「いて・りゅうこつ腕」と呼ばれる渦巻き状の腕の中にある多数の星形成領域には驚いたことに断層があった(NASA)
天文学者にとって、天の川銀河は最も身近な銀河系であると同時に、最も馴染みのない銀河系でもあります。 私たちの太陽と地球は、オリオン腕と呼ばれる銀河系の渦巻き腕の内側に位置しているため、多くの星や惑星など、私たちの周辺の星々の詳細を見ることができます。 しかし、蘇軾の『題西林壁』という詩に「廬山は見る場所によって姿を変える。廬山の全形がわからないのは、私が廬山の中にいたからだ」とあるように、私たちは天の川銀河の全体を見ることはとても困難な事です。
最近になってようやくこの分野での大きな発展が見られたようです。 8月17日にNASAが発表した声明によると、NASAのスピッツァー宇宙望遠鏡と欧州宇宙機関(ESA)のガイア・ミッションを用いて、天文学者チームは、「いて・りゅうこつ腕」と呼ばれる渦巻き状の腕の中にある多数の星形成領域を3次元的にマッピングし、その速度を測定することに成功しました。
驚いたことに、この腕には断層があったのです。
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