photo独~ホットドッグ大好き~

フォムービー:音楽と写真

現の証拠と杜鵑

2018-09-13 | フォトムービー



■不眠症の伯爵のために書かれた変奏曲

 ロシア大使としてドレスデンに滞在していたカイザーリンク伯爵は、
 病気がちなこともあって眠れぬ夜を過ごしていました。

 伯爵はお抱えチェンバリストとして演奏させていた、
 バッハの弟子である当時14歳のゴールドベルクに、
 ゆったりと眠りにつけるような明るく穏やかな曲を、
 バッハに作ってもらえるように頼んで欲しいと伝えました。

 これを受けて作曲されたとされるのが
 「アリアと様々の変奏曲からなるチェンバロのための練習曲」
 弟子の名を採った通称「ゴールドベルク変奏曲」です。

 妻であるアンナ・マクダレーナ・バッハに捧げられた曲集の中の、
 フランス風サラバンドに題を得たアリアを基に、その後30に及ぶ変奏が並び、
 再びアリアに帰って閉じるという長大な変奏曲です。

■弟子や息子の学習のために作曲された鍵盤楽曲

 J.S.バッハとベートーヴェンの音楽の違いは何か…。
 大きくまとめてしまうと、バッハがポリフォニー(複旋律音楽) なのに対して、
 ベートーヴェンはホモフォニー(和声付単旋律音楽)ということになります。

 つまりバッハは伴奏のない複数の旋律が絡み合っていく音楽。
 ベートーヴェンは旋律と和声(伴奏)が、はっきり分かれている音楽なのです。
 ハイドンから始まったホモフォニーは、現代のバンド音楽にも通じています。

 ★解説は「クラシック名曲サウンドライブラリー」より
 ★音楽は, http://windy.vis.ne.jp/art/index.html より

■ゲンノショウコ(現の証拠・フウロソウ科)



 下痢など対する薬効(証拠)が必ず現れる薬草。それで「現の証拠」。
 (「野草の名前 秋・冬」より)

●ゲンノショウコは現在も漢方薬などの素材になっているの
 だろうか。

■ホトトギス(杜鵑草・ユリ科)


 花にある多数の小紫点を鳥のホトトギスの胸毛の斑点か
 尾羽の白斑に見立てた。(「野草の名前 秋・冬」より)


●ホトトギスには,数種類あるようだ。写真のホトトギスは,
 花弁が横に広がっているのでヤマホトトギスかヤマジノ
 ホトトギスのようだが,長池公園の表示は「ホトトギス」だ。

 名前の付け方がおもしろい。

 ・「ヤマ」は他と区別するためで,山とは関係ない。
 ・「ヤマジ」は,他と区別するためで,山路とは関係ない。
 ・タイワンホトトギスは,原産地が台湾だから。(これは納得)

 


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