JUON NETWORK イベント報告

各地で行っているイベント・ボランティア活動を
紹介いたします。

鳩ノ巣 森林の楽校2010夏

2010-10-20 | 多摩の奥 森林の楽校
8月7日(土)に行われた
「鳩ノ巣 森林の楽校」(東京都西多摩郡奥多摩町)の報告です。
参加者は、30名(内地元1名)でした。
今年は、日帰りでの実施となりました。



鳩ノ巣は、新宿から電車で1時間半ちょっと。
そんな身近な東京の大自然の中で、
気持ちよく森林ボランティア作業をしました。



作業に入る前に、まずはカマの使い方を教えていただきます。



当日は、かなりの猛暑となりましたが、
みなさん、暑さに負けないで作業をしました。



作業の後は、ビールを飲みながら、
地元で長年山と暮らしてきた方との交流もできました。




参加者の声

余談ですが、
この秋訪れた富山で地元のおばちゃんにこんな話を聞きました。

「最近はあまり雪が降らなくなったけれど、
今年はけっこう積もるかもしれないね。森にいる虫たちが、
いつもより木の高い位置に卵を産みつけているから」。

こうした虫は樹木にとっては害虫なのかもしれないけれど、
彼らの越冬に向けた予知能力と知恵には驚かされます。

でも、なにより目からウロコが落ちたのは、
森の様子を注意深く観察し、冬仕度をする人たちが実際にいること。

「森が好き」と言いながら、まだまだ森のことを分かっていない自分が、
少し恥ずかしくなる一瞬でした。

鳩ノ巣で森林ボランティアに参加したのも、
森への理解を深めるための第一歩でした。

猛暑の最中、植林した土地の下草を刈る作業を初体験してから3か月。
あのとき、健康な森づくりのためには、
ただ植林すればいいというものではない、
ということを体で学べたことは実によかったと思います。

植えた苗木が雑草に埋もれないように下草を刈り、
木々の成長とともに枝打ちや間伐、さらに主伐をする。
この一連の作業が繰り返されて初めて、
CO2を効率よく吸収してくれる森ができる。

その一環として、JUON NETWORKでは
間伐材を上手く利用した割り箸の普及を試みていることも知りました。

こうした取り組みを知ることができただけでも、
私にとっては大きな収穫です。
個人的な課題としては、
慣れない山登りや大鎌を使った草刈り作業に
悲鳴をあげた体を鍛えて、もっと森林に近づくこと。

森を手入れすることの大切さと面白みを体感できた経験を、
森を息づかせる次なる一歩につなげていこうと思います。




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