●小説「万博利権のための兵庫の国の国盗り物語」
時は2021年8月。兵庫の国では、先代の井戸城主が、家督を金沢城代家老に譲ろうとしていた。そして隣国の維新大阪の国では、万博開催の財政が不如意だった。どうにかして隣国の兵庫の国から財政補完をしたい。そんな思い悩んでいたところに、兵庫の国から吉報が舞い込んだ。
井戸城主にかねがね不満を抱いていた兵庫の奉行グループ、通称牛タン組から「貴国の斎藤財政奉行を城主にしたい。呼応してクーデターを起こしますので御賢慮ください」と内通が来たのだ。
渡りに船と判断した維新の国は、早速維新大阪の国の1奉行でしかなかった斎藤財政奉行を、兵庫の国に出陣させ、見事!斎藤城主が誕生した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/ce/836f74ea859ed14088f648ada66b58a5.jpg)
斎藤城主の国盗りに功労大であった、牛タン組の面々は次々と出世した。兵庫の国の信用保証協会の長であった片山は、城主に次ぐ最高職の城代家老に抜擢され、権勢を振るった。一方で片山は、前城主の井戸派の残党による巻き返しを神経質なほど恐れた。斎藤は「細かいことは城代家老に任せている。良きに計らえ」と下命していたため、片山ら牛タン組はその下命を盾にして、残党狩り、粛正を断行した。また、1奉行から城主になり上がった斎藤は、ちょっとした家来の不手際にも激高し、「俺は城主だぞ」、「カゴから降りて俺を歩かせるのか!」と怒鳴りカゴの戸を蹴ったりするなど狼藉の限りを尽くした。城内には不満が充満したが、もの言えぬ空気に押され、みな我慢するしかなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/59/3126bcd031dcb3da7e5522a45776a285.jpg)
また維新老中組と牛タン組は結託して、万博への上納を着々と行っていった。その額は、諸藩の支出に比べ突出したものだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/5d/84310c3ab4be248004a890e625fcee33.jpg)
また三宅万博推進奉行は、2021年の兵庫城主選挙前から、兵庫職員でありながら、地元の三木市村の職員らに「俺は選挙前から斎藤様のブレーンだった。お前ら言う事聞けよ。斎藤様に入れないと酷いことになるぞ」と脅し事前活動をしていた。このことは、のちに告発文で公選法違反、地方公務員法違反であると暴かれることになる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/c3/7d15a15025332afd9743b1355f53237e.jpg)
そしてそれは起きた。時は2024年4月20日。
万博資金集めの一環であった、阪神・オリックス優勝パレードの資金集めを、井ノ本県民生活奉行から担当させられた職員が、資金集めができず悪戦苦闘していた。維新大阪の国との難しい調整も精神的負担となった。そして精神的な病にかかり、病気療養中だったが、この日自死した。最初の犠牲者である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/3d/a9323b97bc07b733b7e4d14bbb6685ab.jpg)
そこで2023年11月21日、荒事師として勇名をはせた片山城代家老が、もとは兵庫の国の信用保証協会の長でもあったこともあり、但陽信金に乗り込んで理事長と面談した。すると兵庫の国の予算が当初の1億円から4億円に一気に増額された。
そして11月23日、優勝パレードは無事決行された。
兵庫の国の維新老中組の長、岸口守(かみ)は片山城代家老の辣腕による活躍に驚くとともに、維新大阪の国に代わって感謝を述べた。
「片山殿、こたびの件、何とお礼を申し上げてよいか、言葉がみつかりません。今後、貴殿がお困りなることがあれば、拙者がどんなことでも致しますので、遠慮なくなんなりとお申し付けくだされ」
「望外のお言葉、いたみいります。城代家老としての役目を果たしただけのことです。どうか、今後とも良しなにお付き合いくだされ」
こうして兵庫維新老中の岸口守(かみ)と片山城代家老の絆は深まった。
傍にいた同じく兵庫維新の老中のNo2、増山守も微笑みを浮かべた。
時は2021年8月。兵庫の国では、先代の井戸城主が、家督を金沢城代家老に譲ろうとしていた。そして隣国の維新大阪の国では、万博開催の財政が不如意だった。どうにかして隣国の兵庫の国から財政補完をしたい。そんな思い悩んでいたところに、兵庫の国から吉報が舞い込んだ。
井戸城主にかねがね不満を抱いていた兵庫の奉行グループ、通称牛タン組から「貴国の斎藤財政奉行を城主にしたい。呼応してクーデターを起こしますので御賢慮ください」と内通が来たのだ。
渡りに船と判断した維新の国は、早速維新大阪の国の1奉行でしかなかった斎藤財政奉行を、兵庫の国に出陣させ、見事!斎藤城主が誕生した。
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斎藤城主の国盗りに功労大であった、牛タン組の面々は次々と出世した。兵庫の国の信用保証協会の長であった片山は、城主に次ぐ最高職の城代家老に抜擢され、権勢を振るった。一方で片山は、前城主の井戸派の残党による巻き返しを神経質なほど恐れた。斎藤は「細かいことは城代家老に任せている。良きに計らえ」と下命していたため、片山ら牛タン組はその下命を盾にして、残党狩り、粛正を断行した。また、1奉行から城主になり上がった斎藤は、ちょっとした家来の不手際にも激高し、「俺は城主だぞ」、「カゴから降りて俺を歩かせるのか!」と怒鳴りカゴの戸を蹴ったりするなど狼藉の限りを尽くした。城内には不満が充満したが、もの言えぬ空気に押され、みな我慢するしかなかった。
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また維新老中組と牛タン組は結託して、万博への上納を着々と行っていった。その額は、諸藩の支出に比べ突出したものだった。
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また三宅万博推進奉行は、2021年の兵庫城主選挙前から、兵庫職員でありながら、地元の三木市村の職員らに「俺は選挙前から斎藤様のブレーンだった。お前ら言う事聞けよ。斎藤様に入れないと酷いことになるぞ」と脅し事前活動をしていた。このことは、のちに告発文で公選法違反、地方公務員法違反であると暴かれることになる。
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そしてそれは起きた。時は2024年4月20日。
万博資金集めの一環であった、阪神・オリックス優勝パレードの資金集めを、井ノ本県民生活奉行から担当させられた職員が、資金集めができず悪戦苦闘していた。維新大阪の国との難しい調整も精神的負担となった。そして精神的な病にかかり、病気療養中だったが、この日自死した。最初の犠牲者である。
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そこで2023年11月21日、荒事師として勇名をはせた片山城代家老が、もとは兵庫の国の信用保証協会の長でもあったこともあり、但陽信金に乗り込んで理事長と面談した。すると兵庫の国の予算が当初の1億円から4億円に一気に増額された。
そして11月23日、優勝パレードは無事決行された。
兵庫の国の維新老中組の長、岸口守(かみ)は片山城代家老の辣腕による活躍に驚くとともに、維新大阪の国に代わって感謝を述べた。
「片山殿、こたびの件、何とお礼を申し上げてよいか、言葉がみつかりません。今後、貴殿がお困りなることがあれば、拙者がどんなことでも致しますので、遠慮なくなんなりとお申し付けくだされ」
「望外のお言葉、いたみいります。城代家老としての役目を果たしただけのことです。どうか、今後とも良しなにお付き合いくだされ」
こうして兵庫維新老中の岸口守(かみ)と片山城代家老の絆は深まった。
傍にいた同じく兵庫維新の老中のNo2、増山守も微笑みを浮かべた。