■不眠症の伯爵のために書かれた変奏曲
ロシア大使としてドレスデンに滞在していたカイザーリンク伯爵は、
病気がちなこともあって眠れぬ夜を過ごしていました。
伯爵はお抱えチェンバリストとして演奏させていた、
バッハの弟子である当時14歳のゴールドベルクに、
ゆったりと眠りにつけるような明るく穏やかな曲を、
バッハに作ってもらえるように頼んで欲しいと伝えました。
これを受けて作曲されたとされるのが
「アリアと様々の変奏曲からなるチェンバロのための練習曲」
弟子の名を採った通称「ゴールドベルク変奏曲」です。
妻であるアンナ・マクダレーナ・バッハに捧げられた曲集の中の、
フランス風サラバンドに題を得たアリアを基に、その後30に及ぶ変奏が並び、
再びアリアに帰って閉じるという長大な変奏曲です。
■弟子や息子の学習のために作曲された鍵盤楽曲
J.S.バッハとベートーヴェンの音楽の違いは何か…。
大きくまとめてしまうと、バッハがポリフォニー(複旋律音楽) なのに対して、
ベートーヴェンはホモフォニー(和声付単旋律音楽)ということになります。
つまりバッハは伴奏のない複数の旋律が絡み合っていく音楽。
ベートーヴェンは旋律と和声(伴奏)が、はっきり分かれている音楽なのです。
ハイドンから始まったホモフォニーは、現代のバンド音楽にも通じています。
★解説は「クラシック名曲サウンドライブラリー」より
★音楽は, http://windy.vis.ne.jp/art/index.html より
■ゲンノショウコ(現の証拠・フウロソウ科)
下痢など対する薬効(証拠)が必ず現れる薬草。それで「現の証拠」。
(「野草の名前 秋・冬」より)
●ゲンノショウコは現在も漢方薬などの素材になっているの
だろうか。
■ホトトギス(杜鵑草・ユリ科)
花にある多数の小紫点を鳥のホトトギスの胸毛の斑点か
尾羽の白斑に見立てた。(「野草の名前 秋・冬」より)
●ホトトギスには,数種類あるようだ。写真のホトトギスは,
花弁が横に広がっているのでヤマホトトギスかヤマジノ
ホトトギスのようだが,長池公園の表示は「ホトトギス」だ。
名前の付け方がおもしろい。
・「ヤマ」は他と区別するためで,山とは関係ない。
・「ヤマジ」は,他と区別するためで,山路とは関係ない。
・タイワンホトトギスは,原産地が台湾だから。(これは納得)
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