音楽の先生。
ピアノの先生。
中学の頃より
お世話になった、
大浜 敦子先生。
数年前に
ガンで亡くなった。
独身だった。
彼女は寡黙な方で、
ほとんど話を
した事が無かった。
唯一、私に
話したのは、
メトロノームを
使わずに
練習しなさい、
という事だけだった。
じっと、
私の演奏を聴き、
あとは、
訂正ヶ所を、
唄うだけだった。
ほとんど
話をした事が無いので、
どういう方なのか、
良くはわからないが、
スパルタで、
ビシバシ叩くタイプの、
スポ根体育会系ではなく、
静かに、穏やかに、
生徒の演奏を
見守るタイプの先生だった。
穏やかで、大人しく、
辛抱強いタイプの女性だった。
八重山の出身で、
故郷で、
ショパンの演奏をしたらしい。
フルートは、
先生には、
ついた事は無い。
繰り返し、
オーレルニコレの
バッハのフルートソナタの
CDを、聴き、
それを模倣していた。
ジャズフルートの
模倣はしてなかった。
山田 はじめ先生に、
フルートの演奏を
聴いてもらったところ、
数日後、
先生から、
ウチへTELがあり、
フルート奏者の、
悪口を言わないと、
この業界で、
生きてはいけない、
と、言われた。
これで、
社会人やってるのか?
と、驚かれていた。
山田先生は、
少し変わった方ですが、
フルートの音は、
美しかったです。