3/11(土)公開 『哭声/コクソン』予告篇
2017/3/25
・韓国の山間の村コクソンに住む冴えない警官が連続変死事件を解決しようとする話。
・難解だと聞いていたので、身構えながら見る。
・ジャンルは広い意味でのホラーでいいと思うんだけど、韓国映画は総じて暴力描写は容赦ないし、生活感たっぷりなので、わざわざホラーにしなくても十分怖い。
・原因不明の皮膚病はベタだけどほんとにイヤ。
・キーマンになるのが、國村隼(姓を音読みするとコクソンになる)演じる謎の日本人。
・思ったより本気出してくるシーンは少ないんだけど、出してくると、もれなく怖い。
・國村隼さんは怖い人の演技を何通りも持っている。
・『合言葉は勇気』も『アウトレイジ』も怖かったけど、今回も違う方向の怖さ。
・韓国の田舎町なので日本人はマイノリティそのもの。
・他にも悪魔だキリスト教だと深そうなキーワードが出てくる。
・「やっぱり悪魔じゃねえか!」「あれ、違うのかな?」を行ったり来たりしながら話が進む。
・あの女が何者なのかというのも、何度か見ればわかるんだろうか。
・主人公の警察官がびっくりするくらい役に立たない。
・ホラーだからあまり有能でも困るけど、それにしても田舎者の偏見丸出しだし、失敗ばかりしている。
・怪しい奴だからって、人の家を壊すのもどうかと思う。そりゃ呪われるさ。
・娘が危機に陥ってから、やっと本気出すのかと思ったら、ずっと頼りない。
・お客さんに感情移入させすぎないように、意図的にそう見せているのかもしれない。
・役者さんはみんな体を張っている。いちばん頑張ったのは主人公の娘。
・普通のホラーとして見るぶんにはそんなに難解ではなかったと思うけど、細かく思い返すと、「あのときのあれはなんだったんだ?」がたくさん出てくる。
・個人的には「悪魔は作れるんだ」という話だと思っている。
・韓国の除霊の儀式は派手でよい。