大紀元エポックタイムズ・ジャパン

「真実と伝統」をモットーに、明日を生きる上で判断材料となる有益な情報を日々発信しております。

アングル:移民に厳しいイタリア、高学歴スキル認めず低成長に拍車

2023-05-08 | 時事・ニュース

イタリアでは労働許可や市民権の取得が厳しく制限されるなど、幾つもの要因が重なり、
外国人労働者はいくら能力が高くても、良い職に就くことが非常に難しい。
写真はミラノにあるレストランのキッチンで働く移民。4月26日撮影(2023年 ロイター/Claudia Greco)

 

[28日 ロイター] – フィリピンで長年、高校の数学教師を務めたマリリン・ネーバーさん(49)は14年前、イタリアに移住してきた。ガリレオやフィボナッチを生んだこの国で、腕に磨きをかけたいとの希望を胸に──。

彼女は今、ローマで家政婦として働いている。いつか「天職」に戻れるという期待は捨てた。「この国は、フィリピンで取った学位や履修課程を認めてくれない。私は専門職に就けない」と語る。

アブヒシェクさん(26)の場合、イタリアで取った学位さえ役に立たない。インドから来た彼はトリノの大学で昨年、機械工学の修士号を取ったが、初級レベルのイタリア語しか話せないため、何件も就職を断られた。今は英語が使えるオランダでエンジニアの職に就いている。

イタリアでは労働許可や市民権の取得が厳しく制限されるなど、幾つもの要因が重なり、外国人労働者はいくら能力が高くても、良い職に就くことが非常に難しい。

大半の西側諸国と異なり、移住者が医師やエンジニア、教師などの専門職に就いているのを見ることはまれだ。経済が慢性的に低迷し、高齢化と人口減少が急ピッチで進むこの国にとっては「警戒信号」だと言える。

【続きはこちら】

 

アングル:移民に厳しいイタリア、高学歴スキル認めず低成長に拍車

[28日 ロイター] – フィリピンで長年、高校の数学教師を務めたマリリン・ネーバーさん(49)は […]

 

 


 

◎合わせて読みたい:

 

格安な中国製品の背後にあるのは「血と涙」 命を落とすほど過酷な強制労働経験者の証言

近年、新疆におけるウイグル人をつかった強制労働問題が国際社会でも注目されるようになってきたが、中国の刑務所では […]

 

◎おすすめ:

 

人民元国際化なぜ進まない? 経済学者が読み解く中国の思惑

中国は過去10数年間にわたり、国際市場において人民元決済を推進し、米ドルの優位性に挑戦してきた。ロシアやイラン […]

 

◎トップニュース:

 

金需要の高まり、中央銀行デジタル通貨普及加速…脱ドル化という電撃戦に突入

要旨 中央銀行は金を購入し、中銀デジタル通貨(CBDC)は脱ドル化を加速させる可能性がある。中国はデジタル人民 […]

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アングル:金価格上昇、アマ... | トップ | 米国沿岸警備隊、違法・無報... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

時事・ニュース」カテゴリの最新記事