JUON NETWORK イベント報告

各地で行っているイベント・ボランティア活動を
紹介いたします。

熊野の棚田 田畑の楽校2014C

2014-09-13 | 熊野の棚田 田畑の楽校
9月13日(土)~15(月・祝)に
和歌山県那智勝浦町で行われた
「熊野の棚田 田畑の楽校」の報告です。

11名の参加がありました。


参加者の声


今回初めてJUONのイベントに参加しました。
農作業について行けるか体力がもつか出発前は不安もありましたが、
充実したあっという間の二泊三日でした。

一日目、早朝に家を出てから集合場所の小阪まで、約7時間。
町営バスを降りたその場所がすでに絶景で、遠くに連なる山々と茶畑(?)の濃い緑、
黄金色の棚田がとてもきれいでした。車での移動時の急なカーブの多さに
ここが斜面を切り拓いてつくられた土地だということを感じました。

イベントのメインである棚田作業は、稲を刈る→束ねる→ナルに干す、
という流れで、刈った稲の束ね方を教わって作業開始。
わらわら出てくるイナゴやバッタに構わずどんどん刈ります。
刈った稲は後で干しやすいように二束を少し交差させて置いていき、昨年の藁で束ねます。
大事なのはナルに干して乾燥させたときに束が緩んでバラバラにならないように縛る事。
単純な作業ですが、教えてもらったとおりにやることが大切です。

夢中になって稲を刈って、束ねて…、ふと目を上げれば
いつの間にか木のナルが組み立てられ、束ねた稲がどんどん掛けられていきました。
この日はJUONメンバーの他にもたくさんの方々が稲刈りに参加されていたので、
大人数の勢いとパワーで稲刈り前の風景が一気に変わっていきました。

強い日差しのもと、作業前半ですでに汗だくになり、少し疲れてきたころに休憩でいただいた
ゆずジュース、梅ジュースや色川のお茶、たっぷりの手作りの昼食…ぜんぶおいしくて、
生きかえる心地がしました。収穫までの土台作りや田植えの過程や苦労を考えると、
初めてこの土地にやってきて収穫に参加させていただいた事、普段あたりまえのように
お米を食べている事、本当に感謝です。

晴天に恵まれた三日間で、棚田での作業の他にも、鶏をさばいたり、
「獣害」を目で見て知ったナイトツアー、色川地区の方たちとの交流会、
円満地公園の水源めぐりなど、たくさんの体験がありました。今回のイベントを通して、
色川地区の方たちがこの地の山村文化、色川の暮らしと伝統を守りたいという思いで
さまざまな取り組みをされていることを知り、地域振興の考え方についても学びました。

東京から色川へ…遠かったけれど、行くことができて良かったです。
初日からずっとお世話になった原さんをはじめ色川地区の方々、
JUON参加者の皆さん、JUON事務局の徳田さん、
大変お世話になり、ありがとうございました。ええわだ、色川!




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