兵庫県神戸市で行われた「第16期里山・森林ボランティア入門講座in関西」の最終報告をします。
受講生は9名です。
事務局より
2/5(日)に「里山・森林ボランティア 入門講座」の第5回を、神戸で開催しました。
去年と一昨年は、完全オンラインで実施ましたが、久々のリアル開催。
但し受講生は全員リアル、スタッフの希望者はオンラインも併用という形式で行ないました。
内容としては、実習の振り返りの座学の後、今後の取り組みについての話し合いにもオンラインのスタッフも入ってもらいました。
また終了後の交流会にも、関西に広く散らばっているヤングジュオン(=修了生)がオンラインで駆け付けてくれて、画面越しに歓談しました。
各自のこれからしたい事の発表では、コメントやそれを受けてのやり取りも活発で、実りある時間となりました。
今年度の修了生は、9人となりました。
ところで、今期生は、講座期間中から、お互いの事を「個性が強い」とか「軸を持っている」とリスペクトし合うような関係でした。
そんな彼らに、最後に提出して貰うレポートには、森林ボランティア歴の長いスタッフが初めて耳にするような、あるいは忘れ去ってしまっていたような、視点やコメントが綴られていました。
以下に抜粋を載せます。
木を切ることは木を理解する方法のひとつであることの気づきに心が躍った。
この木はどんな場所で、どんな風に育っていたのかを解いていく。
ベテランの方々が、伐倒する木の観察から得る情報の多さには驚いた。
手のこで生木を切ると、五感がフル回転し、想像力が働く。
倒れる瞬間は、どんなに細い木であっても何とも言えない静けさがあることも知った。
(社会人・女性)
「この世界は自分が中心である」という概念と「自分はこの世界の一部である」という矛盾する概念を同時に持つことが、人々の精神的な健康を保つためには必要だと、精神科医は説きます。
森林ボランティアは、この二つの概念について感じられるとても貴重な体験だと思います。
本当にこの体験が必要なのは、興味のある人ではなく、興味がなく森林とのつながりを感じられない、そのつながりを感じることに意味や必要性を感じていない人ではないでしょうか。
(社会人・女性)
間伐作業は、ただ歩くだけでも注意しなければいけないことがたくさんあり、斜面に立っているだけでもやっとの私は頭がはじけてしまいそうでした。
それに引き換えスタッフの方々は、颯爽と斜面を登ってゆき私たち受講生の安全にも気を配り作業スピードもものすごく速い……
あんな風になりたいと思いどおしでした。
(学生・女性)
仕事柄、作業現場では小さな不注意が大きな事故につながるということは身についていたが、実際に自分が作業をするとなると、ぼーっとしていて退避を忘れたりしてしまうことがあった。
個人的に普段PCやスマホばかり見てマルチタスクに慣れた(と思い込んでいる)生活を送っていることで、自然の中で集中力を研ぎ澄ますということが子供のころより難しくなっているように感じた。
(社会人・女性)
学生時代から、人と山林の関係性に興味があったことから、森林にかんする本を読んだり、林業家の講演会やイベントに参加したり、林業ジャーナリストの人に直接お話を聞きに行ったりと興味の赴くままに行動していた。
本講座では、これまで得た知識の上に自身の経験を重ねていくことに面白さを感じた。
(社会人・女性)
講座に参加する以前は、あまり意識することのなかった森林とボランティアの繋がりや重要性を、活動を通じて理解することができた。
現在の日本では、里山の荒廃が深刻化しているが、都会に住む若い自分たちのような人間が、ボランティアとして里山の森林に係ることは、今後の里山にとって非常に意味のあることだと今では感じている。
(学生・男性)
里山・森林への強い想い、意気込みがあった訳では全くありません。
ただ申込した時にワクワクしました。
どんな方々が関わって、活動され、どんな世界なのか、そこに興味がありました。
森林ボランティアは、正直、男性社会だろうと思ってましたので、女性の参加率の高さにびっくりしました。
そんなにお金を掛けないでも、自然の中で体を使える遊びを手に入れられて良かったと思います。
(社会人・男性)
森の持つポテンシャルの高さと、それ自体を遊びや楽しみに変える余地は十分にあるなと改めて思いました。
それを一つ一つ形にして伝えていければ、森や里山に興味を持つ仲間を増やしていくことはできると思います。
(社会人・男性)
Facebookでの写真入り速報は、コチラ↓
第5回
https://www.facebook.com/juonnetwork/posts/pfbid02kPr4dUfRJzm8u2iCVTSz6rP4vGL1UNs5CBwH6azm7ZnwRJ8CemQxBM3zr1Yg3z7Fl
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受講生は9名です。
事務局より
2/5(日)に「里山・森林ボランティア 入門講座」の第5回を、神戸で開催しました。
去年と一昨年は、完全オンラインで実施ましたが、久々のリアル開催。
但し受講生は全員リアル、スタッフの希望者はオンラインも併用という形式で行ないました。
内容としては、実習の振り返りの座学の後、今後の取り組みについての話し合いにもオンラインのスタッフも入ってもらいました。
また終了後の交流会にも、関西に広く散らばっているヤングジュオン(=修了生)がオンラインで駆け付けてくれて、画面越しに歓談しました。
各自のこれからしたい事の発表では、コメントやそれを受けてのやり取りも活発で、実りある時間となりました。
今年度の修了生は、9人となりました。
ところで、今期生は、講座期間中から、お互いの事を「個性が強い」とか「軸を持っている」とリスペクトし合うような関係でした。
そんな彼らに、最後に提出して貰うレポートには、森林ボランティア歴の長いスタッフが初めて耳にするような、あるいは忘れ去ってしまっていたような、視点やコメントが綴られていました。
以下に抜粋を載せます。
木を切ることは木を理解する方法のひとつであることの気づきに心が躍った。
この木はどんな場所で、どんな風に育っていたのかを解いていく。
ベテランの方々が、伐倒する木の観察から得る情報の多さには驚いた。
手のこで生木を切ると、五感がフル回転し、想像力が働く。
倒れる瞬間は、どんなに細い木であっても何とも言えない静けさがあることも知った。
(社会人・女性)
「この世界は自分が中心である」という概念と「自分はこの世界の一部である」という矛盾する概念を同時に持つことが、人々の精神的な健康を保つためには必要だと、精神科医は説きます。
森林ボランティアは、この二つの概念について感じられるとても貴重な体験だと思います。
本当にこの体験が必要なのは、興味のある人ではなく、興味がなく森林とのつながりを感じられない、そのつながりを感じることに意味や必要性を感じていない人ではないでしょうか。
(社会人・女性)
間伐作業は、ただ歩くだけでも注意しなければいけないことがたくさんあり、斜面に立っているだけでもやっとの私は頭がはじけてしまいそうでした。
それに引き換えスタッフの方々は、颯爽と斜面を登ってゆき私たち受講生の安全にも気を配り作業スピードもものすごく速い……
あんな風になりたいと思いどおしでした。
(学生・女性)
仕事柄、作業現場では小さな不注意が大きな事故につながるということは身についていたが、実際に自分が作業をするとなると、ぼーっとしていて退避を忘れたりしてしまうことがあった。
個人的に普段PCやスマホばかり見てマルチタスクに慣れた(と思い込んでいる)生活を送っていることで、自然の中で集中力を研ぎ澄ますということが子供のころより難しくなっているように感じた。
(社会人・女性)
学生時代から、人と山林の関係性に興味があったことから、森林にかんする本を読んだり、林業家の講演会やイベントに参加したり、林業ジャーナリストの人に直接お話を聞きに行ったりと興味の赴くままに行動していた。
本講座では、これまで得た知識の上に自身の経験を重ねていくことに面白さを感じた。
(社会人・女性)
講座に参加する以前は、あまり意識することのなかった森林とボランティアの繋がりや重要性を、活動を通じて理解することができた。
現在の日本では、里山の荒廃が深刻化しているが、都会に住む若い自分たちのような人間が、ボランティアとして里山の森林に係ることは、今後の里山にとって非常に意味のあることだと今では感じている。
(学生・男性)
里山・森林への強い想い、意気込みがあった訳では全くありません。
ただ申込した時にワクワクしました。
どんな方々が関わって、活動され、どんな世界なのか、そこに興味がありました。
森林ボランティアは、正直、男性社会だろうと思ってましたので、女性の参加率の高さにびっくりしました。
そんなにお金を掛けないでも、自然の中で体を使える遊びを手に入れられて良かったと思います。
(社会人・男性)
森の持つポテンシャルの高さと、それ自体を遊びや楽しみに変える余地は十分にあるなと改めて思いました。
それを一つ一つ形にして伝えていければ、森や里山に興味を持つ仲間を増やしていくことはできると思います。
(社会人・男性)
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第5回
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