夏の間、金曜の夜から月曜の朝までずっとノンストップフル稼働だったエアコン。
ようやく真昼以外はエアコンなしで過ごせるようになり、開け放った窓から入ってくる浜風に秋の風だ~、と嬉しさを感じる季節になりました。
毎週金曜日に神戸新聞朝刊に掲載されているイラストレーターの田村セツコさんのエッセイの中の「はたからは分からない。ひみつの幸せ」という一文にドキッとして、この土日もずっと頭から離れずにいました。
世間的にはあまりうまくいっていない不仲だと思われている夫婦は本当にその通りなのかというと、実際のところは夫婦二人にしかわからない。
その逆もしかり、おしどり夫婦と言われている夫婦の実際は仮面夫婦なのかもしれません。
不幸に見えても幸せ、幸せそうに見えても不幸、世間の目なんて当てにならない。
容姿や外見、学歴や職業、裕福か貧乏かなどでは計り知れないものを人はそれぞれ持っている、と思う今日この頃。
幸せもまた人それぞれだけど、すべては積み重ねなんだなぁと思った田村セツコさんのエッセイでした。
メーテルリンクの青い鳥のように今ある幸せには鈍感で、隣の芝生は常に青く見えてしまうけれど、一見遠回りに思える毎日コツコツが実は一番の近道なのではないだろうか、と思う秋のはじめの日曜日なのでありました。
いちご新聞を読んでいた小学生の時からちっとも年をとらないイラストと田村セツコさんご自身はもしかして魔女?!