韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領は戒厳令を発令したことで国会で弾劾され停職となり、さらに違法性が指摘される捜査機関による逮捕を受けた。これにもかかわらず、尹氏の支持率は急上昇している。
1月15日、韓国の高位公職者犯罪捜査処(公捜処)と警察で構成された共同捜査本部が大統領官邸に侵入し、尹大統領を逮捕した。尹氏側は逮捕状状の執行が不当であるとして、ソウル中央地裁に逮捕適否審査を申し立てたが、ソウル中央地裁に棄却された。
これに対し、尹氏側は「このような違法行為を是正する必要がある。徹底的に抗議する」と声明を発表した。また、公捜処の調査を今後も拒否し、逮捕以来黙秘権を行使し続ける姿勢を見せている。同日、尹氏の弁護団は、公捜処長と警察庁国家捜査本部長を内乱罪で告訴した。
【続きはこちら】
メディア報道と違う韓国戒厳令 なぜ弾劾や逮捕されながら尹大統領の支持率が上昇?
韓国大統領尹錫悦は弾劾され逮捕されたが、支持率が上昇。二次取引プラットフォームで尹大統領グッズの価格が急上昇している。
【関連記事】
韓国初 現職大統領が逮捕 尹大統領 「流血事態を防ぐために出頭」
韓国在職中の大統領が公捜処に逮捕される憲政史上初の事態が発生。不当捜査を訴える尹氏の声明や、公捜処の取り調べ体制の課題に注目が集まっている。
韓国 尹錫悦大統領の拘束令状執行 緊迫の6時間攻防の末 中断
韓国当局は弾劾された尹錫悦大統領の逮捕を試みたが、官邸で治安要員に阻まれた。6時間の対立後、拘束令状の執行を中止した。
韓国史上初めて 裁判所が現職大統領・尹錫悦氏への拘束令状を承認
韓国の裁判所は31日、弾劾され職務停止となっている尹錫悦大統領に対する拘束令状を承認した。現職大統領に対して拘束令状が発行されたのは韓国史上初めて。大統領警護部は31日の声明で、拘束令状を法的手続きに基づいて扱うと表明した。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます