連日続いた熱帯雨林のような湿気の多い日々から解放され、まだまだ残暑は続くもののようやく少しは過ごしやすくなりましたね。
このまま一気に秋になってくれればいいのだけど、空はまだ夏の空ですね~。
秋の鰯雲が恋しいです。。。
さて、今回は久々の『偽善』シリーズです。
このシリーズは2回で終わりかと思いきや、イヤイヤまだありましたよ
わたし達の日常にとても多く見られる偽善が
前回、取り上げた『偽善』はわたし達に日常で多分、最も関わることが多い言葉、「あなたのため」でした。
そして、今回も同じくらいよく関わるもの。。。それは。。。
正義
自由と正義の国というスローガンを掲げて、世界の警察と自負している大国がありますよね。
自由と正義。。。フリーダム&ジャスティス。。。って、ガンダムじゃないですよ。
それは、置いといて、
正義
これは偽善以外の何者でもありません。
何故なら、正義とは。。。
正義とはパワー(力)
正義とは支配
正義とはコントロール
正義とは自分の言い分を通す為の大義名分
そして、正義は人の数だけ存在する。
つまり、10人いたら10の、100人いたら100の正義が存在する。
だから、権力のあるもの、力のある者の正義が優先され、まかり通る。
これが『真理』な訳がないですよね。
でも、みんな子供の頃から『正義の味方』なんてテレビや漫画で見て、『正義』とはさも、正しいことのように吹き込まれる。
でも、実際は『正義』とは、その人が信じる『大儀』。
大儀・・・人として守るべき道義と節度
すごーく簡単にまとめると、その人が良い、そうあるべきだ、と思うルール。言い分。
それじゃぁ、人によってボーダーラインも重要度も違うわけだ。
だから当然、衝突します。
衝突して、互いが譲らない場合は力の強い者の『正義』が押し通される。
その顕著な例がアメリカ
あ、名指しで言っちゃった
まぁ、言っちゃったついでに言えば、かの国が掲げる理念『自由と正義』の『自由』は『正義』の範囲で許される『自由』。
つまり、かの国が定めたルール内での『自由』。
その『正義』も、真理に沿ったものではなく、個々の利害が思いっきり絡んでいます。
だから、石油の利権を巡ってかの国の『正義』に則り、もっともな言い分をつけて独裁者の納める国に侵攻し、政権を倒して、石油の利権を手に入れました。
『正義』という名の下に。。。
結局、侵攻する大義名分に掲げた事実はいまだ見つからず、うやむやにされてしまっているのが現状。
でも、かの国は謝りません。
『正義』を遂行しただけですから。
そして、その所為で罪のない民間人を巻き添えにしても、その殆どが罪に問われることはありません。
1万の命のために100人の命が犠牲になることもやむなし
一人殺せば殺人、でも戦争で沢山殺せば英雄
これが正義
強いものが自分の言い分を押し通すために使う大義名分。
でも、この世界で正しいこととしてまかり通っている。
まさに偽善
そして、この『正義』はわたし達の日常にとても広くはびこっています。
親が子に
大人が子供に
上司が部下に
全ての力関係のあるところに。。。
正義という名の支配が。。。
誰が為の正義なのか?
『正義の味方』、それは民衆をコントロールして支配するために作り出された、詭弁のマスコット。。。
では、『正義』が偽善なら、『正義』に代わる真理って。。。
それは次回で