お金のエネルギー的性質は水
だから、循環させずに溜め込むと流れは滞り、膠着してしまいます。
つまり、次が入ってき辛くなる、ということ。
この状態を『陰陽』の観点から見てみると、
将来への不安などからお金を貯め込む→次が入ってきづらくなる→さらに貯め込む→さらに入ってき辛くなる・・・
というメチャメチャ凝縮へと向かう『陰』の右巻き下方スパイラル。
この状況は今の日本経済も同じ。。。
政治、経済の不安から個人が消費を控えて貯め込む→商品が売れないから企業の売り上げが下がる→売り上げが下がるので賃金カット、人員削減→失業者が増える、お給料が減る→さらに消費を控えて将来への備えで貯め込む→・・・
という、まさに下方へ向かう『陰』の右巻きスパイラル。
そして、これらの現象は『陰』の性質により、どんどんと凝縮していきます。
さらに、この凝縮運動が進めば、『陰陽』のもう一つの性質が働くことになります。
それは
陰極まれば陽となす、陽極まれば陰となす
という、いわば『振り子現象』
そう、このままデフレスパイラルが進めば、ある臨界点で、今度は真逆のインフレが起きます。
それも、
デフレ率が高ければ、同じだけインフレ率も高くなる。。。
だから、お金を貯め込んでいても、ある、臨界点を超えれば、今度は貯め込んだお金は紙くず同然の価値になってしまうと言うこと
極端にいえば、インフレ率世界一のジンバブエでは、パン一斤買うのに、トラック一台分の札束が必要だそう。
日本でそうなれば、ヤマザキの『超熟』を一つ買うのに45ℓのゴミ袋いっぱいの諭吉さんが必要になる、ということ
まぁ、ここまでいかなくても、紙幣価値が大幅に変わることになるでしょうね。
それはすぐ、ということではないかも知れませんが。。。
いずれにしても、数十年先の老後のために蓄えていても、その時になったら1万円がいまの1万円の価値があるかどうかはかなり・・・アヤシイ・・・
その前に、世界の金融システムが先に崩壊する、ということも十分、考えられますし・・・ね
そう考えると、将来のために蓄えていても、決してそれで将来が安泰という保障はないわけです。
それなら・・・
ねっ
1万円が1万円の価値があるうちに、使った方が良くないですか?
でも、どうせ使うなら、より良い流れを作るような使い方がいいと、思いません?
そう、お金とは一種のエネルギー
だから、使うときの意識や使い方によっては
より豊かさを引寄せることも、
逆に豊かさを遠のかせることも出来るのです
ということで、次回は豊かさを引寄せるお金の使い方のお話
今日の一言
お金を貯め込んでも良いことないよぉ(・ω・)/