加工食品が登場する前、私たちが食べていたものは自然の中で育ち、収穫され、空腹を満たすためだけに食べられていました。しかし、今日では多くの食品に人工的な成分や加糖が含まれており、満腹感を得るだけでなく、欲求を引き起こすこともあります。
2007年、フランスのボルドー大学の研究者たちは、ラットに2つの報酬、コカインかサッカリンで甘味をつけた水を選ばせる実験を行いました。コカインは強い依存性があるにもかかわらず、94%のラットはサッカリンを選びました。コカインの投与量を増やしても、その選択は変わりませんでした。
「私たちの研究結果は、強い甘さがコカインの報酬を超えることを明確に示しています。これは、薬物に敏感で依存性のある個体でも同様です」と研究者たちは述べています。
2013年のレビューでは、コカインのような依存性薬物と、ショ糖などの添加糖を多く含む食品を比較し、この理論の妥当性を評価しました。研究者たちは「神経生物学的なレベルでは、砂糖や甘味による報酬の神経基盤は、コカインのそれよりも強力であるようです」と結論付けました。
私たちの脳が砂糖や甘味食品に強く反応することが、多くの人がそれらを食べるのをやめられない理由かもしれません。
【続きはこちら】
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます