2017/3/25
人間の眼は二つあることで対象との距離を計ることができる。
同じように、世の中との適切な距離を取るためには、物事を複眼的に見ることが大切。
単に情報を受け取るだけでは偏ってしまう。
世の中を複眼的に見るためのツールとしてプロレスとBLは双璧だと思う。
本書では、昭和プロレスを愛する…というより、世の中の事象がすべて昭和プロレスに見えるという呪いをかけられた時事芸人プチ鹿島の視点を追体験することができる。
半信半疑、下から目線、胡散臭さの大切さなど、一般的な道徳観とは少しズレている、つまり日常生活では見逃しがちな大切な価値観を教えてくれる。
差別に自覚的になることもプロレスから学ぶことが出来る。
思わず、藤原義明&木村健吾VSグレコ&エルモソの動画を探して、ニンマリ見てしまった。
真の不偏不党はここにあると言っても過言ではない。
教養としてのプロレス (双葉文庫) | |
クリエーター情報なし | |
双葉社 |
![]() |
東京ポッド許可局 ~文系芸人が行間を、裏を、未来を読む~ |
クリエーター情報なし | |
新書館 |