ヒゲ社長の徒然日記

(有)西工務店ヒゲ社長の、華麗で無謀なチャレンジ物語

 ウッドデッキとテラス屋根  vol.139

2012年04月28日 | 住まい

気温が上がり、先週当たりからやっと田植えが始まり、田園地帯斐川町の、春の風物詩が始動しましたね。

海鳥のウミネコが、水田の上を飛び交い、舞い降り、えさを探しています。

特に、土ボコだらけの田んぼに水を張り、そこをトラクターでならす、いわゆるシロカキをしている廻りには、いつも数羽が群れ飛んでいます。

ギリギリを飛んでいるので、ぶつかりはしないかと、冷や冷やしながら見ているヒゲ専務ですが、皆さん冷や冷やしてませんか?

デモこの風景は、よそではなかなか見ることがなく、人と野鳥とが共生をしている、特別美しい風景だと、いつも目を細め眺めているんですよ。

皆さんは、どんな感じて見ていますか?

それでは前回の続きを行ってみましょう。

柔らかい木でも、防腐剤を加圧注入することで、ウッドデッキ材として、十分使えますとお話ししましたね。

次に注意すべきは、やはり雨水を含めた、湿気のことでしょうか?

いくら防腐剤を注入したからと言って、その効果が永久に続くわけでは無いことは、皆さんも解って頂けますよね。

あくまで無害とはいえ、ある程度の薬品系を注入するわけですから、その効果をいかに持続させるかが、最大のポイントになります。

そこで、私達が提案するのは、ウッドデッキには極力屋根を掛けて、雨水の当たる時間を減らすことです。

アルミ部材を軸とし、アクリルやポリカーボパネルを屋根にはめ込んだタイプの、テラス屋根を良く一緒に掛けてやります。

それ以外では、木材を軸組とし、ポリカの波板等を貼った大きな庇屋根などを、大工職人に造らせます。

そうすることで、普通に降る雨なら、これで十分濡らさずに済みますし、もちろん洗濯物も安心ですよね。

とは言っても、外部に設置してあるので、屋根があったとしても風をともなって降る雨は、必ずデッキの上に降り注ぐのです。

しかし、雨さえ降れば常に濡れるのと、時たま濡れるのでは、雲泥の差が出ると思ってください。

その証拠に、雨の掛かりやすいウッドデッキの先端部分と、庇に守られた奥まった部分では、耐用年数が明らかに違ってきます。

ある程度傷みが来たら、先端部分だけでも交換することも可能ですので、検討してみてはいかがでしょう?

そしてもう一つ、湿気に対する注意点は上だけではなく足下にも有りますので、それについては次回にお話ししましょう。

お楽しみに!!


 春風にウッドデッキ   vol.138

2012年04月17日 | 住まい

堅かったつぼみもほころび、芽吹きの若葉が眩しい季節になりましたね。

先日の14(土)15(日)に開催しました弊社リフォーム祭りには、たくさんのご来場ありがとう御座いました。

おかげさまで二日間お天気も良く、更に春のお祭りにしては珍しいことに風もなく、絶好の花見日和となってしまい・・・

いえいえ、そんな中でもたくさんの「花よりリフォーム相談」の方々とお話しできた二日間でありましたこと、心よりお礼申し上げます。

でも、中には顔を見たとたんクスクスと笑い出す失礼な方も・・・

いえいえ「本物のヒゲ専務をみ~ちゃった!」って感じの楽しい方々と、楽しい会話をいっぱいさせて頂きました。

今後、皆様のご要望に最大限応えるべく、最善を尽くして参りますので、今後ともよろしくお願い致します。

さてさて、あらためて・・・

弊社のフェアに合わせるように?ここに来て、急に春めいて来ましたが、皆さんいかがお過ごしですか?

それにしても、そよそよと吹く春風に温もりを感じると、急に外に出たくなって来ますよね。

骨を丈夫にするためにも、太陽光を浴びる必要が有るみたいですから、老若男女問わず、がんばって屋外に出かけたいものですね。

でもでも、そんなこと言われなくっても、寒くてつらい冬を乗り越えて、やっと巡ってきた春ですもの、めいっぱい楽しまなければ、絶対もったいないですよね。

そんなこんなの春に、私達が提案するのが、床までの大きな掃き出し窓から、直接外部に出られるウッドデッキです。

履き物を変えて庭に降りるのではなく、上履きのままだったり、裸足になって出てみたり、自由に使ってもらうようにしています。

もちろん春風に当てて洗濯物を干すのも、最高に気持ちいいんですよね。

今回は、そんな春にお似合いのウッドデッキを設置するときの注意点を、少しお話ししますね。

せっかく造ったのに、すぐに壊れて使えなくなってしまったのでは悲しすぎますから、丈夫で長持ちする作り方をお話しするつもりです。

少しだけ、お付き合い下さい。

さてさて、まず最初の注意点は、使用する材料についてです。

降雨量の少ない太平洋側と違い、雨の多い日本海側の、特にここ山陰地方では、この材種の違いが、耐久性に大きく影響すると思ってください。

そう言われても、木の種類なんて解るはずが無いよ~となるのは仕方のないことなので、簡単に言えば、硬い木は丈夫で、柔らかい木は弱い位に思ってください。

しかし、現実には簡単に確保出来ることと安価であること、そして加工性の良い点などを考え、柔らかい木を使う場合が多いのです。

でも先程、柔らかい木は弱いと書きましたよね。

それ自体は嘘ではないのですが、そんな柔らかい木でも、ある加工をすることで、耐候性、耐久性が抜群にあがる方法が有ります。

それは、専門の施設に持っていき、木材の内部に浸透するよう、釜に入れて防腐剤を加圧注入するのです。

もちろん、人体に悪影響のまったく無い、保育園などでもよく使っている防腐剤なので、心配はいりません。

そうすることで、雨風に打たれても簡単には腐らない、丈夫で柔らかい木へと変身するのです。

杉やヒノキ、パインなどでも、この防腐処置さえすれば、ウッドデッキ材として十分に使えるのです。

それでも、更に長く使いたいためには、もう一つの注意点があります。

長くなりそうなので、次回に続けます。

次回もお楽しみに。 では又っ!!


事務所の中も臨戦態勢  vol.137

2012年04月11日 | 日記・エッセイ・コラム

昨日になってやっと強風が収まった感じのここ斐川町。

と思いきや、今日は朝から雨。

それにしても一週間くらいは、身体ごと吹き飛ばされそうな風が途切れることなく、吹き続けていましたね。

あともうちょっとで、強風に吹き飛ばされそうなヒゲ専務でしたが、皆さん吹き飛ばされていませんか?

でもでも、強風に耐えしのびやっと開花した桜も、今日の雨で散ってしまいそうで、花の命の短さを感じてしまいますよね。

その短さが潔いと言う方もいらっしゃるようですが、のんびり屋のヒゲ専務としては、長~く一週間くらいは咲いても良いんじゃ・・なんて。

ついでに、3日後に迫った弊社のリフォーム祭りまでは、せめてお花満開であって欲しいなんて勝手なこと思っていますけどね。

さてその「リフォーム祭り」も今回で15回目になるという噂が・・・?

事務所新築オープン時に開催したオープンフェアを皮切りに、年2回開催してきた弊社のお祭り。

準備から当日、そしてその後のフォローで、ほぼ体力を使い果たしてしまいそうなくらい、全速での力走になります。

中途半端なお祭りでは、気分が盛り上がるわけないし、せっかく来て頂くお客様に失礼ですからね。

そして仙台の妹から「東北野菜の発送を手配したので、あさってには届く予定」と、つい先程メールが入りました。

お礼の返信メールにも「本日新聞折り込みにチラシが入り、事務所の中も臨戦態勢に入りました!」と告げました。

あと少し、来場された皆様に喜んでもらえるよう、最善を尽くしますので、是非お出かけ願いたい物ですね。

それでは、当日こちらの会場で皆様にお会いできることを楽しみにしています。

お花見もいいですが、お祭りも良いですよ。

では又っ!!


 暴風で漏水???   vol.136

2012年04月04日 | 住まい

昨日は前線の影響で暴風をともなった、大荒れの天気でしたね。

さすがに、これだけの風であれば色々なところに、被害が発生します。

もちろん弊社、西工務店にもSOSの電話が数件掛かってきましたよ。

顧客の皆様や、初めての方など、昨日から今日に掛け、合計7~8件の修繕依頼が舞い込みました。

劣化したビニール屋根が、粉々に吹き飛んだ方や

カーポートの屋根パネルが、枠からハズレてパタパタとしていたり、付属の樋が吹っ飛んだ施設や

今は少なくなったセメント瓦屋根の、瓦が一部飛ばされたり、石州瓦さえ一部飛ばされたお家だったり

マンションゴミ置き場アルミドアが、見事にヘン曲がったり

更には、車庫のアルミ建具のガラスを割った上に、建具がおさまっていた鴨居の溝さえ壊してはずれたりと

どんな力してるんだろうと、首をひねりたくなる場面にも遭遇したのでした。

更にサラに、今朝一番のお電話は・・・暴風で漏水???

10数年前に我が社で新築したお家の方から 「古くなった竹垣が風で倒れたので、残った柱を引き抜こうとしたら、したから水が噴き出した」と言った電話でした。

電話が鳴ったのは7時30分頃でしたので、水道業者も出勤前でしょうからと、とりあえず車を飛ばして駆けつけてみました。

家の後ろにある勝手口の脇で、ご主人が一人たたずんでいらっしゃいました。

確かに、古くなった塀の残骸とも言うべき四角い柱が立っている当たりから、水が噴き出しているでは有りませんか。

ここで皆さんに質問です。

こんな時は、まず何をすべきでしょうか?

そう、とりあえず水道の元栓を閉め、無駄にあふれ出す水を止めてあげましょう。

と言われても、その元栓は何処にあるか、これが一番の問題ですよね。

地域により若干差が出ますが、ここ斐川町の場合では、必ずその家の玄関付近にあります。

そこに設置しないといけない、厳格なルールが水道業者に科せられているので、見つけるのは意外と簡単です。

しかし、水道の元栓と言っても単独に設置されている訳ではなく、水道メーター器のボックスに一緒に入っているのが普通です。

20センチ×30センチくらいの青い蓋付きのボックスを見つけたら、無理矢理にでもこじ開けてみましょう。

メーター器のすぐ横に白い一文字のハンドルが見えます。

一昔前は、赤くて丸いハンドルをクルクルと何度も回して止めたものですが、最近は違います。

白い一文字のハンドルを、軽く90度回せば止水操作終了です。

もちろんこれで、漏水は止まるのですが、同時に家中の水道が止まりますので、注意してくださいね。

洗面も、流し台も、トイレの水も出なくなりますから、必要であれば予備水をバケツに汲んでおきましょう。

トイレの便器が、背中側にタンクの付いたタイプであれば、タンク内部の水で一度は流せますし、二度目以降はバケツでタンクに注水してやれば、繰り返し使えますからね。

さてさて、このお家では、そんなこんなで水を止め、注意深く吹き出した当たりをスコップを借りて掘り始めました。

やがて現れた水道パイプは、T型のジョイント部分でパックリと口を開け、破断していました。

塀の柱を引き抜こうと、前後に揺すったときに、無理矢理引きちぎってしまったようでした。

すぐに業者に状況を説明し、部品を用意して来てくれるよう電話を入れました。

そのころには水道屋さんも動き出していたので、すぐに対応してくれ、それから約30分後には無事修理完了となりました。

それにしても、風がもたらした漏水事件なんて、ちょっと不思議な出来事だったな~なんて思いながら

久しぶりに使ったスコップの感触と、若干腰に痛みを感じつつ

再び会社へ出勤した今日のヒゲ専務なのでした。

では又っっ!