悠歩の管理人室

歩くことは、道具を使わずにできるので好きだ。ゆったりと、迷いながら、心ときめかせ、私の前に広がる道を歩いていきたい

懐かしの筋肉痛

2014-04-19 21:02:59 | 雑記

原因はすぐにわかった。愛らしい赤ん坊のせいだ。
私は凝り性なので、泣く子を見ると、うまく寝かせつけたいと俄然真剣に取り組む。
左掌に頭をのせ、右掌で小さなおしりを抱え、左右の腕を使って揺らす。
加えて、腰、膝を使いさらに揺らしに複雑さを加える。音声もさまざまに加える。
言ってみればアルファ波のような不規則振動を与え、眠りに導こうという魂胆だ。
夕飯後、試してみた。15分くらいで眠りについた。勝ち誇ったのもつかの間、
座布団の上に寝かせるとまもなく目を開けてしまった。あぁ、無駄骨と落胆する。
こんなことをしているので、右上腕二頭筋が痛くなるのだ。

自分の子どもの時も色々と工夫をした。赤ん坊と勝負、という感覚で遊ぶ。
いろいろな音、声、変な歌をうたい、掌で体に振動を与えるのにも変化をつける。
話がわかるようになると、作り話でごまかして笑わせたり、感心させたりする。
4~5歳までは、マジシャンにもなれる。
右手の中のボールが瞬間移動で左手に移ると、子どもは目を見開いて感心する。
寝かせつけるときは作り話や本読みをした。毎晩同じ本でも喜ぶのは何だろう?
齋藤隆介の「ベロ出しチョンマ」を読んでやるときは困った。
何とかごまかすのだが、涙がでて、胸が震えて、声が震えて、困った。

もう少し大きくなると、世話焼きついでにボランティアや署名活動に連れ歩いた。
中学生くらいになるとけっこう役に立った。
4㎞先の職場で、餅つきがあり、ゴザを忘れた。電話をして持ってきてもらった。
ついでに、配膳の手伝いをさせた。喜んでやってくれた。

子育ては、けっこう面白かった。だから、2ヶ月の赤ん坊の世話も楽しい。