2024/6/7
・初めての寄席。
・宿が上野近辺かつ、33tabの音声ガイド「タッグ街 上野公園編」でも触れられていたので、鈴本演芸場を選ぶ。
・昼の部と夜の部がある。夜のほうに行く。
・ステージがあり、固定椅子が並ぶ。寄席と言っても、会場の雰囲気は映画や演劇とそんなに変わらない。
・ただ、折り畳み式の棚がついている。飲み物や軽食を置いたり、ちょっとしたメモを取るときに重宝する。
・最初から最後まで休憩含めて3時間ちょっと。
・落語と落語以外がほぼ交互に演じられる。
・高座を返したり、立て看板をめくっている前座(おそらく)の人が、長身、細もて、メガネ、ちょっと神経質そうな風体で、あんまり落語家っぽく見えない。名前はわからないけど、印象に残った。
・開演時間の17時前から始まっていた。
・奇術のアサダ二世さんは「今日はちゃんとやる」と言っていた。あんまりちゃんとしてなかったけど、とてもリラックスできた。
・声小さめの林家たこ蔵「松山鏡」、二つ目に昇進したばかりの三遊亭萬都「粗忽長屋」。
・漫才は風藤松原(ふうとうまつばら)。初めて見た。賞レースで見るようなガツガツした感じとは無縁の、いかにもベテランという、ゆったりした語り口。
・奇術もそうだったけど、たしかにずっと見ていられる感じ。
・橘屋圓太郎「短命」。このお話を聞くたびに、お互い子供じゃないんだからそんなに回りくどい言い方しなくても、と思う。
・春風亭一朝「たいこ針」。オチで他のお客さんがちょっとぽかんとしている感じがおもしろい。
・林家八楽の紙きり。お題を出したかった。そんなにお客さんが多くなかったし、狙えば行けたはず。
・林家彦いちの創作落語。もともと知っていた唯一の落語家さん。これから面白いことを言うぞって宣言して、ほんとに爆笑させられるのがすごい。
・そのあとに三味線の小春。粋曲と言うらしい。くすぐりを入れつつ、客席の雰囲気を落ち着かせていた。
・最後は林家はな平「中村仲蔵」で締める。
・ステージや客席がしっかりしているせいか、イメージしていた寄席特有のゆるさはそんなに感じなかったけど、楽しく過ごすことができた。
・ビールでも飲んでいればよかったのかもしれない。
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