夜、眠れずにいた。
なんかボーっとしていて
その場にただなんとなく
ただよい、たゆたう。
放置されてる?
何も考えない、
何の感情も感じない、
感触もない、
身体が鉛みたいにずしっと
重たい。
ただ部屋の明かりがほのかに温かい
白の色に包まれる
それをほわっとした面持ちで
ぼんやりとただながめる
時がとまったようだ
まるで生きていないかのように
死を望むのではなく
生の衝動があるわけでもなく
冷凍保存の棺桶の中で
ひとり
生命の維持装置だけはあって
寿命まで生きて植物状態のごとく
永遠と放心している
虚無の中で
その冷たい鉄の箱の中で
横たわり
夢の中で自分は生きる
そこに感触も感情もない
荒涼としただだっ広い砂漠を
月夜が冷たく照らし
風の音がする
安楽死ってこんな感じ?
生きながらにしてシニカタビラを
まるでウェディングドレスのように
身にまとう
身体は緊張し
ただ凍りつく
吐息
うわごと
寝息
心臓の鼓動
それだけを聞いている
夜の深海の音の中のように
死の国の入り口
誘う
魅惑の漆黒と
ほのかな白が
幻惑する
寝ている時の姿をみている
誰か
遠くから見つめられる
モニタリング
モルモット
生存実験?
なんかボーっとしていて
その場にただなんとなく
ただよい、たゆたう。
放置されてる?
何も考えない、
何の感情も感じない、
感触もない、
身体が鉛みたいにずしっと
重たい。
ただ部屋の明かりがほのかに温かい
白の色に包まれる
それをほわっとした面持ちで
ぼんやりとただながめる
時がとまったようだ
まるで生きていないかのように
死を望むのではなく
生の衝動があるわけでもなく
冷凍保存の棺桶の中で
ひとり
生命の維持装置だけはあって
寿命まで生きて植物状態のごとく
永遠と放心している
虚無の中で
その冷たい鉄の箱の中で
横たわり
夢の中で自分は生きる
そこに感触も感情もない
荒涼としただだっ広い砂漠を
月夜が冷たく照らし
風の音がする
安楽死ってこんな感じ?
生きながらにしてシニカタビラを
まるでウェディングドレスのように
身にまとう
身体は緊張し
ただ凍りつく
吐息
うわごと
寝息
心臓の鼓動
それだけを聞いている
夜の深海の音の中のように
死の国の入り口
誘う
魅惑の漆黒と
ほのかな白が
幻惑する
寝ている時の姿をみている
誰か
遠くから見つめられる
モニタリング
モルモット
生存実験?