くためではなく、立ったり座ったりの時に、体重を支えてくれるものなのです。
そんなときには、手のひらにかかる体重を、しっかり受け止めてくれる手すり板こそが、重要なのです。
便器から立ち上がるときにはしっかり握り、重力に逆らうだけのパワーをくれる、縦型の棒状手摺り。
この部分にはかなりの力がかかりますので、必ず下地板をしっかりと取り付けるようにしないといけません。
ついでですから、このトイレ空間での手すり以外の注意点を一つ。
それは、広すぎる空間にしないことなのです。
便器の両サイドに壁がないということは、介助等を考えた時には確かに良いのですが、介助者がいないときを考えてください。
一人で使うだけなら、両手を伸ばした時にその手の届く範囲に何もないより、壁があったほうが身体の安定は保てるのです。
もし広いトイレなら、はねだし式の手すりを考えておくことをお勧めしますよ。
さてさて、それでは又っ!!