JUON NETWORK イベント報告

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熊野の棚田 田畑の楽校2024A・B

2024-05-18 | 熊野の棚田 田畑の楽校
和歌山県那智勝浦町で行われた「熊野の棚田 田畑の楽校」の報告です。
のべ6名の参加がありました。

参加者の声1

 私は今回、初めて「熊野の棚田 田畑の学校」に参加しました。
色川地区に着くと、見渡す限り棚田が広がっていました。
そして棚田を優しく包むような山の数々。
そこに立ち込める霧。
とても壮大で美しい自然がそこにはありました。

 農作業は2日間にわたって行われ、初日は苗とり、2日目は田植えを行いました。
親戚が農家なので田植えは何度も行ったことがありましたが、苗とりは一般的な農家では行わない工程なので初めてでした。
分からない作業も、おじちゃん達に丁寧に教えていただきながら楽しく作業ができました。

 田植えには、雨にも関わらず地域の方々がたくさん参加して、楽しく会話しながら、時には一人静かにただ苗と泥と自分と向かい合い、黙々と作業を行いました。
自分がずっと見てみたかった棚田に立ち、地域の方と会話しながら行う農作業はとても有意義な時間でした。

 初日の夜には地域の方や、地域に関わる活動をしている方との交流会がありました。
普段あまり関わらないような方達と、都会で生きる人に話せば“変”だと思われる考え方、生き方を深く話し合うことができました。
人それぞれが違う背景を持ち、素敵な考えがあり、とても勉強になる楽しい交流会でした。

 2日目のお昼は地域の方がご飯を作ってくださりました。
初めて鹿肉を食べましたが、余計な脂身がなく、臭みもゼロでとても美味しかったです。
全ての食べ物に生産者の顔が見える、生産過程が見える食事に憧れているので、それに近いことができているのがとても素敵だと思いました。

 たった2日のボランティアでしたが、素敵な景色、美味しい食べ物、そして何より出会った方々の温かさと、本気で地域のことを考え想う心、それに負けないくらいの遊び心を感じることができ、2日にしては濃すぎるくらいに多くの刺激を得ることができたと思います。

 色川はアクセスが良いわけでもなく、駅周辺ですらあまり栄えているとは言えません。
にも関わらず色川に住む約半数の人が移住者で、ある程度若者もいることに何故なのか疑問を持っていましたが、この2日間で色川に惹き込まれる理由が少しは分かった気がしました。
関係者の皆様、貴重な体験をありがとうございました。


参加者の声2

 家族で参加させていただきました。
到着してからまず現地の方から『草取り』のアドバイスを受けて、初めての草取りをしました。
わかりやすく教えていただいたので上手く取れましたが、慣れない田んぼでの移動はかなり大変でした。
その後は色川地区の見学をして、宿泊先に到着しました。

 入浴を済ませた後は夕食。
この日の夕食はカレーと刺身で、子どもも喜んで食べていました。
夜はスタッフの方や現地の方との交流会があり、つい時間を忘れて気がつけばもうこんな時間って感じでした。
翌日は朝食を済ませてから、作業場所に向かいました。
雨の中での作業で、体力のない自分はフラフラになりながら作業をしました。

 ふと気がつくと、妻と子どもは早い段階で昼食の流しそうめんの場所へ…。
自分も作業を終えて、流しそうめんを食べにいくと子どもは「もうお腹いっぱい」との事。
妻によると「普段は少食なのに今日は食べすぎるくらい食べていた」との事。
自分もついつい食べ過ぎてしまいました。

 子どもは流しそうめんを流す役までさせてもらいました。
食べ終わると解散です。
一泊二日でしたが帰りの車内で「体力的には疲れたけど楽しかったよなぁ。また、草取りイベント行きたいなぁ」と家族で話をしました。
元々妻も自分も参加前は「ホントは田植えをやりたかったんだけどなぁ」って言うのが本音でしたが、個人的には今は「草取り」希望です。

 二日間、全く戦力にならない家族でしたが温かく迎えていただきありがとうございました。


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