中野笑理子のブログ

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大阪ヨーロッパ映画祭

2013年11月16日 | 日記
ふたりのアトリエ~ある彫刻家とモデル」を観た。
第二次大戦末期1943年夏、占領下のフランスのとある村が舞台。
生きる希望を無くした老彫刻家がスペインの収容所から逃げてきた一人の美しい娘と出会って、再び創作意欲を取り戻してゆく話。
映画の内容もさることながら、老彫刻家の妻を演じたクラウディア・カルディナ―レの存在感に圧倒された。
終盤に彫刻家の妻とモデルの娘の会話があって、モデルの娘が妻に向かって「綺麗だわ」と言うと妻はモデルの娘に向かって「あなたこそ、輝くように美しい」と微笑むシーンがある。
そう、若いということはそれだけで輝くように美しい。私は深く深く頷いてしまった。けれどもその若さの真っただ中にいる時は、なかなか自分ではそれに気づかない。無くして初めてその素晴らしさに気づくのだ。そして気づいた時にはもう手遅れなのだ。
クラウディア・カルディナ―レは、女が女に生まれて望むものをすべて手に入れているような印象。年齢的な若さはなくとも、それを補って余りある素晴らしさを感じた。
11/15~19阪急うめだホールで11/22~25エルセラーンホールで、映画祭は開催されている。そして阪急ではクラウディア・カルディナ―レの写真展も開催されている。日本では1964年に公開された映画「山猫」のクラウディア・カルディナ―レは怖いくらいに綺麗だった。

山猫にはこの人も出ていましたのBGM♪Plein Soleil by Nino Rota

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