中国共産党による統治下の中国に正義はなく、民衆の不満や怨念が渦巻いている。
それでも庶民は失われた「本当の正義」を求めて、千年以上も前の宋代に実在した清廉潔白な名裁判官(本名:包拯・ほうじょう/包公とも呼ばれる)に泣きついている。
今年3月から、包拯を祀った廟である包公祠(ほうこうし)や包拯の墓に跪いて拝み、ひたすら「自身が受けた冤罪や不公正な扱いによる被害」を泣きながら訴えるという「ブーム」が巻き起こり、いまでは一種の「社会現象」として定着している。
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