8月25日、貴州省にある日本料理店の店主が「愛国心を示すため」自らの手で店を破壊。その動画をSNSに投稿した。画像は自らの手で店を破壊する店主。(著名なツイッターアカウント「李老师不是你老师(李先生はあなたの先生ではない)」より)
福島第一原発処理水の海洋放出開始後、日本政府は「海水や近隣地域の水産物から、放射性物質であるトリチウムは検出されなかった」という検査結果を繰り返し発表している。にもかかわらず、中国政府は日本への反発を強めており、中国国内では再び反日ブームが巻き起こっている。
その背景にあるのは、中国国営メディアによる日本への批判報道にあるとみられる。そうした偏向報道によって科学的根拠に基づかない感情論が先行するとともに、これに与しなければ中国人として恥ずかしいというような「同調圧力」も加わって、中国の民衆の反日民族主義に再び火をつけたようだ。
中国のオンラインでは、日本製品の不買運動を促す書き込みが相次いでいる。また旅行会社では、日本向け団体旅行の予約キャンセルも増加しているという。
さらには、現地の複数の日本人学校に石や卵が投げ込まれる事件や、中国から日本に向けての嫌がらせ電話も多数報告されている。青島の日本総領事館周辺では、日本人を侮蔑する言葉を大きく書いた落書きが確認された。
- 「自分の店を壊す」のは何故か?
- 冷ややかな世間の反応
- 反日ブームを前に、対策に追われる
- 「政治的な茶番劇」に踊らされるな
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