トキ色の島 森林の楽校２００８夏

８月２０日～２２日に行われた
「トキ色の島　森林の楽校」（新潟県佐渡市）
の報告です。



キセン城にトキが舞い降りる日を夢見て、伐採

トキ野生復帰についての学習会





９月２５日のトキ放鳥に向け、乾杯！





参加者の声

　キセン城には、セミや鳥の鳴き声、
サワサワと風が木々をゆらす音がよく似合う。
　そこへ、ゴロロンと長ぐつを引きずりながら、
バキッボキッと枝を踏みつけて歩く音。
ザスッとなたで小枝を払う音。
ゴリゴリとのこぎりで低木を切る音。
ギィーンと大木の幹に入るチェーンソーの歯の音。
バキッ！　バリバリバリ！ズシン！　と
３５年生きた木が倒れる音。
　「あー！　これで電波が通る！」
「えさ場が増えるぞ。」
「トキが気に入ってくれるといいなあ…。」と、
人の大きな声が響きわたる。
　ここには、似合わない音だけども、
トキのためにも、今は大事な音。
どうしても必要な音。
　９月２５日からは、ここに、
トキの鳴き声、
羽ばたきの音、
水浴びの音や足音などが聞こえるはず。
それは、一体、どんな音なのだろう。
そして、
「あ、トキだ！」
という人の声。
人は、どんな気持ちで空を見上げるのだろう。
　トキは、どんな気持ちで空を飛ぶのだろう。
そんな日が、本当に待ち遠しい。