他者からの承認。

2010年08月31日 01時49分55秒 | Weblog
精神科デイ・ケアにて、いつも、温かく迎えてくださる友達がいる。
いや、友達になってくださった、と言ったほうが正解かな。
カズミさんとナオミさん。彼女たちはともにお互いに友達どうし。
だいたい、40代の半ばだと思う。(私は37才。)

ナオミさんはいつも、私がくると、ちやほやしてくれる。
いつも同じ調子。とにかく可愛がってくれる。
わたしが特別に、ナオミさんにしてやれているわけでなくても。
無条件に。

そこに、救いがあるのかもしれない、
デイ・ケアに行くと、いつも、ナオミさんの承認が得られる・・・。

デイ・ケアでは、ナオミさんを見習って、いろいろなメンバーに対して
ちやほやすることにした。
年上の方が多く、男性が多い。
だいたい、男性は一人でじっとしていて静かにしている人が多い。
そういう人に対しては、無理して
こちらから話しかけなどの働きかけをすることはない。
もちろん男性のほうから、話しかけてくる例外もいて、
その場合は
なるべく気持ちよくさせるように、受容の態度で臨むようにしている。

私は話しかけられたらなるべく応じるようにしているが、
たいていは
一人、静かに、考え事をして無口で座っていることが多い。

体の激痛と闘っていることが多いから、激痛に耐えて座っている。
緊張型なのでコントミンという薬の助けをかりている。

ときおり母との関係性について考えることがある。
一般的な母性像からすれば、私の母はそこから遠い、冷たい母である。
たぶん、それでいいと、母は思っていると思う。

母の承認が得たくて、私は頑張っていたのかもしれないが
冷たい母は、実の父から虐待を受けていたし
子供の頃はいじめられていたから
自分の子供の接しかたがわからなかったのかもしれない。

母から承認を得るのは、もうこれから先はないかもしれないから
そのかわりに、デイ・ケアでナオミさんからかわいがられている。

それで、いいんじゃないか?

自分の病気の原因がつきとめられただけでも。

参考
斎藤学メッセージ(母の承認ということ)
http://www.iff.co.jp/ssworld/mssg/mssg_1.html

精神科デイ・ケア・デビューを振り返って

2010年08月29日 13時53分49秒 | Weblog
ある日、もう何年も前になるだろうか。
那覇市古波蔵(なはし・こはぐら)にある
生活支援センター「なんくる」に遊びに行ってみた。

そこでは私と同じような精神病にかかった患者どうしの
コミュニティがあった。

南風原(はえばる)の精和病院に通っている人が・・・、

「 A子(わたしのこと)さん、一度、デイ・ケアに
  行ってみたら?(デイ・ケアの)どこへ行っても
  人間関係のつくり方は一緒だよ・・・。     」

 (私)「え、そうかね?怖いトコロではない?」

「 大丈夫。大丈夫。まずは、行ってみたら?」

と、勧めてくれたので、家から通える平安(ひらやす)病院の
精神科デイ・ケアに通うことにした。

そこでは見学は自由にできるということで、デイ・ケアのスタッフは
普通の人にしか見えないけどね~って、笑顔で言ってくれた。

実際、そこのデイ・ケアに通うようになっても、そこにいる人たちからは
部外者のように扱われた。そう、ごく普通の人のようにしか見えないから。

長年、デイ・ケアに通っているカズミさんからは、「早く、デイ・ケアを卒業して、
結婚したらいいのに・・・」と思わせるようなプレゼントを頂いたりした。

それはとてもきれいな二羽の鶴をモチーフとした回転式のオルゴールだった。

二羽の鶴のように、わたしもカップルになれる日が、来るのだろうか・・・。

デイ・ケアのスタッフも、私のことを、ごく「普通」の患者ではない、と、マーク
していたのではないか?

いや、確かに、私は統合失調症なのだが、
スタッフの中には、私のことを統合失調症とみなしていない人達も少なからずいて、
確かに、医者は病気だと認め、投薬もしているのだが、スタッフには信じてはもらえなかった。

じゃあ、患者でなければ、わたしはではなぜ、ここにいるのだろうか?
ただの趣味で来ているわけではない。

新聞記者の気分でいるわけでもない。・・・取材じゃないんだから。

でも、私自身、この中にいる人たちと「同じ」かどうかを問われると
どう、思うのだろうか。

なんだか、「同じ」ではなさそう。・・・と、答える。

でも、居てもそんなに違和感はなさそうだと思う。私は、そう思うのであるが。

タクシー運転手さんの会話

2010年08月23日 13時14分32秒 | Weblog

いしかわさつきさんの「月夜の海」に向かう途中
タクシーの運転手さんが、こう、私に話しかけてきた。
沖縄の男性で、かなりご年配の方だった。

「え?37歳、見えないよ
 25,6(歳)だと思った・・・」

「わたしからみたら、あなたは美人だから、
 早く彼氏つくって、子供 産みなさいね・・・」

「わたしが言うんだから大丈夫・・・
 離婚しても大丈夫・・・
 子供、産んで、もし、生活が破綻しても
 「生活保護」があるから、みんなのお金で育てればいいよね・・・」

 (注・陰の声・・・
  生活保護をもらうような生活をしてでもいいから
  子供をつくれ、というのは、ちと無謀ではないか・・・)

「ダイエットしなくてもいい、
 やせている女のどこがいいのか?
 太っているんじゃなくて、グラマーで上等。」

以下、この4つのパターンを繰り返し
私に言ってきかせていた。

こう言うと語弊があるかもしれないが、
沖縄という土地では、子供をつくること以外にやることがないのかもしれない。

これを喜ぶべきか、また、嘆くべきなのだろうか。

これを一概に「セクハラ」だと怒るわけにも、いかない。
激励の意味合いをこめて、私にそう、語ったのだから。

少子化が景気悪化の要因のように言われているが、
私はそうは考えていない。

少子化はそんなに悪いことばかり、なのだろうか。

何を今さら・・・である。もう時はすでに遅しなのだと思う。

子供を一人育てるのにニセンマンエンもかかるのに、
私はそれを稼ぐ術がないのである。

体力はないわ、統合失調症であるし、そんな、私には無理である。
育児放棄しかねない。

もうちょっと、若い時に子育てに恵まれればよかったものを。

確かに「命どぅ宝(ぬちどぅたから)」ではあるのだが・・・。

二人の占い師

2010年08月19日 12時19分21秒 | Weblog
7月の下旬に與座さんという男性の占い師に占ってもらった。
http://www1.plala.or.jp/orange/index.html#ツ・5cツ姪ア

「あなたが怖いと思っていることは何?」と訊かれ
特に何もないと答えたのだが、いや、違う。振られるのが怖いんでしょ?
と、言われた。

(そうなのかなぁぁぁ。振られるのが怖いのだろうか・・・。)
そうだとしても、私は彼氏イナイ歴、13年くらいだしな。
彼氏がいなくても、もう、いまさら、なんとも思わなくなっている。

與座さん曰く、「性を否定したら、ダメ」なんだそうです。

なんで「性を否定しているのが」バレてしまったのだろう・・・?

そうか、もう、お見通しってヤツなのか。

それから、とにかく「彼氏つくりなさい」の一点張り。
それしか言ってくれない。とにかく、がんばれと。

でも、なぜだかわからないのだけど、特に彼氏がほしいとは思わない。

ヤル気がでない、とでも言うのだろうか?
人を好きにならない、というものかな。嫌いとまではいかなくても。

そして、そのことで気になったので、二人目の占い師に占ってもらった。

月夜の海 いしかわさつきさん・・・いつもお世話になっている。

セラピールーム 月夜の海 http://www.onb.jp/shop/tsukiyonoumi/

月夜の海ブログ  http://tsukiyonoumi.ti-da.net/

そこでもまた、「性」に関するキーワードが出るのと思いきや
そうではなく。

和尚というカードを使ってのリーディングだったが
「変容」「創造性」「満ちた果実」の三枚のカードが出た。

占いフェスタに行ったので、セラピストとかヒーラーの適性があるのかを
診てもらった。

そのカードからは、何か、アートとか芸術に関する道に進んだほうがよいとの
ことだった。

丁度、音楽をやっているのだったら、その道に進み研究を深めていって正解なのだそうです。

特に、異性のこととか、結婚とか、そんなことは一切、言われなかったので

とにかく演奏活動を通して音楽を深く掘り下げていこう、と、思った。

沖縄ヒーリングパラダイス ヒーリング☆パラダイス

2010年08月16日 10時53分58秒 | Weblog
沖縄ヒーリングパラダイス ヒーリング☆パラダイス
http://bluelotasmagic.ti-da.net/e2911474.html

沖縄コンベンション・センターで開催された
沖縄ヒーリングパラダイス ヒーリング☆パラダイス。

ホ・オポノポノについての講演会があった

(→ マザーシップ 中川 角司  http://mothership2012.org )
   

タロット・カードのような占いもさることながら
自然治癒力を高めるセラピー系も多かった

石(クリスタルなど)を選んで、それを診るものがあり、
その結果、「体・肉体がエネルギーを欲しているようなので
(そこの会場で)ワークを受けるか、帰りにビーチに寄って
海でアースしエネルギーをもらうと良い」とのこと

(→ アトリエさとわ http://satowa.ti-da.net/ )

エネルギーチャージをしてもらった
体のチャクラを調整する

なんとなく元気になったような気がした
・・・のは、気のせい?

(→ brilliant ~光り輝くために~ http://gumigumi.ti-da.net/ )

リコネクティブヒーリングを体験した
肉体的なレベルでは、
「日常生活でなにかワクワクすることをしたほうがよい」
とのことだった

(→ カウンセリング、リコネクティブヒーリング®&リコネクション® ヒーリングルーム 黄色い種

http://kiiroitane.jhouse-ai.com/index.html                 )

シータ・ヒーリング・・・
これから精神世界の中に入っていっても大丈夫?なのかときいてみた
「無条件の愛というエネルギー」を送ってもらっているときに
「あなたのエンジェルが、精神世界の世界に入ってもいいよ、と
言っている。エンジェルたちが守ってくれます」
「病気(統合失調症)も抜けつつあるみたいです」とのこと
天使と話ができる人みたいで、エンジェル・カードをすすめられる

(→ EARTH☆ANGEL http://rebirth.ti-da.net/ )

来場者が多く、人が多いところだと少しめまいがするのだが
いろいろな体験ができ、とても楽しい一日でした

ミネイ・バンド&パピヨン

2010年08月12日 03時54分42秒 | Weblog



琉球大学時代のジャズ研・ロック同好会の皆様がライブをやるというので
観に出かけてみた。

嶺井さんのバンド、嶺井バンドであった。

groove グルーブ・スケジュール 08/11wed

http://www.cosmos.ne.jp/~groove/noisebord1.jpg

嶺井さん リーダー、ドラムス
西さん ボーカル & ギター
伊波さん ギター
小仙(コセン)さん ベース

嶺井さんとは92年同期で、大学時代を過ごした。
大学を出てからも、この4人は社会人バンドとして
活動されていたようで、西さんとは十数年ぶりの再会だった。

西さんのボーカルで、西さんワールドが炸裂していたライブであった。
ジャズ・ライブとうたっていたが、ロックのような夏のサウンドであった。

また、来月もライブがあり、これからの活動が期待できる。

その後、沖縄三越裏通りにある、ライブバー、「パピヨン」に行ってみた。

”那覇国際通りにあるライブ&バー「パピヨン」”

http://civtmmbt.ti-da.net/

久しぶりに行ってみるとカラオケが置かれており
カラオケ一色の店内であった。

私は歌はあまりうまく歌えないのであるが、
ブンちゃんさんがうまく乗せてくれて
何曲か、赤面しながら歌ってしまった。
まわりのみなさまがうまくもりあげてくれたので
いい、ストレス発散になりました。

パピヨンの皆さん、どうも、ありがとうございました。

来週から 宮里 政雄さん(ジャズ・ピアニスト)がいらっしゃるようです。

”ようこそ!!ミュージックスクールラルゴへ♪”

http://w1.nirai.ne.jp/largo2005/newpage77.htm

こちらも楽しみです。

パピヨンには、来週の火曜日にもまた、参上したいと思っております。

以上、レポートでした。

病院へ行ってきました

2010年08月05日 22時40分51秒 | Weblog
今日は月に一度の病院・外来の日。

平安病院にお世話になっている。

仕事が夜勤専属に変わったので、お薬の飲み方について相談した。

深夜零時から朝方9時にかけての仕事で、眠りにつくのは朝の11時頃。

以前は「眠る前」の薬で、
ロシゾピロン、コントミン、レモナミンの3つの基本的な薬を使っている。

この「眠る前」の薬を朝11時に眠る前に飲むとよい、と、言われた。

午後は那覇市役所へ行き、自立支援の更新の手続きをした。

その後、ジュンク堂で本を3冊購入。

占いが好きで、「今日からはじめる タロット占い」

精神世界の本を二冊

「未来は、えらべる!」byバシャール

「アセンション真実への完全ガイド」by篠崎 由羅

昔から、科学的な興味もさることながら
科学では証明のできない、神秘的な体験の話が好きだった。

私自身は霊感などはないほうなのだが
占い師のおじさんいわく、
「ユタの修行をしていたら、ユタになっていたはず」
だと、言われた。

統合失調症といっても、病識のようなものはなく、
初期の軽い時期に発見されたので
そんなに「病識」というほど、重い病気ではないらしい。

統合失調症の「軽症化」というものだろうか。

お薬の開発が進んでいて、闘病そのものがラクになったそうです。

「陰性症状」に効くお薬ができるとイイナ。

非定型の統合失調症にかかってしまった

2010年08月01日 14時15分54秒 | Weblog
統合失調症にかかった方のブログなどを読むと
「なんだ、ごく普通の人じゃない?」なんて思う。

わたしの統合失調症て、なんだろう?
「コントミン」とか「レボトミン」という薬を使っているのだけど
ごく普通に働いているし

ただ人と違う点は
のっぺらぼーになった感情というか・・・(平板化っていうのだけど)
本当に「淡々としている」のよね。

あとは疲れやすい、ゴロゴロしている、
興味・意欲が湧かない、など。

陰性症状かな?(「意欲の低下」だとか、診断書に書かれていた。)

「極端にエネルギーが低下している」と書くとわかりやすいかも知れない。

意思が弱いとか、生命力がない、とかいろいろな表現方法があるけれど。

フルートでアドリブをとった時、まったりとしていて、淡々としていて
展開とかデフォルメとかそういった発想の枠が最低限に限られてくる。

静かなボサ・ノバで、まったりとしていて、穏やかで時がゆったりと
流れている・・・そんな空間を表現してしまっている。
でも、これが「ジャズのアドリブなの?」って言われたりする。
あまりジャズ的な楽しさというものがないものだから。

俗っぽく言ってしまえば、「疲れているのね」って、
言われてしまいそうです。はい。

「充電してきます。ごめんなさい」と、謝ってしまう。
「病気だから」と、病気のせいにしてはいけない、と言われてしまいそうだ。

でも、なんで統合失調症なんて、ヤッカイな病気になってしまったのだろう?