JUON NETWORK イベント報告

各地で行っているイベント・ボランティア活動を
紹介いたします。

熊野の棚田 田畑の楽校2012C

2012-09-15 | 熊野の棚田 田畑の楽校
「熊野の棚田 田畑の楽校2012C」(和歌山県那智勝浦町)の
9月15日(土)~17日(祝・月)の報告です。
9名の参加で行われました。


各回の様子は、
『田畑の楽校(はたけのがっこう)日記』活動ブログ
で報告しています。ご覧ください。


参加者の声


色川の棚田で、稲刈り作業をさせて頂きました。
都会にはない体験を味わい、見聞きし、
すべてが興味深く面白かったです。

刈った両手で握れる稲束が、だいたい二合で一日分。
84枚の棚田、これをだいたいひと家族で育てていたこと。

そういう基本的なことから、
猪の被害で稲穂が泥に埋まり、駄目になってしまうこと。
それらの獣を狩る銃声が(空砲もあわせて)ずっと響き渡っていたり、
という現状を目の当たりにしました。

増えすぎている猪を、
まさに狩ってさばいたところを見せてもらえ美味しく頂いたり、
その肉は仕留めてから一週間寝かせた方がおいしいことも知らなかったことです。

米、肉だけでなく、野菜やお茶、塩まで、
色川での料理は村の産物を使っていて
まさに周囲の自然に生かされていると実感しました。
正直、棚田の一枚、一枚があんなに小さいとは思ってなかったです。
一枚ずつ、手で積み上げたみごとな石垣は、
集落ができたという1000年も前のものなもしれない。
そう考えると村の人が守ろうとする気持ちも分かる気がします。

特に、土地に対する考え方はここまで違うのかと思いました。
土地は資産というよりは守るべきもの。
外資などから山を売ってほしいという話は最近増えているけれど、
自然や水資源のことも考えて守ってくれている。頭が下がる思いがします。
たった三日でしたが、非日常にどっぷり浸かりました。

そうなると都会生活のほうが実は特殊なんだとも感じました。
過疎化が進んでいるけれど、移住者が多く、
村の人ともいい関係を作られているようで、
産業は厳しいけれど、温かく、とてもいい地域だと感じました。

農業系の大学生のインターンシップも受け入れられ、
先進的な活動をされています。出会えてよかったです。
ありがとうございました!







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