JUON NETWORK イベント報告

各地で行っているイベント・ボランティア活動を
紹介いたします。

トキの島 森林の楽校2024夏

2024-08-19 | トキの島 森林の楽校
8月19日(月)~21日(水)に新潟県佐渡市で行われた「トキの島 森林の楽校」の報告です。
12名(内地元6名)の参加がありました。

参加者の声その1

 私は今回初めてJUON NETWORKさんの活動に参加させていただいた高校生です。
普段は自然に触れる機会も少なく、ましてや農作業用具を扱ったこともありませんでした。

 しかし、以前から自然に関わる活動をしてみたい、ボランティア活動を通して社会に貢献するだけでなく、様々な年齢層の方々と交流を持ちたいと思っていたので、今回思い切って参加することにしました。 

 今回の活動では初日に作業時に使うナタを研いだり、参加者全員で晩御飯の材料調達のためにスーパーへ買い出しに行ったり、炊事をしたりしました。

 二日目には自然の保護についてお話を聞き、ナタやノコギリで雑草やツタを刈るだけでなく、草刈り機やチェンソーを使って弱ってしまった木を伐り倒したりもしました。

 最終日の三日目にはトキ野生復帰ステーションやトキのテラス、トキの森公園に行って朱鷺を観察したり、朱鷺の生態について新潟大学の准教授の方に教えていただきながら朱鷺に関する多くのことを学びました。

 最後には白雲台という山の頂上まで登り佐渡の大自然に全身で触れることができました。
また、三日間中の隙間時間には他の参加者と談笑したり、夜には参加者全員で宴会を行ったりして親睦を深めました。

 私はこの三日間の活動を通して自然と関わることの素晴らしさや、自然や動物達をどのように保護し共存していくかを考える大切さを学んだだけでなく、地域の方々の温かさや初めてのことが多く苦戦する場面も少なからずありましたが、初対面の人と協力して初めてのことでも怖がらずに積極的に挑戦することの楽しさを改めて実感することができました。

 改めてこの三日間は、普段の生活ではあまり体験することができないことばかりで成長を感じることのできたとても貴重な体験でした。
この経験を糧に更に多くのことに挑戦していきたいと思えました。


参加者の声その2

 私は以前から里山・森林保全活動に強い関心を持っていたため、今回のイベントに参加することを決意しました。
しかし、実際に参加してみると、その大変さを身をもって実感しました。

 初日の鉈を研ぐ作業は私にとって初めての経験であり、非常に苦労しました。
辺りが暗くなり、夕食の準備が進む中で最後まで懸命に作業を続けていたことは、今でも深く心に残っています。
また、自分が研いだ鉈で翌日の活動に支障が出ないかという不安な気持ちを抱えていたことも、今なお鮮明に覚えています。

 翌日の里山保全活動では、実際に鉈や刈払機を使って雑草を刈り取る作業を行いました。
どちらの道具も使い慣れるのに時間がかかり、初めはなかなかうまく刈り取ることができませんでした。
しかし、講師の方からアドバイスをいただきながら作業を続けていくうちに、次第にコツを掴むことができ、安全に留意しながら楽しく活動することができました。
自分で研いだ鉈も問題なく使うことができ、ほっとしました(笑)。

 その他にも、鋸を使った木の間伐作業やチェーンソーを使った玉切り作業に挑戦しました。
間伐作業では、周囲の状況を見ながら木を倒す方向を定める必要があり、木を伐り倒すまで緊張感が続きました。
玉切り作業では、チェーンソーの使い方から教わり、歯の回転をうまく利用しながら丸太をきれいに切ることが非常に難しかったです。

 今回の活動を通じて、私は生物多様性の観点からみた里山・森林環境の在り方を考える際に、人々が継続的に里山・森林の手入れを行っていくことが非常に重要であると感じました。
しかし、近年は高齢化に伴い林業従事者数が減少傾向となっており、継続的な里山・森林管理が大きな課題となっています。
少しでもこうした課題の解決に貢献できるよう、今後も継続的に里山・森林保全活動に参加していきたいと思っています。


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