遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

ヘンリー・フォンダ主演「12人の怒れる男」(1957年)

2010-04-07 10:57:32 | DVD・VHS・動画など
2010/4/7

戯曲WSで鑑賞した「12人の怒れる男」の感想も書いておく。
アメリカで人を殺した少年の裁判。12人の陪審員のうち1人が無罪を主張する。「優しい」ほうの映画をシンプルにした感じ。シンプルなぶん力強い。第8号陪審員(ヘンリーフォンダ)は、有罪派11人を次々と論破していく。
この8号、ワークショップのときは人気がなかった。参加者で人気投票したところ、8号が1番好きだという人は20人くらいいて1人もいなかった。その理由は、「完璧すぎて人間味(欠点)がない」というもの。
自分も「一番ではない」ので手は挙げなかったけど、人間味が戯曲に必ずなきゃいけないかというとそうは思わない。
水戸黄門やシャーロックホームズに人間性を求めてもしょうがない。あんまりホームズがうっかりしてても困るものね。
ヒーローがばったばったと不可能な数の敵を倒していくのは、言葉の上だけでもけっこう気持ちがいいものだ。
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中原俊監督「12人の優しい日本人」

2010-04-05 20:09:23 | DVD・VHS・動画など
2010/4/4

中原俊監督「12人の優しい日本人」を見返す。
先日のワークショップで「12人の怒れる男」を見たので、ついでに見ておこうと思った。
ほんとは最近やったという舞台版が見たかったんだけど。映画版も面白いが、抑制が利きすぎ。上品すぎる。
「アンチョビがいいひと~?」
「ジンジャーエール!」
この辺の台詞が好き。舞台だともっと笑えるんだろうなあと思いながら見た。でも、この映画版に出ている役者さんたち、あんまり名前知らない(トヨエツ、梶原善、相島一之くらいだった。あ、あと近藤芳正)んだけど、達者だし、一度見たらなかなか忘れない。
相島一之のクライマックスの台詞を聞いていると、なんだか照れてしまう。いや、言わなきゃ話が終わらないのはわかるんだけど、それにしてもという感じ。
そういうところまでマネしちゃいかんのだけどなあと思いつつ、マネしたりもする。
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北海道マラソン完走メモ2

2010-04-04 19:23:44 | 北海道マラソン
5.9km 37:09 6'17"/km

今年2回目。
3月10日に4.3km走ってるので、ほぼ3週間ぶり。その前は去年の11月までさかのぼるからまだまだ体が重い。
初めて北大構内を走る。
あそこは市民ランナーのみなさんがたくさん走っているが、暗くなると無灯火自転車が多いので怖い。そんなに距離も稼げないし。
今日は休みで足慣らしには丁度よかった。
ペースはやや遅め。去年の「左足に力がはいらない状態」にはならなかったが、なんとなく足がしびれた感じになった。去年も40分すぎからおかしくなったので、もしかしたら治っていないのかも。
ただ、左足以外は去年の今頃より走れている気がする
ともかく「日刊スポーツ豊平川マラソン」の10kmが一ヵ月後に迫っているので、少しずつ体を作ってかねば。まだまだまだまだ先は長い。
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森達也「死刑」

2010-04-04 00:04:38 | 読書感想文
世の中、簡単にシロかクロか割り切れるものではない。安易な二項対立はいちばん危険。
それでも死刑に関しては、最終的にどっちかを選ばなきゃならないような気がする。
「一概に良いとも悪いとも言えない」と言われりゃそうなんだけど、実際に死刑は行われているわけだし、その現実に対してどう思うのかという自分なりの答えはほしい。
著者の森達也は、ひたすら考え、調べ、人の話を聞き、行動する。安易な相対主義に逃げない。
その結果、死刑に論理的な必要性はないと言い切る。それでも死刑がなくならないのは、理屈ではなく感情の問題だからだと考える。
本当に結論が出るのかとハラハラしながら、一方で最初の数ページでもう結論は出ているのではないかといぶかしみながら、読み進めていく。最後にはあまりにもあっけらかんとした森の結論が出てきて拍子抜けする。
このお題、考え始めると夜も眠れなくて困る。
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北海道マラソン完走メモ1

2010-04-02 20:55:36 | 北海道マラソン
今年は北海道マラソンに参加しようと思い立つ。
ずっと走りたかったが、なかなかチャンスがなかった。
参加費8500円。高い。それより何より走れるのか、42.195キロ。
10年位前に千歳日航マラソンを走ったときには4時間40分くらいかかった。
今より10キロ以上、体重の軽かったころのお話。
去年からうだうだランニングを再開して、ハーフまではなんとか走ったけど、長かったな。
そして、ハーフはフルの半分じゃない。
別次元。
ただ走るだけじゃつまらないので、もうひとつテーマがほしい。なくてもいんだけど、あったほうがいい。そこでブログでぶつぶつつぶやくことにした。
これだけでも弱い。なにか盛り上がるアイディアないかしら。
とにかく、今年は北海道マラソンに出る。
まずは宣言しておいて、あとのことはあとで考えよう。

※北海道マラソンまであと149日。
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佃典彦戯曲ワークショップ7

2010-04-01 22:29:51 | レポート
長くなったので、あとは反省で。
「3W作話」はテーマに気を取られすぎたような気がする。ウケをとったほうが勝ちだと考えてしまった。一番大事なのは、実践を通して、現役トップクラスの戯曲作家の技術をひとつでもふたつでも盗むこと。
脚本を書くので精一杯。そういうことを考える余裕がなかった。自覚できていなくとも何か得るものがあったと信じたい。
あとは、飲み会には参加しなきゃダメ。
結局、時間が少なすぎて佃さんとは深いやり取りにはならなかった。お金がないというのも言い訳に過ぎない。実際どんな仕事しているのか、岸田戯曲賞や公募やスシ王子についてなんかも聞いてみたかったが、そういう話はワークショップ中には難しかった。
ただ、このワークショップのおかげでまた戯曲熱が戻ってきた。短編なら書けそうなので、教文短編演劇フェスにむけて脚本書いてみようかな。書くだけだけど。
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