「Japanese Only」と「外国人お断り」との間の語義の違いはあるのだろうか。
前者は、私の超直訳によると「日本人だけ入れる」。
後者は、「外国人は入るな」と言っているのだろうが、微妙な語義はどうなのか。
自衛隊古河駐屯地の金網(柵)には、「Keep Out」と書いてある。
私の直訳によると「入るな」ではなく、「外にいろ」と読める。
「外にいろ」と言われると、「入るな」と言われるより不快な気持ちになる。
日本語と、アメリカ語の文化的背景を知らないと、意味を正確に捉えられない、
とよく言われる。外にいろと言っているのだろうか?
手話の場合も、ろう者の文化的背景を知らないと、正確に捉えられないという。
だから、昔の手話サークルは「手話を学ぶ会」という名称が多かった。
まず相手から学ぼうという姿勢だ。
私は、手話にはある程度関わりを持ったが、外国の人とは関わりがない。
だから、英語などの外国語を覚えようとはしていない。
学校では覚えられなかったし、当然関心も薄かった。
学校を卒業後、何度か英語を覚えようとしたことはあるが、身につかなかった。
日本語を話せない外国人が当会に入ってきた場合、どうするだろうか?
日本語を覚えることを要求するのか。片言でも英語などを使って会話するか?
安全に例会を運営するためには、片言英語で対応するしかないだろう。
自信はないが、どこまで自分の問題として捉えることができるかというところに、
これらの問題の分岐点をみることになるのだろうと思う。