音楽:ベートーヴェン「交響曲第1番 ハ長調 第1楽章」
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■多摩川
多摩川の近くに住んでいるにもかかわらず,多摩川の様子をほとんど知らない。
冬に六郷橋から河口まで散歩したので,今回は六郷橋から上流に向かった。
帰りは風が強いため自転車がなかなか進まなかったが,5日に行かなくて
よかった。
多摩川大橋でカヌーを漕ぐ若者たちのシルエットがきれいだった。
■記念すべきベートーヴェン第1作目の交響曲
ベートーヴェンにとって初めての交響曲となるハ長調作品21は、彼が29歳に
なった1800年に完成しました。
既にピアニストとして順調に歩んでいたベートーヴェンは、作曲家としても
ピアノソナタやピアノ協奏曲といった ピアノ用の作品を中心に、他にも弦楽
四重奏曲やヴァイオリンソナタなどの優れた作品を書いていました。
交響曲第1番と同じ時期の作品にはピアノソナタ「月光」やヴァイオリンソナタ
「春」などがあります。
こうして身につけてきた作曲技法をもって、満を持して創作されたのが
交響曲第1番だったのです。
モーツァルトが最後の交響曲第41番「ジュピター」で渡したバトンを、
ベートーヴェンがしっかりと受け取って走り出したような内容で、
明るく力強い魅力にあふれています。
その後の「英雄」「運命」「田園」「第九」といった作品があまりに偉大なため
つい見過ごされがちですが、古典派の交響曲としての完成度は極めて高く、
モーツァルトやハイドンの影響が大きいとはいうものの、それを乗り越えて
なんとか個性を出していこうというベートーヴェンの意気込みが随所に
見られる名作です。
●4月の新しいスタートにふさわしい音楽だ。